ブログBLOG

2世帯住宅を建てるとき「子育て」と「介護」の忘れがちな大切なこと

RELEASE:2016.03.21     UPDATE:2016/12/07
CATEGORY:ブログ, 二世帯住宅, 戸建住宅について, 社長ブログ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2世帯住宅といっても、それぞれタイプがあることは

以前のブログでご説明しました。

 

1 (2)

 

分離であっても玄関だけが一緒だったり

一体型であっても、お風呂とキッチンは別だったり。

一口に2世帯住宅といっても、その形態は様々です。

 

今日は「2世帯住宅」をつくる上で

ちょっと気をつけたほうが良い事

をお話しします。

 

「子育て」と「介護」

「子育て」と「介護」

 

2世帯住宅のメリットは相互扶助。

親世帯と子世帯がお互い助け合えること。

これがなにより最大のメリットです。

 

つまり、親が元気なうちは、孫の面倒を見る

親が年老いてきたら、子世帯が親の面倒をみる。

昔ながらの大家族主義、家族の原点ですね。

 

しかし、家づくりをしている「現在」の状態にばかり

目を奪われてしまうと、設計段階でもったいない

ことになります。

 

「現在」だけでなく「未来」を想定する

「現在」だけでなく「未来」を想定する

 

2世帯住宅は木造住宅であることが多いです。

マンションではなかなか広さ的に難しいですよね。

 

なので、間取りや動線は設計段階であれば

あるていどどのようにでもなります。

 

ここで良くでる話しが

「将来賃貸として」という話し。

完全分離にして、将来賃貸として貸しやすくしよう

というもの。

 

しかし、賃貸として貸すのは将来の未確定要素。

その未確定要素の為に、現在を決めてしまうのは

あまりおすすめできません。

 

つまり、賃貸として貸し出せるようにするために

「完全分離の2世帯住宅にしましょう」というもの。

玄関までまったく別にしましょうというケースもあります。

 

でも木造住宅は想像以上にもっと柔軟です。

現在の親子関係で2世帯住宅にしながら

将来賃貸として貸し出す為の間取りも想定し

将来的に、玄関を増やせたり、間取りを変化させたり

 

間取りや玄関などを想定して構造計算を行えば

将来、壁を壊して玄関を取り付けても

まったく問題のない2世帯住宅となります。

 

「介護」の動線

「介護」の動線

 

忘れがちなのが、「介護」の動線です。

2世帯住宅というと、近くなのでいつでも介護できる

と思いがちですが、動線を考慮しているのといないのとでは

後々の介護のしかたがまったく変わってきてしまいます。

 

玄関が完全分離だった場合には

食事を運ぶにもわざわざ、玄関で履き物を履いて

隣で履き物を脱いで、届けなければなりません。

 

これはとても煩わしいです。

であるならば、介護動線を想定しながら

壁に穴をあけて扉を付けられるように

新築当初から構造計算をしておけば良いのです。

 

また、普段は使わない扉として

最初から設けておいても良いかもしれません。

 

今日の「わかった!」

今日の「わかった!」

 

2世帯住宅を新築するときは

ただでさえ、家づくりの意見が多く出来ますし

長期的視野よりも現在の状態が前提で

話しが進むことが多いものです。

 

しかし、子供は確実に成長しますし

親世帯は確実に歳をとります。

 

2世帯住宅はそれぞれの世帯以外の

ライフステージも大きく変わる住まいです。

 

長期的視点に立ち、相手との関係を

客観的に考えながらプランを進めないと

あとでものすごく使いづらい

 

もしくは、余計なお金のかかる

住まいにも成りかねません。

 

 

関連ブログ一覧

近居や同居、子育てサポートが圧倒的に受けやすい2世帯住宅

2世帯住宅で嫁姑問題が気になるなら最低限配慮すべきこと

二世帯住宅のタイプ別に見るメリットとデメリット(今三世代同居を政府が推進)

二世帯住宅は親のスペースが空いたあとも考えてプランニングする

2世帯住宅の収納計画を失敗しない3つのコツ

非婚、晩婚、リターンのいる二世帯住宅は2.5世帯住宅と呼ぶ。その設計手法

 

||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

<編集後記>

【お問い合わせ】 【著者 プロフィール】 【ブログ一覧】

駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント

幸せの住まい作り最初の一歩を間違えない為の

★メルマガ「厳選素材住宅論」登録・解除

★産直の厳選素材住宅 自然素材住宅・珪藻土・無垢の木なら創業1657年 駿河屋

Facebook

★創業1657 駿河屋

★宿泊体感型モデルルーム&ナチュラルショップ「空まめの木」

★駿河屋の自然派体験クラブ「つちからの会」

記事が気に入ったら是非シェア宜しくお願い致します!(^_^)/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 家づくりのコンセプト
  • 施工事例
  • お客様の声

お問い合わせCONTACT

こだわりの自然素材・天然素材(珪藻土・無垢・無添加・漆喰・い草・畳・和紙・塗料・布クロスなど)を使った注文住宅・リノベーション(フルリフォーム)・健康住宅なら東京都墨田区の駿河屋

0120-124-029

< 事業エリア >

東京 23区(墨田区・台東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・世田谷区・中央区・千代田区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区・足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区)、三鷹市、調布市、国分寺市

千葉 習志野市、鎌ヶ谷市、柏市、松戸市、市川市、浦安市、船橋市

埼玉 三郷市、八潮市、草加市、越谷市、鳩ヶ谷市、川口市、蕨市、戸田市、朝霞市、和光市、浦和区

神奈川 川崎市、横浜市(車で1時間程度)

  • 上記エリア外の方で弊社事務所から1時間圏内の方はご相談ください。(エリア外については関東近郊で「新築工事、フルリノベーション」の場合のみ当社設計をご依頼の方は厳選素材の提供も承ります。)
  • 現住所が遠隔地であっても、建築地が対象エリアであれば施工可能です。
< 事業エリア >
東京  : 23区(墨田区・台東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・世田谷区・中央区・千代田区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区・足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区)、三鷹市、調布市、国分寺市
千葉  : 習志野市、鎌ヶ谷市、柏市、松戸市、市川市、浦安市、船橋市
埼玉  : 三郷市、八潮市、草加市、越谷市、鳩ヶ谷市、川口市、蕨市、戸田市、朝霞市、和光市、浦和区
神奈川 : 川崎市、横浜市(車で1時間程度)

※ 上記エリア外の方で弊社事務所から1時間圏内の方はご相談ください。
(エリア外については関東近郊で「新築工事、フルリノベーション」の場合のみ当社設計をご依頼の方は厳選素材の提供も承ります。)
※ 現住所が遠隔地であっても、建築地が対象エリアであれば施工可能です。