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中古物件購入の秘訣は時代と家族の変化も考えて対応出来る構造を選ぶ

RELEASE:2015.11.14     UPDATE:2016/12/07
CATEGORY:ブログ, マンションについて, 不動産売買, 戸建住宅について, 社長ブログ
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中古住宅の購入を検討している皆さん。

皆さんは何を基準にして物件を選んでいるでしょうか。

 

価格?間取り?立地?

その理由は様々だと思いますが

間取りで選ぶというのは

少々間違いかもしれません。

 

実は中古物件購入の秘訣は

時代と家族の変化も考えて

対応出来る構造を選ぶことが大切です。

 

今日はそんな話しをします。

 

間取り変更した物件、していない物件

間取り変更した物件、していない物件

 

日本の中古住宅が売れないのは

メンテナンスや古さだけではありません。

 

中古住宅のチラシを見て見ると

古い間取りの物件があります。

 

マンションはリノベーション(フルリフォーム)で間取りを

変えているものもあります。

 

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それは、

マンションの間取りは

基本的に構造強度に関係ないからです。

 

しかし

中古の木造住宅はどうでしょうか。

少し古い間取りが目立ちませんか。

 

それは、

構造計算まで行い

間取りを現代風にアレンジする

販売会社が少ないからです。

 

ミラノの最先端はリビングとキッチンは別

ミラノの最先端はリビングとキッチンは別

 

イタリアで毎年「ミラノサローネ」という

国際家具見本市が行われていますが

ここは、世界のトップデザインナーが

最新のインテリアを発表しています。

 

たとえば日本の建材メーカーの

木目シートの柄は、このミラノサローネの

最新のデザインが1年から2年遅れくらいで

日本のメーカーが商品化していると言われています。

 

そこでの間取りの最新のトレンドは

「独立したリビングと大型キッチン」です。

 

ダイニングキッチンというより

広いキッチンで食事をするというもの。

 

日本のLDKにはソファを置くのが一般的ですが、

このソファを個室へ入れてしまった間取りだそうです。

 

こうした間取りが現代の日本に馴染むのかは

わかりませんが、

世界の流れが数年後に日本に来るということは

歴史的にも繰り返されています。

 

今の人気の間取り、あと何年使えるの

今の人気の間取り、あと何年使えるの

 

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今の人気の間取りとは

キッチンと一体型の広いLDKと

書斎スペースがある間取り

 

子供部屋の数も

大切な選択基準かもしれません。

 

でも、現在求めている間取りは

あと何年使えるのでしょうか。

 

子供はいずれ巣立っていくし

高齢の両親との同居へ変化するかもしれません。

 

リビングのありかたも、ミラノの例のように

時代の流れによって変化するかもしれません。

 

昔から間取りは変化しつづけた

昔から間取りは変化しつづけた

 

遠い昔、1950年代から10年ほど

「文化住宅」という集合住宅が

時代の最先端でした。

 

トイレと風呂が家の中になったことが

一番の変化でしたが

部屋は1部屋か2部屋です。

 

昔はトイレは外

風呂も外か銭湯

というのが一般的でしたので

かなり近代的だったのでしょう。

 

しかし時代とともに

このような住宅は無くなりました。

 

マンションが増えた1980年代の

主流の間取りは2DKや3DKでした。

 

今までキッチンは別でしたが

DKとしてダイニングとキッチンがくっつきました。

個室も2部屋か3部屋。

 

しかし、

現代ではDKでは狭すぎて
1部屋無くしてLDKとして販売するのが

主流となっているのはご存じの通りです。

 

間取りは時代のニーズによって変化する

間取りは時代のニーズによって変化する

 

このように、間取りは時代の流れで変化しますし

家族構成の変化でも

適切な間取りが変化してきます。

 

なので、住まいに求められる間取りとは

「自由に間取りを変化できる住まい」

だということ。

 

つまり、

「間取りは家を選ぶ基準にはならない」

ということです。

 

今の家族構成にあった間取りを選ぶのは

良いのですが、さらに一歩進んで

将来の家族構成を考えた時に

柔軟に対応出来る、変化出来る構造を

選ぶということが大切です。

 

その為に選ぶべきは

 

間取りを変えても構造強度に

影響を及ぼさない

「マンション」

 

そして

比較的構造計算をして

間取りの変更をしやすい

「木造軸組工法」です。

 

壁で強度を確保している

ツーバイフォー構造や

鉄筋コンクリート造の「壁工法」も

間取りの変更が難しい(出来ない)工法です。

 

また、

ハウスメーカーなどの特殊工法も

間取り変更がかなり制約されます。

 

たとえ出来たとしても

間取り変更が出来るのは

特殊な構造の為に

新築時のハウスメーカーしか

出来ないようになっているのです。

 

まとめ

まとめ

 

一つ目

中古住宅を購入する場合には

現代の間取りに合わない物件も

沢山あるということ。

 

それは、構造計算までして間取り変更を

現代風にアレンジして販売する会社が

少ないことが原因です。

 

しかし、

しっかりと構造計算をして間取り変更が出来れば

現代の住まいに適合した間取りにすることは

十分に可能です。

 

二つ目

間取りは家族のライフステージによって

変化させなければなりません。

 

なので、変化に対応出来る構造の

建物を手に入れることが重要です。

 

住まいを手放す、

もしくは解体することになる一番の原因は

今のライフスタイルに合わなくなってきたから

という理由が一番です。

 

なので

せっかくの住まいを長く住まいたいのであれば

時代の変化、家族の変化に

柔軟に対応出来る物件を選ぶ、

もしくは新築することが大切です。

 

たとえば

子供の手が離れたら

二人でカフェを開業したいと

なんていう素敵な夢があるとしたら

そうした店舗への改装を視野に入れた

構造計算を新築時に行っておく

なんてこともとっても大切なことなんですよ。

 

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<編集後記>

 すっかり秋ですが、山のてっぺんはもはや冬です。

先日の丹沢の塔ノ岳ですが、頂上は4℃でした

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 

この山は登りが結構キツいので

汗だくTシャツで登ったのですが気温が4度なので

ザックを下ろしたらすぐにダウンと上着、ウールの帽子

手袋を着込んでラーメンの支度でした。

 

この時期の山は、着たり脱いだりが結構大変で

油断するとすぐに指がかじかんでしまいます。

 

 

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