現代住宅をつくる素材

現代住宅をつくる素材

 

 

現代住宅で使われている

石油から出来た建材、素材、

特に仕上げに関わるものは、

どういったものかというと

 

・ビニールクロス（壁・天井の仕上げ材）

・クッションフロア（水回りのビニールの床材）

・合板フローリング（木目のシートを貼った合板）

・ペンキ（揮発性の塗料）

 

すべて石油を主原料としております。

 

石油を主原料とした空間にいるということは、

丁度、ジップロックとか、タッパーの中で暮らしているのと

同じですので、化学物質の影響を受けるのは当然のことです。

 

本当の自然素材とは

本当の自然素材とは

 

 

では、

自然素材の住宅とはどういうものでしょうか。

 それは主に

 

・無垢の床板

・漆喰や珪藻土・紙クロスなどの壁、天井の仕上げ材

・自然塗料

 

を採用して「自然素材住宅」と言っているのがほとんどです。

 

しかし、

天然素材と言っても、施工性やメンテナンス性などを

上げるために、樹脂や化学性のものを

配合しているものも多い

決して「自然素材」と言えないものも多いのが実情です。

 

また、

珪藻土と言っても、浄水器や地盤改良に使われる

安価で吸放湿機能の低い珪藻土を使った、

本来期待出来る性能が低いものも沢山あります。

 

「紙クロス」と呼ばれるものも

主成分が自然素材であれば、

他は何が入っていても主成分表示で良いので

「紙クロス」になります。

 

 

 

木材で言えば、

製材した場所を産地として良いので、

どこの木かわからなくても、

銘木の産地で加工すれば

銘木産になったりします。

 

効率を求める為に、機械で人工的に乾かした、

カラカラのウエハースのようなミイラの木でも、

艶や香りが乏しくても

「無垢のフローリング」は「無垢のフローリング」なのです。

これも自然素材といえば自然素材です。

 

塗料にしても、「自然系」と言われるものは

コバルトなど重金属が含まれている物があります。

自然素材塗料として使っている会社が沢山あります。

 

もし、

「自然系」塗料を手にする機会があったら、

是非臭いを嗅いでみて下さい。

「ホントに自然由来かなぁ～」という臭いがします。

 

僕は舐めてみたことがあるのですが、

到底自然から生み出された味ではありません。

 

そうした塗料を塗った床は、

ペットや赤ちゃんが口にした場合に

やはり不安が残ります。

 

厳選素材とは

厳選素材とは

 

 

では、

本来皆様の住宅で取り入れて欲しい、

本物の厳選素材とはどういったものでしょうか。

 

・産地、生産者が明らかな、葉がらし・天然乾燥をした木材

可能であれば新月伐採（月例伐採）材が好ましい

・調湿機能が優れた素材を採用し、樹脂等を含まない珪藻土

・化学性のものを一切含まない塗料、布、紙

 

漆喰は調湿機能があるといいますが、

昔の土壁に塗った漆喰は

たしかに調湿機能がありました。

 

本物の漆喰はこのように焼成させる（土佐にて）

 

しかし、

現代住宅の石膏ボードに塗った漆喰には、

残念ながら調湿効果はあまり

高くないといって良いでしょう。

 

そもそも、

市場にある漆喰は

本来の作り方をしておりません。

 

大切なのは素材に携わる人

大切なのは素材に携わる人

 

僕が素材にこだわるもう一つの視点は、

「つくっている人」です。

 

 

人を見れば、本物かどうかなんて

なんとなく判ります。

 

そもそもいい加減な素材を提供している人は、

製造過程を見せてくれません。

 

自信のあるものをつくっている人は、

目が違います。

 

以前のメルマガやブログでも書きましたが、

流行っているフルーツパーラーを

TVが取材したときに、

美味しいフルーツの見極め方を

高齢の店主に聞くシーンがありましたが

 

スイカを叩くとか、そういうことではなく

作っている人間の顔、

目を見ると言っていました。

 

家具だって家だってそうです。

毎日触れるもの、大切な方に使って頂くもの

そうしたものを、自分が気に入らない人に

作ってもらいたくないじゃないですか。

 

逆を言えば、自分が信頼できて

大好きな人に関わってもらいたいですよね。

 

物の価値って、高級な素材とか、ブランドとかじゃなくて

結局そういうことなんだと思うのです。

 

まとめ

まとめ

 

最後に「どんな人が作っているか」「携わっているか」

についてこだわりを書きました。

 

ほとんどの人は

「そんな事はどうでも良い」ことかもしれません。

でも僕は、なによりそれが一番大事。

 

どんなに遠くに足を運んで

そこでどんなに良いものを作っていても

人としてどうか？少しでも疑問を感じると

取引はしないで帰ってきます。

 

それはなぜかというと

「つくった物には必ずその人の気が宿る」からです。

 

僕の祖父や父は

「つくったものには魂が宿る」

「物には命がある」

ということを何度も言う人でした。

 

そのせいか、僕はやはり

ちゃんとした人のつくったもので

住まい作りをしたい。

そういつも思っています。

 

それはなぜか。

やはり気持ちがいいですよ。ホント

住まい作りは「気」のいい人たちでやりましょう！

だって「つくった住まいには魂が宿る」のですから。

 

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＜編集後記＞

 

なんて偉そうなことを言ってる僕ですが

僕もつねに「見られている」ということを

忘れずに、自分自身を律していなければ

いけないと思ってます。

 

しかし・・・

 

どうも家では違うようで

 

先日、山小屋に行ったときに

家族に土産を買ってきたんですね。

 

 

ママドールで有名な三万石です。

そこで家族が大好きな

 

・ままどおる

 

・エキソンパイ（うまーい！♪）

 

 

・三千里（もちもち感たまらなーい♪）

 

 

を買ってきましたよ。

 

でもあまりにも美味しいので

僕がほとんど食～べちゃ～いました～♪

 

そしたらカミサンに

 

「あーーー！！！！！食べた！」

「ほれ土産！っていいながらドヤ顔で買ってきたくせに」

「土産なのに自分で食べてしまう男！」

「土産の意味が全くわかっていない男！」

 

バンザーイ！(^_^)

気持ちイイくらい言葉のシャワーを浴びることが出来ました。

 

たしかに、土産って自分が食べるもんじゃないでしすよね！

 

みたいな感じでしたが

いつもこうやって叱られてます・・・。

 

ぜんぜん話しが本題からズレてしまってスミマセン。

 

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