お客様の声VOICE

スペシャルインタビュー

埼玉県 K様ご家族

中古マンションを自然素材でリノベーションしました。
納得のいく価格で心地の良い暮らしを手に入れました!

Kさんご夫妻について
K様(50代)、奥様(50代)は、埼玉県にご夫婦二人でお住まいです(息子さん、娘さんはすでに自主独立)。ご主人は貿易会社に勤務する会社員。趣味は750などオートバイと自転車で、「若い頃はロングツーリングや峠を楽しんだこともありましたが、今はのんびり走っています」と言います。奥様は専業主婦で趣味は手仕事、読書など「家の中で過ごすことも好きです。」とのことです。

(※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています)

自然素材リノベーションと物件探しを駿河屋に依頼

今回、駿河屋にはどんな建築を頼んだのでしょうか。

今回、駿河屋さんに「自然素材を使った、中古マンションのリノベーション」をお願いしました。子ども二人はもう巣立ったので、ここは「夫婦二人が老後を過ごす家」になります。駿河屋さんには「物件探し」も依頼しました。

ビフォー&アフター

どんなリノベーションをしたのでしょうか。

中古マンションをいったんまっさらな状態(スケルトン)にして、素材から間取りまで駿河屋さんと納得のいくまで打合せを重ね、自分たちが住みやすいようにしました。中古マンションを買ったので、全体の費用もリーズナブルに収まりました。

リノベーション前(ビフォー)

駅から徒歩約10分の中古マンション。6階建て最上階。築19年。

リノベーション後(アフター)

リビング、ご夫婦それぞれの個室、和室、子ども部屋

どんなリノベーションを?

今回、工夫した点を教えてください。

今回の基本コンセプトは「心地のいい暮らし」でした。

床はすべて無垢材

床は杉の無垢材です。駿河屋さんが買い付けた、銘木の産地天竜の杉です。「すべて『天然乾燥』の杉です。下弦の月から新月までに伐採し、葉がついた状態でいったん『葉枯らし』し、それから1年、暗い場所に保管し天然乾燥させます」「通常の杉は、伐採したあと工場に持ち込み、熱風を吹きかけて、一週間で強制乾燥させます。そういう人工乾燥の杉は、油が抜けすぎてどうもよくない。駿河屋では自然乾燥の木をオススメしている」と説明がありました。

暮らしてみると杉の無垢材は、本当にいいです。裸足だと心地よい感触で、冬でもほのかな暖かさが伝わってきます。

なお、台所や洗面所など水回りの床は撥水性のコルク材を使っています。

壁はすべて珪藻土

壁は、珪藻土を塗っていただきました(※)。一般的な壁紙と違い調湿効果があるので、部屋の空気が湿りすぎず乾き過ぎず一年を通して快適です。以前の住まいと比べて部屋の空気が澄んでいると実感しています。

左官屋さんのアドバイスで場所ごとに、パタ-ンを変えています。リビングはダウンライトの直下だけ、光が映えるよう「木ゴテを使った波型」に、人や荷物の行き来がある廊下は、万一傷つけたときに自分で補修しても違和感がないように「無秩序な模様」にしました。

模様は現場で左官屋さんが、「たとえばこんなパターン、どうです?」と、ちょこちょこっと塗って、色々な例を見せてくださり、その場で選びました。職人さんといっしょに決めるのは楽しかったです。

※ トイレと廊下の洗面台は、珪藻土ではなく、玉紙(撥水性和紙)を使っています。

リビング内の和室

リビングの中に和室をしつらえました。ふだんは障子を外してリビングと一体化した空間にしています。

国産天然イグサの畳は香りもよく、寝ころんだり座った時の感触が柔らかい感じがします。アイロンなど「膝をついてする家事」のときも便利です。

この部屋は来客用の寝室でもあるので「障子を閉めた状態でふとんが二組敷けること」にこだわりました。隣接した廊下や台所との兼ね合いもあり設計士さんと1センチ単位でサイズ検討を重ねました。

障子の敷居スベリには、桜の樹皮を張っています。これは駿河屋さんの標準装備だそうです。「せっかく無垢材の床なので、敷居の溝にも自然のものを」とのことでした。実際の仕上がりに満足しています。

ご主人の個室
ご主人

こちらは私の個室です。趣味の物をいろいろ置いています。ベッドは夫婦それぞれ好みのサイズに作っていただきました。

洗面台は廊下にも設置

洗面台は玄関からリビングに向かう廊下の途中にもあります。

写真右奥は玄関。写真左はリビングへつながる廊下。写真右の木の扉はお手洗い。

「お手洗いから出て手を洗う」、あるいは「外から家に帰ってうがい手洗いをする」という導線を考え設置しました。家の中のアクセントになっていて、とても気に入っているコーナーです。

無垢材のテーブルと椅子

リビングの主役は、20年前に買った無垢材のテーブルと椅子です。当時のリビングには大きすぎましたが、家族が集まる場所になるようにと願い購入した、大切なものです。「このテーブルセットが我が家のライフスタイルの基本です。」と最初に駿河屋さんに伝えました。

台所の吊り棚

台所の吊り棚は、隣のペンダントライトと共にとても気に入っています。こちらも駿河屋さんのオーダーメイドです。

全体の断熱性

躯体全体にしっかり断熱材を入れ、北側の窓を二重サッシにしたおかげで、すごく暖かいです。今日は雪のちらつく寒い日なのでさすがにストーブを点けましたが、ふだんは冬でも夜になるまで暖房は要りません。

「老後の心地良い暮らし」を求めて

お二人が「家が欲しい」と思うようになったのはいつ頃からですか。

ご主人

家が欲しいとは若い頃から思っていましたが、仕事上転勤もあり、家の購入を本格的に検討したことはありませんでした。

奥様

でも子ども二人が巣立ち、夫の定年を控え、そろそろ落ち着き場所を決めようと思いました。

どんな基準で家を選ぶか? まず思ったのは、「居心地がいいこと。老後の生活環境が便利なこと。」ということでした。

自然素材の家にした理由

なぜその基準が最初に来たのですか。

奥様

娘が幼い頃アトピーということもあり、添加物の少ない食べ物や素材に気を使った日用品などを選んできました。そんなある日、信頼している友人から「駿河屋で自然素材の家を建てた。」と聞きました。さっそくホームページを見たところ、社長の考え方、素材を大切にする姿勢、職人気質なところ、そして不動産仲介の免許を持っているので物件探しから手伝ってくれることなど、いずれも魅力的でした。夫と駿河屋さんに出かけて社長に話を聞き、ここなら間違いないと思えたのでお願いすることに決めました。

ご主人

私の実家は職人が多く、祖父は桶職人でした。実家も親戚の大工に建ててもらったもので、木造で土壁、欄間にも凝った意匠がありました。そんな環境で育った私に自然素材の家はある意味あたりまえでしたし、駿河屋さんのコンセプトは非常に「共感」できるものでした。

奥様

建材は自然素材のものを選びたい。でも注文建築の戸建ては予算的にムリなので、夫と話し合って「中古マンションを自然素材でリノベーションする」ことに決め、駿河屋さんといっしょに物件を探し始めました。

そして4ヶ月後に見つけたのが、今住んでいるこの場所です。

買おうと決めてから約1年、駿河屋のみなさんととことん話し合いながら、ついにこの家ができあがりました。

プロの大工に驚かれる

今の家の住み心地はどうですか?

とても快適です。設計士の配慮のおかげで使い勝手もよく、窓からの景色もいいので、テーブルでお茶を飲みながらのひとときが心地いいです。外から帰ってくると杉の香りがしてホッとします。
この家は「玄人(くろうと)さん」にも好評でした。ベランダの修繕で地元の大工さんがきたときは、部屋に入るなり「すごいなあ、マンションでこんなの初めて見ました」「大工さん、左官屋さん、良い仕事してますね」と言われ、嬉しくなりました。

先輩ユーザーとしてのアドバイス

いま、駿河屋で家を建てることを検討している人向けに、「先輩ユーザーとしてのアドバイス」などあればお聞かせください。

奥様

自分たちの欲しい生活スタイルや環境を手に入れるために、駿河屋さんの羅針盤は有効でした。家族で話を重ねることで自分たちの欲しいものが明確になり、優先順位をつけ予算に合わせた取捨選択ができました。

ご主人

今回の「中古マンションの自然素材でのリノベーション」は、すごくコストパフォーマンスが良かったなと思います。新築物件は多くの場合、自分たちの望む素材は使われていませんが、中古マンションなら、好きに選べます。ただし、建物躯体の耐久性やマンションインフラの利便性の見極めは重要になります。そのためには、プロの視点がとても重要です。駿河屋さんには、「中古物件で、壁の外にクラックがあったら危ない」「形がいびつな家は強度も低い」「前が空き地で見晴らしが良さそうに思えても、そのうちドーンとマンションが立つかもしれない。安易に考えず、要調査」など役立つ情報を現地でたくさん教えてもらいました。そういう話は本にはあまり載っていません。
プロはたくさんの引き出しを持っているので、たくさん開けてみてください。

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