"つくる人の顔が見える、駿河屋でのお家づくり"

T様邸の内装仕様やインテリアを拝見しておりますと、家族ひとりひとりの「好き」が詰まった、かなりのこだわりを感じるお住まいだなと感じております。
なぜ駿河屋でお家づくりをしようと思ったのか、駿河屋を知ったきっかけについて教えてください。

奥様

そうですね。私は元々駿河屋さんのある墨田区でものづくり企業を支援するお仕事をしていました。その中で、ものづくりをする人や企業さんへのリスペクトが、お家づくりをする前から自分の中に強くありました。そういったところがこだわりの原点にあるかと思います。

また私自身が親の仕事や夫の転勤で海外に住んだ経験から、日本と海外の文化の違いについて認識する機会が多く、いつか自宅を建てる時があれば日本文化や技術の素晴らしさといった価値を表現したいなと思っていたのもあります。

そうした背景の中で、墨田区のものづくりの現場からも「駿河屋さんだったらこだわりのお家づくりができる」と感じていたので、お家づくりを実際に始める前から気になっていた存在でした。

ものづくりのまちでお仕事をされてきた奥様らしいこだわりですね。そんなものづくりの専門家に駿河屋でのお家づくりを選んでいただけて何よりです！

奥様

知り合いからも空まめの木に実際に宿泊体験をして心地よい空間だったという評判も聞いていたんですよ。

それに、家を建てようと思ったずっと以前から、自然素材で作られた昔ながらの空間の心地よさを感じていたのも影響しているかと思います。
次女の出産の時にお世話になった助産院は自然素材がふんだんに使われていた施設で、畳の上でお産を経験しました。畳や障子といった、日本に昔からある住居空間での出産体験や産後ケアの滞在が心地よくて、産後の回復も長女の時と比べて非常に早かったことから、自分にはこういう空間が合っているのかなって。あの時の原体験や感じたこともこのお家に反映されているかなと思います。

そうでしたか。それは素晴らしい体験をされたのですね。
ちなみに墨田区や近くには他にも沢山ハウスメーカーや工務店がありますけれど、他社様は検討されたりしましたか？

ご主人

駿河屋さんに決める前は、一応近所の住宅展示場にも「どんなもんかな」とぶらりと行ってみたよね。

奥様

そうそう、駿河屋さんに決めてはいたけど、念のために・・・でも、そこでは、自分たちの求めるものはなかなか見つけられなかったんです。

その点、駿河屋さんは素材から国産材を吟味して、日本の生活に合わせた建材を熟練の職人さんたちが技術を駆使して、丁寧に日本らしいお家を作ってくれる。私はものづくりの原点は家づくりだと考えているのですが、日本の古きよきものや、ことをいまの暮らしに合わせて形にしてくださる、ベテランの職人さんの施工のお家に住めることは貴重な価値ですよね。私はふだんから原料や産地をしっかり知りたいほうなので、一枡社長のブログも日々読ませていただき、会社さんと私たちの考えが一致していることを理解した上でお願いしたんです。「ものづくり」って、つくる人とつかう人、関わる人々の価値観や想いが合わさって、本当にいいものになると思うんです。今回、家づくりもまさにそうだと感じました。

ありがたいお言葉、ありがとうございます！
ただ一方で、自然素材というのは扱いが難しいとも言われます。その点でご不安はなかったでしょうか？

ご主人

そうですね。メンテナンスや機能については正直不安がありました。工業で作られた画一的な製品と違って、自然素材はメンテナンスが大変なのではっていう印象があったんですけど、聞いてみたら「長く使うためにメンテナンスが必要になってくると言う点では結局一緒だ」と言われまして。なるほど、メンテナンスをする必要がどちらもあるならば、それだったら気に入った方の素材で大事に長く使っていった方がいいかなと。

奥様

たとえば、我が家のお風呂はハーフユニットバスを選択して、天井は駿河屋さんの空まめの木と同じくヒノキの羽目板。浴室の使用後はしっかり換気して水気を取ることで問題ないと聞いていたし、実際に空まめの木で使用中・使用後の状態も事前に見ていたので、我が家でも安心して使っています。

自然素材を気に入って採用してくださったからこそ、大切に長く使えるように日々気をつけていただけているのですね。日々を丁寧に暮らすことにもつながり、大事な心がけだと思います。

"家族のこだわりや歴史を大切にする住居"

実際に自然素材の住宅に住んでみて、以前の暮らしと変わった点はありますか？

ご主人

我が家は羊毛の断熱材を選択しましたが、断熱性能はいいですね。外気温に左右されない室内温度を保てているなと感じます。

奥様

そうそう！それに結露がないというのは確実に違いますね。それに、以前の住居で育てていた植物が、この家に引っ越してきたらグングンと成長しだしてビックリしました。以前は枯れてしまって元気がなかったこともあるんですが。今だって直射日光が当たっているわけではないのに、すごい成長ぶり。これは室内の環境が良いからだと思っています。

植物の成長が変わったところを見ると、植物にとってもいい室内環境なのですね。
また、これから暑い季節に向かって、高断熱で体に優しい住居を感じていただけるのではないでしょうか。
ところで、たくさんこだわりがあるT様邸ですが、お家づくりの中で特にこだわったところはありますか？

ご主人

間取りに関しては、子供部屋やリビングの続きの洋室を、家族の成長や事情に合わせてフレキシブルに仕切れるように設計してもらいました。
あとは、屋上のテラスとキッチンは予算オーバーだったけどこだわったよね。

奥様

そう。この土地が公道から少しだけ上がったところなので、屋上にテラスを設けたらきっと気持ちいいだろうと思って･･･。ロフトにも光をふんだんに取り入れる設計にしてくださいました。おかげで2階の南面のテラスも眺望が結構遠くまで抜けるんですよ。

ご主人

そういう土地の特徴もふまえた要望を設計士さんに伝えてうまく形にしてもらえたところは良かったですね。あとは家族全員でキッチンに立てるようにとL字のキッチンを導入しました。まだ実現できていないけど、みんなでわいわいと料理するのがこれからの楽しみですね。

奥様

マンションのキッチンスペースにありがちな、小窓のような開口部がこれまであまり好みでなく、我慢してきて・・・。キッチンとリビングダイニングが繋がるように、開口部を大きく取ってもらって、それでレンジフードの位置もずらしたりして。
また、祖父母の家にあった古い飾り棚を、トイレットペーパーホルダーを作ってもらった墨田区の建具屋さんに相談して修理と塗り直しをしてもらって、食器棚として利用しています。ほかにも、祖母の使っていた桐箪笥をリメイクしていただいたり、古い鎌倉彫りのお盆の漆を塗り直してもらったり、すべて墨田区の職人さん方にお願いしました。この家は元々祖父母が住んでいた家にも近く、家族の歴史を大事に引き継いでいきたいという想いもテーマの一つでした。

新しいものだけでなく、家族の歴史も大切に取り入れていらっしゃるんですね。
他にも玄関の引き戸、リビングや子供部屋の４枚引き戸、キッチン裏のニッチや本棚、リビングのホームシアターのスピーカー、カーテン、階段の飾り棚、間接照明が映える塗り壁、照明器具のスイッチ、引き戸の真鍮の敷居すべりなど、細かいところでT様たちの沢山のこだわりが詰まったお家という印象です。

ご主人

一つ一つこだわろうと思えば際限なくこだわりたくなってしまうけれど、やはり予算には限度がありますから。その点、駿河屋さんのライフプランサービスを利用できたのはありがたかったです。ファイナンシャルプランナーさんにライフプランを作成してもらって、この場合だといくらぐらいでここまでできそうだ、とシミュレーションの中でお金の心配や不安を解消しながら打ち合わせを進めることができました。

お金の面でも安心できたようで何よりです。
最後に、今駿河屋でのお家づくりを検討されている方たちにアドバイスをお願いします。

ご主人

こうしたいなと少しでも思っていることは、イメージでもなんでもいいから伝えていくといいですよ。たとえつたないイメージでも、共有することからディスカッションが生まれて、実現できるプランを提案してくださると思います！

奥様

駿河屋さんを選択するお客様って、すでにこだわりや思いが強い方が多いと思うんです。駿河屋さんはそういった一つ一つのストーリーを大切に汲み取ってくれる、プロのものづくりの会社さんだと思いますので、ぜひみなさんもどんな小さなストーリーでも共有するということが夢の実現への近道だと思います！