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シックハウス・化学物質過敏症の相談者への素材決定はサンプル確認が最も重要

RELEASE:2015.12.17     UPDATE:2016/12/07
CATEGORY:ブログ, 社長ブログ, 自然素材
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シックハウス・化学物質過敏症の相談者様への

素材決定はサンプルでの確認が最も重要です。

 

なぜなら、木材にも天然の化学物質が

含まれているように

すべて自然のもので住まいを作れば

シックハウス、化学物質過敏症の方も

問題ないということではないからです。

 

IMG_6685

 

化学物質過敏症やシックハウスの方の

住宅に携わらせて頂く場合には

その「素材」の確認をする作業、やりとりを

非常に詳細に、丁寧に行う必要があります。

 

素材の善し悪しは個人差

素材の善し悪しは個人差

 

自然界にあるもので住環境をつくれば

すべて問題ないというわけではありません。

 

木材にも天然の化学物質を

揮発させるものもありますので

そうした一部の自然素材、

天然素材に反応してしまう場合には

他の素材を探さなければなりません。

 

自然素材、天然素材に反応する場合

自然素材、天然素材に反応する場合

 

自然素材、天然素材、たとえば

木材に反応してしまう場合には

個人差にもよりますが

素材の選定をさらに厳密に行う必要があります。

 

木材でも素材がまだ新しい時期

新築してまもない時期には

揮発することが懸念されるからです。

 

なので築年数のあるていど経過した

物件を購入することも1つの手段です。

 

また、塗料なども天然素材100%であっても

反応してしまう場合もありますし

自然界のもの100%で出来ているから

安心であるということはありません。

 

症状がある場合には

必ずサンプルで確認をしなければなりません。

 

そうした詳細な確認作業を行い

身体が反応しない事がわかった素材を用いて

新築やリノベーション(フルリフォーム)することが重要です。

 

木材以外の素材

木材以外の素材

 

木材全般が身体に合わないという

相談者様も希にいらっしゃいます。

その場合には非常に難しいですが

方法はあります。

 

具体的には

 

布クロス

ウール

石やタイル

珪藻土

漆喰

土壁

 

などの仕上げを提案しますが

それに伴う接着剤やボンド

下地処理のシーラーなども身体が反応しないか

必ず確認しなければなりません。

 

サンプルで確認する

サンプルで確認する

 

確認作業が一番重要ですし

時間もしっかりかけて行って下さい。

 

強めのにおいの物を先に嗅いでしまうと

あとがわからなくなってしまったり

 

一度に沢山のにおいを嗅いでしまうと

あとで症状が出たときに

何がよくな何がダメだったのか

わからなくなってしまいます。

 

時間はかかりますが

弱いものから順に

 

強い物は日数をあけて

確認をすることが重要です。

 

硬化するものは硬化してから

硬化するものは硬化してから

 

糊やボンドや接着剤、シーラー等も含め

容器から直に嗅いでしまっては

においが強いものがほとんどです。

 

天然由来のものでも

香りが強いものが沢山あります。

 

仕上がった状態を想定するのですから

硬化するものは完全に硬化してから

乾燥するものは完全に乾燥してから

サンプルの確認をすることが大事です。

 

下地に使う物は下地として確認

下地に使うものは下地として確認

 

下地に使うパテやシーラーは

実際にプラスターボードに塗り

パテ処理とシーラー処理をして

想定する仕上げ材を塗った状態で

サンプル確認をしてもらうことが重要です。

 

シーラーやパネを直に嗅ぐことは

住環境ではあり得ないことですので

なるべく住環境に即したかたちで

相談者の方に確認をしてもらいます。

 

プラスターボードにも反応を示す方もいらっしゃいますので

プラスターボード単体での確認も事前に行うことが必要です。

 

他のにおいが移らないように配慮

他のにおいが移らないように配慮

 

サンプル作成の台紙は

ボール紙などがベストです。

 

よくあるサンプルのように合板を使ったら

本末転倒なのはご想像の通りです。

 

またニオイ移りもしますので

ジップロック等のビニル袋に入れて

個別に梱包しなければなりません。

 

当然ながら相談者様がビニルの匂いに

反応しないことが前提です。

ビニル自体も新品ではなく

開封させながらしばらく天日干しする等

工夫が必要です。

 

素材の確認作業のコツ

素材の確認作業コツ

 

素材の確認作業を丁寧にと言いましたが

コツがあります。

 

・匂いの弱いものから順に確認する

・匂いのキツイものは自然素材でも駄目な事が多い

・匂いが比較的キツイものは、数日あけて確認する

・サンプルを入れるビニール袋の匂いの可否を先に確認する

・サンプルは必ず個別梱包する

・匂い移りに十分気をつける

(素材本来の香りを妨げない)

・下地は仕上げた状態で確認する

(下地処理材が仕上げ材になることはない)

・接着剤、糊、塗料などは硬化、乾燥させる

・確認作業を焦らない

(一度にいくつも確認しない。影響が出たときに判断できない)

 

上記の状況を必ず守りながら

確認作業をすることがコツです。

 

今日の「わかった!」

今日の「わかった!」

 

シックハウス、化学物質過敏症の方の

住まい作りをお手伝いさせて頂く際には

すべて天然由来のものであれば

全く問題ないというわけではありません。

 

木材にも当然ながら自然界の

化学物質が含まれています。

 

なので、相談者さん個人個人

それぞれによって反応が違いますので

1つずつの確認作業を丁寧に行う必要があります。

 

特に焦って一度にいくつもサンプル確認すると

影響、反応が出たときに

どれが問題だったのかわからなくなることもあります。

 

時間をかけてじっくり取り組むことが重要です。

 

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<編集後記>

海苔屋さんの娘さんである友人から

お礼の品として海苔を頂きました!

 

海苔は僕の大好物です。

缶詰になったワサビ風味の海苔など

うーん お酒のつまみになっちゃいそうです・・・。

 

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