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ドイツのエコ建築に見る、日本の住宅の行方

RELEASE:2015.11.07     UPDATE:2016/12/07
CATEGORY:ブログ, 健康, 戸建住宅について, 自然素材
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エコ先進国であるドイツの住宅には

「エコ建築」というものがあります。

この「エコ建築」は日本の住宅と

どう違うのでしょうか。

 

ドイツの気候

ドイツの気候

 

ドイツの住宅の話しをする前に

気候はどうなのか気になるところですが

ドイツは緯度で見ると北海道と同じか

やや北にあたるため、

温度は北海道に似ています。

 

四季の区別が明確なのも

日本と似ている点の一つです。

 

断熱材40㎝以上

断熱材40㎝以上

 

ドイツのエコ建築で驚くのは

断熱材の厚さが40センチ以上だということ

 

まるで普通の家をもう一度

新しい家でくるんだようだと言います。

 

断熱材が厚いということは

やはり熱に対する意識が高い象徴です。

 

窓は3層が当たり前であり

ソーラーパネルは太陽光発電だけでなく

太陽熱の集熱を行う機能と

ハイブリッドです。

 

外には外付けブラインドが設置され

これらはコンピューター制御され

遮熱とともに太陽熱を効率よく

取り込む仕組みが出来ています。

 

ドイツの省エネとは

ドイツの省エネとは

 

日本で省エネといったら

いかにエネルギー(電気)を使わないか

ということになりますが

ドイツでは、いかに断熱をして

エネルギーロスを防ぐか

ということが重要なようです。

 

断熱=省エネ

断熱=省エネ

 

北海道と同じような寒さのドイツの家は

ヒートポンプなどを使った全館暖房が基本で

家全体を暖めるしくみになっています。

 

家全体を暖めるので

エネルギー消費の約75%を

暖房が占めていますが

断熱をすることで、このエネルギー消費量が

圧倒的に下がる為に

大きな省エネに繋がるのです。

 

日本の局所暖房の問題

日本の局所暖房の問題

 

ドイツの「全館暖房」と違い

日本の暖房は「局所暖房」です。

 

つまり、家全体を暖めるのではなく

人がいる部屋だけ暖めるというもの。

 

日本の一般家庭のエネルギー消費は

下記のグラフの通り

暖房の割合は圧倒的に少なくなっています。

 

WS000003

経済産業省より抜粋

 

局所暖房の問題点は

温かい部屋と寒い部屋が出来ることですが

この温度差などにより

心臓疾患、血管障害などが誘発され

自宅で死亡する数は

交通事故の2.6倍にまでなっています。

 

局所暖房の日本

局所暖房の日本

 

ドイツと違って局所暖房の日本は

家全体を断熱したところで

暖房費が大きく浮くことはありません。

 

もともと暖房費をかけていないのだから

あたりまえですよね。

 

しかし局所暖房の問題は

先ほど述べましたが

住まいの中で温度差を少なくすることが

健康に暮らす秘訣なのです。

 

家全体を断熱しながら

家全体を暖める仕組みが必要なんですね。

 

健康に暮らせる住まいとは

健康に暮らせる住まいとは

 

省エネやエコロジーを考えた場合

機器で電力消費を抑えるという考え方も

間違ってはいないのですが、

 

それよりも

家全体を断熱して、

最小限の暖房費、冷房費で

生活をするほうが、圧倒的に省エネになります。

 

また、

局所暖房などで

家の中の温度差が大きく生じると

特に高齢者は身体に大きな負担が生じます。

 

ですので、

これからの住まいは

断熱をしっかりと行い

最小限の熱源機で家全体をムラ無く暖める仕組みが

健康に暮らせる住まいだということになります。

 

断熱性能を上げるなら居室の素材にも注意

断熱性能を上げるなら居室の素材にも注意

 

しかし、エネルギーロスを少なくする為に

断熱をするということは

同時に気密性も上げていくことにも通じます。

 

そうなると、住宅内部の建材や

家具などのVOC(揮発性有機化合物)が

室内に多く残留することにもなりますので

住宅内部に使用する建材や家具は

なるべくナチュラルなものにしながら

 

生活用品なども

ケミカルなものは極力少なくする

配慮がとても大切になってきます。

 

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<編集後記>

 

 

 

 

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