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壁構造の住宅はリフォームしづらいと言うことを知っておく

RELEASE:2016.03.18     UPDATE:2019/03/22
CATEGORY:ブログ, 不動産売買, 戸建住宅について, 社長ブログ
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壁構造をご存じですか?

W構造、2×4(ツーバイフォー)構造、

などとも言われますが、

この構造は間取りを変えることが

比較的難しい工法なのです。

 

壁構造とは

 

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壁構造とは、まさに「壁」をつくって

構造体として強度を出す構造です。

 

箱を逆さにした状態を想像してください。

柱や梁に変わるものがなくても

箱の状態だと安定しています。

 

これは、壁という面が柱と梁の役目を

しているからです。

 

なので、壁構造では柱や梁が無い代わりに

壁がとても構造上重要な要素になっていますので

壁が無くなると、建物の強度が低下しますし

 

あるべきところに壁を配置することで

バランスの良い構造を保つことになります。

 

在来工法とは

 

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在来工法とは、昔ながらの

柱と梁で建物の強度を保っている構造です。

壁がどこにあるかよりも

柱と梁の位置とバランスが

建物の強度に大きく影響します。

 

なので、柱や梁を一本抜いても

建物の強度に影響しますが

壁工法に比べれば、壁をとっても

影響度は低い工法です。

 

リノベーション(フルリフォーム)のしやすさ

 

壁構造も在来工法も

家を建てる際には構造計算を行います。

 

バランスよく配置されることで

建物の揺れを最小限に抑えたり

地震の影響が最小限になるようにします。

 

なので、それぞれの柱や梁や壁という

構造的な部分はとても重要ですが

リノベーション(フルリフォーム)でどうしても撤去したいことがあります。

 

その場合に比較的行いやすい構造と

行いづらい構造があります。

 

リノベーション(フルリフォーム)しやすい構造は在来工法です。

なぜかというと、一般的に古くから有る構造なので

耐震補強に対する考え方や技術が進んでいる。

 

なので、耐震補強などの計算が出来るソフトがあれば

リノベーション(フルリフォーム)の際に、壁や柱や梁などを撤去した際

他のどこにどのような補強が必要なのか

とてもわかりやすい構造なのです。

 

また、壁だけを抜くということについても

同じように耐震診断ソフトを使って構造計算をしやすいので

リノベーション(フルリフォーム)で構造体を動かす場合に

比較的容易に検討、計画、補強、施工することが

可能です。

 

それに反して壁構造(ツーバイフォー等)は

物件数が在来工法に比べて圧倒的に少ないので

耐震補強に対する技術がまだまだ進んでいません。

 

また、

 

耐震診断ソフトも壁構造用は一般的ではありません。

つまり、壁構造の建物をリノベーション(フルリフォーム)で間取り変更を

しようとしても、構造計算を専門的な構造事務所に

依頼することになってしまうので、費用が高く付きます。

 

なので、

 

壁構造(ツーバイフォー等)の建物は

間仕切りを変更するようなリノベーション(フルリフォーム)には

非常に対応しづらい構造だと言ってよいでしょう。

 

ハウスメーカーのそれぞれ主要な構造

 

ハウスメーカーも独自の工法を開発したりしながらも

在来工法なのか壁構造なのかをおおまかに別けると

以下のようになります。

 

在来工法

住友林業

一条工務店

東日本ハウス

タマホーム

セキスイハウス(シャーウッド)

 

 

壁構造(ツーバイフォー、木質パネル工法)

三井ホーム

住友不動産

ミサワホーム(木質パネル工法)

東急ホーム

エスバイエル(木質パネル工法)

 

このように、ハウスメーカーでも構造が別れますので

中古物件購入の際も、どこで施工された物件か

しっかりと調べる必要があります。

 

今日の「わかった!」

 

壁構造(ツーバイフォー等)は

壁が構造上重要な部位になるために

撤去や移動する場合には構造計算が必要です。

 

しかし、構造が一般的工法ではないために

構造計算をするソフトは専門的な構造事務所に

依頼しなければならず、費用もかかります。

 

なので、壁構造(ツーバイフォー等)の

壁を撤去や移動するようなリノベーション(フルリフォーム)は

あまり現実的ではありません。

 

ということは、壁構造の住宅は

家族のライフステージの変化に対応しづらい

ということになります。

 

また、中古住宅で壁構造(ツーバイフォー等)の

住宅を購入する際には、リノベーション(フルリフォーム)しづらいという

デメリットをしっかりと理解してから買わなければなりません。

 

ハウスメーカーでもそれぞれ特徴がありますので

どういった構造なのかをしっかりと調べることが

購入の際に重要な要素になります。

 

一部では壁構造(ツーバイフォー等)は在来工法よりも

地震に強いという意見もありますが、

まだまだ歴史も浅く、本当のところはわかりません。

 

また、在来工法も日々変化しているために

もし差があったとしても、かなりの僅差でしょう。

 

建物を新築、中古での購入等される場合には

壁構造のデメリットをしっかいりと理解してから

購入しなければなりません。

 

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<編集後記>

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