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建築家「清家清」氏著書「ゆたかさの住居学」のマンション選び10か条は20年たっても当てはまる

RELEASE:2016.03.22     UPDATE:2016/12/07
CATEGORY:ブログ, マンションについて, 社長ブログ
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建築家の清家清氏は著書「ゆたかさの住居学」で

マンション選びに際し、10か条を唱えています。

 

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清家清氏の「やすらぎの住居学」は

1996年に出版された書籍です。

 

時代背景としては

アトランタオリンピックがあり、東京ビックサイトが開場

ヤフージャパンがサービスを開始

ルーズソックスが流行したりアムラーが流行り

たまごっちが売れて、援助交際やオヤジ狩りなんていう

流行語があった時代です。

 

2016年の現在からはもう20年も昔ですが

現代でも当てはまるものや、そうでないもの

様々ですが、おおいにヒントになりますので

ご紹介します。

 

清家清

清家 清(せいけ きよし、1918年12月13日 - 2005年4月8日)は、日本建築家

日本における代表的な現代建築家。戦後すぐに「森邸(1951年)」を発表し、同じ50年代に発表された、池辺陽の「立体最小限住宅(1950年)」、増沢洵の「最小限住宅」、広瀬鎌二の「SHシリーズ」、と共に機能主義による都市住宅のプロトタイプを提案し、住宅をはじめとする明瞭で軽快な作品で日本の伝統的モダン美を独自の解釈ではじめて形にした。

(wiki)

 

ゆたかさの住居学

清家清

1998年 株式会社情報センター出版局

 

清家清氏の「マンション選びの10か条」

清家清氏の「マンション選びの10か条」

 

1 ゴミや迷惑は上から下へ移動する

五階建ての四階に住む方が、

20階だての4階に住むよりもコンディションがいい

 

2 角部屋はたしかにいいが、

冬の北東隅(鬼門)、夏の南西隅(裏鬼門)はよくない

 

外界の影響を常に受ける最上階は避ける。

家相の伝承によると三軒長屋の中央は凶。

上下左右に部屋がある長屋の中央も考え方次第で吉。

冬の寒い日に暖房をしなくても早朝10度以下にならない。

 

3 間口が小さく、細長い間取りの部屋はさけよ。

 

最高、通風の面に問題がある。

 

4 同じ広さならば、5LDKなどと細切れにしてあるより、

部屋数が少なく、大きく使えるワンルームに近いほうが良い

 

5 隣の家との壁の厚さは25センチ以上あれば、

音についてのプライバシーは守れる。

 

15センチぐらいしかないものもある。

テンプラを揚げる音が聞こえるだけでなく、

臭いまでしてきたタイル貼りのブロック壁もあった。

 

6 部屋の割に収納部が乏しいものが多い。要確認。

 

収納スペースを削り、居室部分を増やして家賃を上げるケースが多い。

 

7 安すぎるマンション、高すぎる億ションともに避けるべし。

 

信頼できる不動産業者なら必ず適正な値段をつけているはず。

 

8 築10年以上のマンションは要注意。

 

外観に問題なくとも、パイプなどのみずまわりには

コレステロールが溜まっている。

給排水鉄管の寿命は10年から15年というのが定説。

 

9 駐車場があると便利。

 

ただし自家用車が入庫できるかドライバーの腕前を確認。

 

10 都市生活の良きも悪しきも「隣は何をする人ぞ」にある。

 

上下左右の隣が何をする人か知っておく必要がある。

緊急時の為にも管理費は高くつくが、

管理人、あるいは大家が常に常駐していると良い

 

現代のマンション事情に合わないところ

現代のマンション事情に合わないところ

 

意外と現代でももっともな意見が多いことに驚く反面

マンションの性能が上がった為に、心配無用となった事もあります。

 

例えば8の「築10年のマンションは要注意」ですが

現代では配管に鉄管を使われることが無くなった為に

築10年程度では問題になりません

 

9の「駐車場」ですが、現代ではむしろ

車を持たない若い世代が増えてきているので

駐車場の空きが目立つところがあります。

 

そうなると逆に、マンション管理の運営予算が

不足してくる可能性があるので、管理費を上げて

不足分を負担することもあります。

地域性もありますが、都心で駐車場が多かったり

機械式駐車場など、メンテ費用のかかる物件は

運営上うまくいってない可能性もあります。

 

現代のマンションでも言えること

現代のマンションでも言えること

 

その他の部分は現代のマンションでも

大いに言えることを清家清氏は

20年も前から言っていたんですね。

 

間仕切りを多くして○LDKなどと言う

不動産独特の販売方法や、

長細い住宅の採光や通風を考え、

収納を減らし居住スペースを広く見せる物件

適正価格とはなんなのかなどなど

 

現代のマンション選びでもとても重要な部分を

20年前から的確に指摘しています。

 

今日の「わかった!」

今日の「わかった!」

 

マンション選びでは色々と悩む事もありますが

基本は今日お話しした清家清氏の10か条に

すべて網羅されています。

 

まずはこの視点から物件探しをしてみては

いかがでしょうか。

 

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<編集後記>

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