僕も理事を務める「本物を知る学校マーキュリーアカデミー」の
今月の講師は、こだわりの国産オーガニック化粧品の
「アムリターラ」代表の勝田小百合さんに
ご講演を頂きました。
マーキュリーアカデミーについて書いたブログはコチラ
元、癌の執刀医が作った本物を知る学校「マーキュリーアカデミー」
講演の内容は2時間という枠に
よく収まったというくらい盛りだくさんの内容でした。
素敵な勝田社長のお人柄に
会場全員が引き込まれるような
とても良いご講演だったので、こちらでお伝えします。
目次
ナチュラルコスメ、オーガニックコスメとは何か
ナチュラルコスメとはオーガニックとは限らないそうです。
勝田さんのご自身の基準をお話し下さいました。
・植物や鉱物など自然の力を利用している
・石油由来の化学合成成分を使用していない
・合成ポリマー、シリコーンオイルなどを使用していない
・合成防腐剤を使用していない
・合成着色料を使用していない
・香りは天然の精油を使用している
ということを基準にしているそうです。
現在、もっとも多く使われている合成防腐剤は
パラベンというものだそうですが
生活環境全般にあるために
コスメだけで避けていても、体内に少しずつ
蓄積されてしまうのだと言います。
勝田さんはこうしたものを避けた生活を
ずっと続けているにもかかわらず
ご自身の尿検査では、少ないにしろ
微量のパラベンが検出されたとおっしゃってました。
合成防腐剤は、化粧品を腐らせないものです。
高級ブランド品などは、世界各国で売られていますし
東南アジアの直射日光の下でも売られるかも知れません。
腐った化粧品などは
ブランドの信頼性に関わるので
絶対に腐らないように作られているということです。
なるほど~・・・。
化粧品の役割とはそもそも何か
一般女性が思春期から老齢期にかけて
かなり長期間に渡り使用する化粧品ですが
そもそも役割とは何か教えてくれました。
・良質なオイルやうるおい物質で乾燥を防ぎ、バリア機能をアップさせるため
・ホコリや汗、酸化した皮脂、メイクなどの汚れを洗顔で落とすため
・空調や外気による乾燥や大気汚染、紫外線、メイク用品から肌を保護するため
・植物の抗酸化物質などの力を借りて、肌の自然治癒力を高めるため
・時々マッサージすることで、血液やリンパ液の循環をよくし、コラーゲンの生成を高めるため
だということです。
僕たち男性には、ただの美的表現的取り組みが
ほとんどの理由かと思いきや
ほぼ、アンチエイジングなんですね。
化粧品におけるオイルの重要性
私たちが日頃口にする油ですが
化粧品にも沢山の油が含まれています。
化粧品の油というと「つばき油」?くらいの知識しかないのですが
自然由来なものも沢山ありますよね。
しかし一般の化粧品には、当然ながら良質なものが
含まれている商品は少ないようです。
ここでオイルの役割を聞きました。
・外気の乾燥やメイクによって不足しがちな皮脂を補う
・皮脂の酸化を防ぎ、バリアを強化
・女性は元々男性より、皮脂の分泌が少なく肌が乾燥しやすい
・女性は加齢と共に肌の水分量も皮脂の分泌も減っていく
・メイクで粉物を顔に塗ると、皮脂を吸ってしまいがち
・乾燥していると紫外線を真皮にまで通しやすくシミやシワになりやすい
男性は50代くらいまで、
20代と同じくらいの皮脂分泌だそうです。
また、角質層が女性より厚いので、
紫外線を真皮にまで通しにくく
日焼けによるシミや皺になりにくいそうです。
こうした効果のある化粧品のオイルですが
一般的によく使用されているのは
石油から出来た油で、パラフィン、ワセリン、ミネラルオイルなど
栄養価のない油です。
鉱物油は幅広く一般化粧品に使われている。
皮膚科で出されるワセリンや、一般的ベビーオイル等。
良い点は刺激が無く、分子量が大きく
浸透が悪いオイルなので、肌に膜をつくるような作用がある。
反対に悪い点は、
精製度が悪いと、鉱物油には有害な不純物が
含まれるので、これによってシミになったり
皮膚が黒くなることがあり
また、栄養価がなく抗酸化成分も全くなく
皮膚の善玉菌がエサにしにくい油なので
長期的に使用していると、
乾燥肌を助長するそうです。
「1年間ワックス不要」と書かれている
自動車用ワックスに入っているもの。
成分名はジメチコン、メチコン、シクロメチコンなど
撥水性の高い皮膜を形成するので落としづらく
微生物が分買い出来ない成分なので
皮膚の善玉菌が減ってしまうデメリットがあります。
その結果、乾燥肌や敏感肌になってしまうそうです。
石油系溶剤で植物から油を溶かしだし
その後化学薬品を入れて高温で加熱して
脱臭、脱色しているので抗酸化力や有効成分は
かなり失われている。
オーガニックホホバオイル
オーガニックオイルには、アルガンオイル、
アボガドオイル、ホホバオイルなどがあるそうです。
オーガニックのホホバオイルの特徴を聞きました。
ネイティブアメリカンが肌に塗って、
傷の治療や肌の乾燥防止、
やけどや湿疹の治療など、
万能薬として使われた歴史がある。
正確には油分ではなく植物性のロウで
時間が経過してもほとんど酸化しない。
脂肪酸のほとんどがエイコセン酸、
あとはわずかにエルシン酸、オレイン酸
人の肌や髪に含まれる17種類のアミノ酸
カロテノイド、ビタミンEを含有している。
乾燥や太陽の直射日光などの
厳しい環境下で自生するホホバが
水分の揮発を防ぐ為に樹皮の表面を
このロウ類で覆っている。
肌の角質層にも30%くらい含まれている
油分なので、肌の水分維持能力を高める。
肌をバリアする
お化粧をする理由は
アンチエイジングの目的も高いと知った僕ですが
化粧品に含まれる合成界面活性剤についても
肌のバリアのお話しとともに
詳しくお話ししてくださいました。
肌のバリアの役割は、
肌表面からの異物の侵入を防いだり
体内の水分の蒸発を防いで保湿したり
紫外線をある程度反射させたりする
役割だそうです。
肌のバリアである皮脂膜は
皮脂や汗で出来ていて、これを混ぜて
クリーム状にしているのが
皮脂に含まれるリン脂質(レシチン)だそうです。
そして、バリアに重要なのが
皮脂、汗、セラミド(脂質)、NMF
肌の常在菌、リン脂質(レシチン)なのですが
化粧品に含まれる
合成界面活性剤がこれらを溶かして
洗い流してしまう。
その結果、乾燥肌や敏感肌になり
紫外線を防げない皮膚になってしまうのだとか。
合成界面活性剤の恐ろしさは
皆さんご存じの方も多いと思いますが
恐ろしいマウスの実験の写真を見せて
害を説明してくれました。
ちなみに僕の妻は、手荒れが酷かったので
合成洗剤は全く使っていませんが
環境汚染の観点からも、
出来れば使わないほうがいいですよね。
肌のバリアを守るためには
アンチエイジングに大切な肌のバリア。
このバリアを守るためには
以下ことが大切なんだそうです。
・合成界面活性剤の多いコスメ、
シリコーンオイル配合のコスメを使わない。
・顔を洗いすぎない。
落ちやすいコスメを使う
・アミノ酸や糖質、ヒアルロン酸などの
保湿成分の入った化粧水を適度に使い
肌の水分量を上げる。
・良質な植物オイルやセラミドの入ったコスメを使い、
皮脂膜を補助する。
まとめ
まだまだ興味深い話しを沢山聴かせて頂きました。
勝田さんはもともと「化粧品オタク」で
色々とメーカーに問合せをして
成分などを聞いたりしていたようですが
あまりに詳しくなったので、
「ご自身でやられたらどうか」と言われたのが
アムリターラブランドを立ち上げたきっかけだったそうです。
講演の内容も盛りだくさんで
もっとお伝えしたいこともあるのですが、
またの機会にします。
勝田さんは、笑顔が素敵な、
10歳のママとは思えない!(@_@)
とっても魅力的な女性でした。
またの機会に是非、
マーキュリーアカデミーでお話しを伺いたいと思います。
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<編集後記>
今回のマーキュリーアカデミーはテーマがコスメだけに
圧倒的に女性ばかり!
それにしてもとても詳しく解りやすく
内容の濃い講演で大満足の様子でした。
食品も扱っているようで
パンフを見るとかなりこだわっているのがわかります。
コチラのサイトも是非覗いてみてください。
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