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二世帯住宅のタイプ別に見るメリットとデメリット(今三世代同居を政府が推進)

RELEASE:2015.10.16     UPDATE:2016/12/07
CATEGORY:ブログ, 二世帯住宅, 戸建住宅について, 社長ブログ
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皆さんは「二世帯住宅」について

どのような印象をうけますか?

 

男性の僕が一番気になるのは

「嫁VS姑」問題!?いやいやそれはアリマセン。

ちなみに我が家は通りを挟んで真正面に

両親が住んでいます。

 

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何年か前の家族写真

 

これは「近居」と言いますが

完全分離の二世帯住宅といってもいいかもしれません。

 

そんな僕への相談で

最近、二世帯住宅を検討されている

方からの相談が増えています。

 

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実はこの3月に政府が

「三世代同居や近居の促進」に関する政策を

閣議決定したことが一部で話題になっています。

 ※最後にリンクを貼っておきますので

是非記事を読んでみて下さい。

 

二世帯住宅は大きく分けると

三つのタイプに分けられます。

今日はそのタイプ別に

メリットやデメリットなどを

お話したいと思います。

 

1.大家族タイプ

1.大家族タイプ

 

特徴

二世帯それぞれ、寝室以外は

住まい全体を共有するパターンです。

 

昔からある大家族がこのパターンです。

僕も幼いころは三世代同居で

9人で一つ屋根の下でした。

 

トイレは2カ所

洗面も2カ所

お風呂は1カ所でした。

 

お風呂に入る順番も

ある程度決まっていました。

 

一番家族らしく

わいわいと暮らせる家です。

 

プライバシーは低い

ほとんどのスペースが全員共有なので

プライバシーは低いです。

 

こうしたタイプにしながら個室にカギをつけたり

することはあまり好ましくなく

思う世代も多いかもしれません。

 

大家族主義なので

基本敵に何でもオープンな

一家には向いていると思います。

 

大家族故に些細なトラブルもあると思いますが

家族全体の成長を考えると「理想のかたち」と

言えるかもしれません。

 

経済的

実家を改築して同居するにしても

新築の場合でも

もっとも経済的なタイプです。

 

建築費以外でも高熱費や水道費

電話代などが一括して支払いできるので

基本料金がひとつで済みムダがありません。

 

大家族タイプの一番のメリットかもしれません。

 

注意点

とにかく無駄が少なく

コストを押さえることができるのですが

将来の介護などを考えた場合

再度リノベーション(フルリフォーム)が必要になることがあります。

 

「大家族タイプ」で新築をする場合には

設計段階にて将来の介護の時の

プランなどを想定しながら

水回り、浴室の位置や広さ

間取りなどを想定してプランニングを

することが大切です。

 

2.部分共有タイプ

2.部分共有タイプ

 

玄関のみ共有であとは別々

玄関、リビングは共有であとは別々

キッチンやお風呂やトイレは

2カ所ずつつくる

等々

 

住まいの中の一部分を

親子で共有するのが「部分共有タイプ」です。

 

これは、実際の親子ではない

嫁姑などのナイーブな問題とも

関係してきますので

最も慎重に進めなければなりません。

 

特に打ち合わせ段階で

お互いに言いたいことが言えず

なんとなく決まってしまった共有部分では

意図しない形では、せっかくの新築も

そもそも居心地の悪い住まいになってしまいます。

 

メリット

プライバシーや生活スタイルを

一定の距離を保ちやすいことにあります。

 

親子での食生活が違っていたら

キッチン、冷蔵庫が別れれば

トラブルもないでしょうし

 

トイレやお風呂なども同様に

気兼ねなく使うことができます。

 

暖かい距離を保つ

完全分離では寂しいし

大家族タイプでは密接になりすぎる。

そんな家族に向いている部分共有タイプですが

 

2家族の動線をうまく近づけながら

共有スペースに集いやすくする仕掛けをすることで

二世帯の温かい距離を保つことが大切です。

 

プライバシーは守りつつ

親子双方の交流が自然にできる仕掛けを

意図的につくるプランが求められます。

 

割高なコスト

大家族タイプに比べると

当然ながらリノベーション(フルリフォーム)、新築費用も

個別にもうける設備分多くかかります。

 

また、高熱費や通信費などの

料金は倍かかることになります。

 

ルールを設けるのがコツ

共有部分を2世帯で利用するので

掃除や時間帯などの

ゆるやかなルールを決めることが必要になります。

 

なぁなぁで始めると

どちらかの不満が募ったりします。

 

キッチリしたルールだと

堅苦しくなってしまいます。

 

最初は定期的な話し合いをしている

ご家族もあるようです。

 

3.完全分離タイプ

3.完全分離タイプ

 

完全分離タイプは2世帯住宅といっても

お隣さん同士という感覚に似ています。

 

完全に別の住まいという形で

権利も登記も分けることもできます。

 

完全分離の種類

完全分離タイプはおもに4つに分けられます。

 

・別棟にしてお互いの玄関で行き来する。

・同じ屋根で隣り合う(長屋型)

・1階と2階でそれぞれ玄関を分ける(外階段型)

・玄関ひとつで中階段で分離

 

最大のメリット

完全分離タイプの最大のメリットは

玄関を別にすることで「区分登記」を

可能にすることです。

 

「区分登記」をすることで

別々の住戸としてそれぞれの所有権を登記することができます。

「区分登記」のメリットは

不動産取得税や固定資産税の軽減があります。

 

2世帯住宅は大きな家になりがちなので

一定の床面積を超えて建てる場合には

大きな節税になることがあります。

 

また住宅の融資を二戸分受けることが

可能になる場合があります

 

完全に分離した2世帯住宅なので

お互い干渉せずに気楽に住めるのは

他のタイプにない良さと言えるでしょう。

 

コスト

完全分離タイプは

すべてにおいて2倍コストがかかります。

割安になるかというと

それほど目に見えて安くはなりません。

 

生活をはじめても

公共料金はしっかり2世帯分かかります。

 

しかし、将来的に賃貸として貸し出しやすい

というメリットもありますので

こうしたタイプも根強い人気があるようです。

 

まとめ

まとめ

 

二世帯住宅はコスト的メリットもありますが

なにより三世代が近くに住むという

一番のメリットがあると思います。

 

僕も3世代9人家族で

幼い頃を過ごしました。

 

また、親世代の兄弟がすぐ近所に住んでいて

子供時代の僕の逃げ場所が沢山ありました。

 

子育ては多くの大人が関わることが

よりよいと思っていますので

二世帯住宅というものは

三世代においてとても良い住まいだと思います。

 

しかし、しっかりと事前に打ち合わせや

世代ごとの関係性を築かないと

とても住みづらい住まいになる事もあります。

 

また、家族の距離はお互いの相違があると

うまく距離感がとれないことがあります。

 

いずれにしてもよくよく話し合いが必要ですし

話し合いには日頃からのコミュニケーションが

とっても大切になってきます。

 

最近こんな記事をみかけました。

興味ある方は是非ご覧下さい。

 

子世代の5割が望む!?三世代同居・近居、政府も促進へ

 2015/6/14 介護の本音ニュース

 

三世代同居、なぜ推進?

2015/10/16 日本経済新聞

 

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<編集後記>

 週末は地元すみだ、氏神様である牛嶋神社でおこなわれる

ものコト市です。

 DSC_0511

第9回すみだ川 ものコト市に出展いたします。

https://surugaya-life.jp/topics/event/14047/

 

毎年、年に2回開催されますが、雨天だと翌日へ順延

もしくは中止されてしまいます。

 

今週土曜も雨っぽいので、日曜になりそうですが

日曜は快晴マークです!

 

僕たちは500円でドールハウスをつくるワークショップを開催してます。

 

DSC_1272

 

すみだ自慢のカフェなども美味しいランチを提供してます。

お時間あるかたは是非遊びにいらしてください!

 

 

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