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自ら選択できる食品と、選択できない空気

RELEASE:2015.08.11     UPDATE:2016/12/07
CATEGORY:ブログ, 健康, 社長ブログ, 自然素材
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今日のお話は、空気の話し。

食品は自分達で選択して、

よりよいもの、害の少ないものを

自らの責任で選択することができます。

 

P7150723

富士山七合目の空気

 

僕も好きな登山をするときは、

どうしてもコンビニに立ち寄りますが

比較的添加物の少ない

塩鮭やシソ味噌にぎりなんかを買うことが多いです。

 

でも、

 

吸いたい空気を選んで生活することは

引っ越しや転職をする以外に方法はありませんよね。

 

日々の生活の中で周りの空気の

選択を繰り返すことはできません。

 

今日はそんなお話しです。

 

どこの空気を吸っていることが多いのか

どこの空気を吸っていることが多いのか

 

私たちが生きていく上で欠かせない空気

この空気ですが、

一体どこの空気を呼吸しているのでしょうか。

 

外国や日本のいくつかの調査によると

 

屋外の空気は一日のうち、1~1.5時間程度

仕事場の室内空気が約1/3~1/2

自宅での空気も約1/3~1/2

 

と室内空気を摂取している量が圧倒的に多いのです。

 

外の空気を取り込んでいる室内は、

当然外気の影響を受けますが

室内空気質に圧倒的に影響を与えているのは

建築物に使う住宅建材や家具や家電、

その他の防虫剤や芳香剤、

室内に存在する様々な製品です。

 

したがって、

 

大気環境もさることながら、

室内空気質に影響する

化学物質の「量」が重要です。

 

学校などの公共建築物は

当然ながら公共性が高い為

それぞれの行政機関で抑制策を講じています。

(満足出来るレベルではありませんが・・・)

 

当社も公共建築工事を行う場合には、

指定された建築用資材を使用するのですが、

 

かならず最後に化学物質の

飛散量を測定する「環境測定」を行い

基準をクリアしないと、

工事は完了と認めて貰えません。

 

しかし

 

個人の住環境は

個人の選択で作られた空間で、

その使用状況も個人個人によって

全く異なりますよね。

 

住まいの空気は個人の意識で変えられる

住まいの空気は個人の意識で変えられる

 

室内空気質はあくまで

個人の空間レベルの問題であり、

国が規制値などで関与できるのは

2003年に簡易的な法改正がされ、

多少改善された建築資材だけです。

(シックハウス対策)

 

私たちが汚染された

化学物質から受ける経路は、

一般的には食品からが

一番大きいと言われています。

 

でも、

食品は、塩鮭おにぎりの話しのように

自分の判断である程度

避ける、量を減らすことが出来ますよね。

 

つまり食品は

それぞれの判断による選択肢に

ゆだねられているわけです。

 

しかし、

大気(外部環境における空気)は

購入するものではありませんし、

代替え品があるわけでもありません。

 

行政によって長い年月をかけて

質の改善をもたらすことができたとしても

個人の選択や努力で

簡単に改善出来るものではありません。

 

だから、

法律をクリアしているから安全だと

ご自身で考えることをしないのではなく

 

なにが本当なのか、何が安全なのかを知って

自ら選ぶことがとっても大切なんですね。

 

何度もお話ししている通り、

食品添加物の問題と、

住宅建材の問題は

全く同じなんですね。

 

 

住まいの空気は何で出来ているか

住まいの空気は何で出来ているか

 

住まいの空気質は、室内空間をつくる

床、壁、天井などの建築資材と

空間に設置されている家具や家電、

その他様々な品物によって構成されています。

 

家電やパソコンなどからも放散されますし

カーテンなども薬剤で防炎処理を施してあります。

 

畳は中国産が8割で農薬の規制も不明ですし

薬品で染めているものもあります。

 

その他に除菌、消臭、殺菌、洗浄、防虫、殺虫

さまざまなものを日常で使うのは

もはややむを得ない状況になってます。

 

こうしたものは大抵の場合、

消費者側が専門的知識を持ち合わせておらず

購入を間違っても、

簡単に買い換えたり廃棄できるものではありません。

 

様々な団体の基準

様々な団体の基準

 

家電などの化学物質放散等の規定は

欧米に比べ日本は遅れています。

 

輸出製品が規制される関係上、

製品を欧米の基準に則って

製造しているに過ぎません。

 

国産家具の規制は

自主規制にとどまり、使用する建材は

住宅に使用する合板などよりも、

緩いルールを適用している団体もあります。

 

さらには、輸入家具については

細かい規制が設けられていないのが現状です。

 

空気は受動的なもの

空気は受動的なもの

 

室内空気のベースとなる大気の侵入は、

当然ながら私たちは選択できません。

 

このようなことから、私たちが呼吸する空気は

食品のような「選択の自由」の商品ではなくて

 

選択不可能に近いものであること

がよくわかると思います。

 

職場環境では、

職業も簡単に変えられないことから、

選択の余地は非常に少ないといっていいと思います。

 

なので、

空気の「質」については

現在では選択不可能と

考えてもいいと思います。

 

空気を媒体とする

化学物質を受ける人体への影響は

とても受動的なんですね。

 

まとめ

まとめ

 

こうした現実を私たちは理解しながら、

正しい知識をもって

自ら選択する住まいづくりをしなければ

 

住まいという生活の大半を過ごす環境で、

好ましくない空気から

目に見えない影響を受け続けることになり

様々な疾患が現れることになってしまいます。

 

こうした疾患は、

 

仕事しすぎて最近疲れ気味なのか

風気味なのか

なんだかよくわからない不調がずっと続くなど

 

室内環境のせいと気付くことが少ないことが

私は一番の問題だと考えています。

 

仕事を頑張って、

ストレスで疲れたから温泉旅行に行き、

リフレッシュできた。

 

たしかにそうかもしれませんが、

しかし本当は、

そうした室内や職場で受け続ける影響から、

ひととき離れたから体の調子が一旦戻った

にすぎないかもしれないのです。

 

僕が関わる住まいづくりを体験された方から

 

「旅行に行かなくなった」

 

と言われることがあることからも、

納得出来ることだと思います。

 

 

参考資料

平成22 年度中小企業支援調査

(家具のVOC対策等実態調査及び今後のあり方を検討する調査事業)報告書

東京海上日動リスクコンサルティング株式会社

クリックしてE001427.pdfにアクセス

 

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<編集後記>

今年になって中三の息子に部屋を与えました。

エアコンが付いてなかったので

エアコンを付けて上げました。

 

「居心地良すぎて引きこもりになる?」

 

と聞いたら

「ならない!」と言ってました。

僕の最初の部屋は姉の部屋に

タンスで仕切った1帖の隙間だったのを思い出しました。

 

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