K様たちが考える、“良い住まい”の条件

お家に入った瞬間、駿河屋の住まいの特徴である、杉の木の床の香りで満たされた温かみのある空気を感じました。明るい日差しが差し込むリビングも十分に広く、皆さんの笑顔からは暮らしにご満足されているご様子が伝わってきます。
今回なぜ中古マンションを購入してリノベーションをしようと思ったのでしょうか。

奥様

もともとこの物件の近くの賃貸マンションに住んでいました。娘が生まれてすぐの頃から住んでいて愛着があったのですけど、娘の成長とともに手狭になってきて、もう少し大きいお家に住みたいな、と。
物件探しは難航していました。ですので、新築とか中古とか戸建てとかマンションとかあまり具体的にこだわらないで、とりあえず良い住まいを探していこう、という気持ちで探し始めました。

K様ご夫婦にとって、良い住まいとは具体的にどういった物件でしょうか？

ご主人

そうですね、私たちが考えていたポイントは３点あります。まず３人家族が暮らすのに十分な広さがあること。次に駅から距離が近いということ。そして周囲環境や利便性。暮らしに便利で楽しい商店街やお店があり、娘が学校に通いやすい環境であるかということも考えました。以前の住まいのエリアは大きな幹線道路が通学経路にあって、娘が通るたびに大丈夫かなと心配していましたしね。家族が安心して暮らせるお家やエリアかどうかは非常に意識しました。

奥様

特に「駅近で、ある程度の広さがある」というのは、もちろん自分たちが暮らすことを想定してということもありますが、良い物件が見つかって購入という選択をした際には今後資産として活用していくことも考えていました。

ご主人

この周辺エリアで物件探しを何十件も行ってきて出会ったのがこのマンションでした。築４０年を越えたマンションで間取りも今とは違うものでしたが、自分たちが考えていた「良い住まい」に全て合致した！と感じたんです。窓からの見晴らしの良さ、窓から入ってくる明るさも素晴らしい。一目で気に入りました。

奥様

ただね、建物自体がすごく古いというのが懸念事項でした。古くても見た目が素敵なビンテージ感があれば良いけれど、そういうのともちょっと違っていて、大丈夫かなと。

ご主人

古さに関して言うと、私はちょっと感覚が違うかな。イタリアのローマだったら2000年以上前の古代建築はもちろん、普通の住宅でも数世紀を超えたビンテージものがありますからね。それに比べたら築４０年なんてっていう・・。笑
だから私は古さについてはあまり気にならなかったです。

それは非常に興味深いご意見ですね！お嬢さんは最初にこの物件を見た時にどう思いましたか？

お嬢さん

最初はマンション自体が古いなって思ったんですけど、前のお家よりは広く感じました。だからリノベーションしたらどんな感じに出来上がるんだろう？とワクワクしていました。それにこのお家で自分の部屋ができると思ったら嬉しかったですね。

ご主人

実は、この物件は夫婦でも気に入っていましたが、娘がとっても気に入って「このお家がいい」と言ったのが大きな決め手になったんですよ。

お嬢さん

他の物件でも良いなというお家はあったのですが、駅から遠かったんですね。駅や商店街からも近いこのお家が、一番安心できると思いました。

奥様

娘の生活環境にも十分配慮したいという思いもあったところに、彼女の言葉が背中を押してくれて、最終的にこのお家を購入することを決断したんですね。
中古マンションを購入するということが決まったので、自分たちの暮らしに合わせて間取りや修繕の必要な箇所についてリノベーション工事をするという方法を取りました。

K様たちが考えておられた「良い住まい」に当てはまったのがこのお住まいだったということですね。
興味深いのが、最初に新築や戸建てといった建物の条件で探していったのではなく、自分たちにとって重要な「良い住まい」「良い暮らし」に合わせて最適な方法を柔軟に選択したという点です。これからお家探しをしている方にも参考になりますね。

不安な背中を押してくれた、駿河屋の動向調査サービス

先ほどお話の中に「古い」建物への不安などがあったとのことですが、今回リノベーション前に駿河屋の不動産物件の動向調査サービス（https://surugaya-life.jp/guide/realestate/）をご利用いただいております。ご利用いただいた感想についてお話をきかせてください。

奥様

不動産屋さんからは、建物の管理状態や構造の状態を知ることの重要さを教えてもらっていました。築年数も相応の建物ですから、まずは最初にプロに建物の状態をチェックしていただいて客観的に判断してもらおうということになりました。戸建てだと住戸ごとに耐震診断がありますが、建物全体を評価する資料はなく、安心できる材料がなかったので。

そこで様々なリノベーション会社を調べていて駿河屋のホームページに辿り着いたのですが、自然素材というキーワードに惹かれました。もともと環境にやさしいオーガニック素材の食材や生活用品にこだわっていたということもあり、良さそうだね、と。

ご主人

実際に話を聞いてみようとショールームに行ったら、モデルルームの雰囲気がとっても良いことに驚いて。珪藻土の壁や杉の無垢材で作られた床、すぐに恋に落ちましたよ。

それは良かったです！実際に自然素材でつくられた空間の中に居て空気のやわらかさや居心地の良さを感じることってとても大きいですよね。

奥様

はい。そこから駿河屋の不動産チームに実際に足を運んでいただいてチェックしていただきました。外観や躯体を診てもらった結果、結構古い割にはちゃんとしっかりしてそうですねっていう評価で、そんなに悪いところは見つからなかったんです。心配していた点だっただけにホッとしました。

ご主人

自分たちのフィーリングでいくらここは良さそうだ、と思っていても、建物の内部のことまではわかりませんから。建築と不動産のエキスパートの方に診てもらって「安心してください」という言葉をいただけたことで、背中を押してもらいました。プロの太鼓判が有るのと無いのとでは大違いですね。

奥様

ここのマンションは管理会社が入っていない自主管理物件なんです。プロの視点で相談に乗っていただいて、納得した上で物件を契約できて本当に良かったです。

駿河屋の不動産アドバイスがお役に立てて何よりです！
建物の「古さ」に対してのご不安はどのように解消されましたか。

奥様

打ち合わせの段階で「リノベーション工事は実際に床や壁の中を見てみないとわからない」という話がありました。なにぶん古い建物ですから、工事が進む中で構造に問題があったり、配管に問題があったりということは結構あるとのこと。そうなると是正に追加費用がかかるという話で、その点は不安でしたね。

実際に我が家でもいくつかそうした問題が発生しました。でも事前にそうした可能性は聞いていましたし、予算や希望に応じてその解決案をいくつか提案していただいたことで、費用面でも一方的に追加を請求されるのではなく、納得した上で工事をお願いしました。

ご主人

この床も少し傾斜がかかっていたと聞いていましたが、工事の際に調整をしていただいて。今はまったく気にならないですね。

奥様

問題が無かったわけでは無いですが、問題が出るたびに丁寧に向き合っていただいて、一緒に問題を解決しながら工事を進めていけたという安心がありました。

リノベーションを通して、ゆたかな時間が増えました

不安を一つ一つ解消しながらのリノベーションだったのですね。リノベーション工事でこだわった点はありますか。

奥様

やりたいことは沢山ありましたが、やはり限られた予算の中でできることは限られています。ですので、予算を伝えた上で、こだわりたい点と、既存のままを生かす点はメリハリをつけるように意識しました。例えば、床と壁は自然素材でこだわりたいけれど、一部の建具は既存のものを活かす、というように。

ご主人

今このLDKは広々としていますが、以前の間取りはこの空間の中に仕切りがあってもっと狭く感じる空間でした。我が家は娘のお友達家族も集まって週末わいわいと賑やかに過ごすことも多いものですから、広くて居心地の良いLDK空間にはこだわりました。特にキッチン。オープンカウンターキッチンなのでキッチンとダイニングの距離も近くてコミュニケーションも取りやすいですし、部屋全体の見通しもとても良く、お友達からも評判がいいです。

シンクとコンロを並行に配したII型キッチンを採用されたことで、キッチン空間がコンパクトになり作業の動線が短く効率的な作業が可能になったのですね。また、キッチンの前に壁がないことでLDKとしての空間がより広く見え、視界がひらけるLDKになっていますね。

ご主人

はい。すてきなLDKに生まれ変わりました。ほんの一手間かもしれませんが、このLDKにしたことで料理を出したり、お皿を片付けたりの作業効率がとても良いんです。家事効率があがると、それにかけていた時間も短縮できるようになりました。
私たちが駅近にこだわった点にも通じますが、家事や通勤通学にかける時間が短くなった分、自分たちの自由で豊かな時間が増えたと思います。

時間は有限ですものね。時間と空間を大切にしているK様達ならではのこだわりがつまったお家が実現していることを感じますね。

五感で楽しむ、自然素材の住まい

K様邸のリノベーション工事が完成して、新しいお家で生活を始めてから約半年が経過されました。実際にお住まいになっていかがでしょうか。

ご主人

まず室内の空気感が違います。玄関ドアを開けた瞬間に無垢材の杉の床の香りが出迎えてくれますし、珪藻土で塗った壁や天井の質感と相まって温かみのある空気が家中に流れています。まるで住まい自体が生きているようです。
また住まいは３階にあるので窓の外の視界は開けており、お家自体が広くのびのびしているなと感じますね。

おお、素晴らしい感想をありがとうございます。リノベーションで新しく生まれ変わった住まいを十分に楽しんでいただけているのが伝わってきますね。

ご主人

ただね、当初心配していたのが、音の問題。足音や生活音については、実際に住んでみないとわからなかった点です。それにこればかりは自分たちの問題だけでなく、ご近所の方たちがどう感じるかでもありますので。
今のところは特に問題なく生活できていますが、これからご近所の方たちとのコミュニケーションを通して見えてくる部分かなと思っています。

奥様

以前の住まいには小さなお子さんのいる世帯も多くて「おたがいさま」と言い合える環境でした。今の環境はご年配のご近所さんが多いということもあり、様子を見ながらこれからコミュニケーションを深めていけたらと考えています。
これから集合住宅を購入される場合は、隣室や階下の方がどういう家族構成かという点も見ておくと安心かもしれませんね。

たしかに、集合住宅を選択する際には大事な情報ですね。貴重なアドバイスをありがとうございます。

ご主人

このお家に住んで何よりも嬉しいのは、家族3人が以前よりも安心して暮らせていることです。娘は自分の部屋が欲しいという要望が叶ったし、先ほども言った通り、家事動線も通勤通学時間が短縮されてその分自由に使える時間が増えました。
私自身、思い切って住まいの環境を変えたことで、今まで気づかなかったことに気付けたし、成長できたなと思います。

奥様

リノベーションを通して貴重な経験ができたよね。
それから、いま掃除をしていて思うのが、綿埃が少なくなったこと。今までのお家は掃除機をかけていてもすぐに綿埃が溜まっていました。無垢材の床や珪藻土の壁のおかげか、生活の汚れの質が違うように感じています。自然素材の住まいにこだわって良かったなと思う点ですね。

自然素材の家に住むと、住まいの汚れが変わってくるんです。体に優しい住まいだと感じさせるエピソードをありがとうございます。
最後に、このホームページを読んでくださっている未来の駿河屋のお客さんにひと言アドバイスをお願いします！

ご主人

駿河屋は江戸時代から材木のプロとして代々お家づくりに携わってきている会社です。真摯に対応していただいて、長く続いているのには必ず理由があるのだなと感じました。ぜひ次のお客さんにも駿河屋のバトンを渡していきたいですね。

奥様

そうですね。駿河屋の魅力は、お客様の要望に対する提案力の幅広さですね。気になることとか、こうしたいああしたいとか、相談してみると何かしらの提案が返ってくるので、ぜひ気軽に相談してみるといいですよ。

ご主人

私たちは中古マンションを購入してリノベーションという一大イベントを大いに楽しみました。打ち合わせも毎回楽しみでしたし、工事中に珪藻土の塗り壁体験を家族３人で体験しましてとっても貴重な体験ができました。自分たちでやってみて改めて職人さんの技術の素晴らしさにも驚かされましたし、駿河屋でこうしたお家づくりができて本当に良かったです。
これから駿河屋でお家を作る方たちにも、せっかくのお家づくりの機会を楽しんでいただければと思います。

インタビューの途中で珪藻土塗り体験時の家族写真を嬉しそうに見せてくださったK様ご夫婦。お家づくりをとことん楽しんだご様子が伺えました。これから沢山のすてきなエピソードがK様邸に増えていくことでしょう。