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高気密住宅と化学物質濃度の関係

RELEASE:2014.07.23     UPDATE:2017/03/28
CATEGORY:ブログ, 社長ブログ, 自然素材
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みなさんこんにちは!
駿河屋の九代目当主 一桝です。
今日は高気密住宅と化学物質濃度の関係についてお話しますね。
シックハウスや化学物質過敏症の症状が発生する要因の一つに
住宅の気密化があがられることは、以前のブログでもお話しました。
昔は今のような石油から出来た新建材がなかったことと
あったとしても、隙間が沢山あったので問題にならないような住宅でした。
高度経済成長時代に入り、国策で人口を増やし、住宅をどんどん建てた時代
住宅はより早く、より安く、効率化を求めて進化(退化?)してきました。
その一つとしてスチールやアルミサッシが挙げられますが
この金属窓の登場で、住宅の気密化が進んだと言えるかもしれません。
1990年代のシックハウスの社会問題は、まさにこの気密化と新建材が原因です。
室内化学物質の濃度は、建材などから発生する量と換気などによって出て行く量で決まります
その意味で「高気密な住宅ほど化学物質濃度が高くなりやすい」というのはあたりまえの理論ですね。
では、なんで高気密化が必要なんでしょうか
それは主に地球の温暖化防止のためです。
生活が豊かになって冷暖房時間が長くなってきました。
気密性の低い家で冷暖房することは、窓を開けて冷暖房するのと変わらず
エネルギーの無駄が多くなります。
地球環境も大切ですが、その為に人が犠牲になる家も困りますね。
しかし、化学物質に関しては、「ここまでやれば大丈夫」という基準がまだないので難しい問題なのです。
厚生労働省が指針値を出しましたが、「この数値を満たせば大丈夫」といった値ではなく
強いて言うならば「この値を超えると標準的な人でも障がいが出る」という値なのです。
化学物質への反応は個人差が大きいので、
指針値以下なのに健康障害になった症例も沢山あります。
住宅を高気密化で建てたという認識があれば、内部の素材を
自然由来のもので厳選して仕上げれば、問題が起きることはあまりありません。
しかし、高気密を意識していなくても、普通の住宅より高気密になるマンションや
ツーバイフォー住宅などの場合、建て主や工務店が意識していないケースが多いのです。
ですので、住い手は高気密と新建材の関係をよく理解して、本当に安心出来る素材で
室内環境を整えることがとっても大切なんですね。
しかし、本当の厳選素材といっても、とってもおかしな物があります。
カタログ上ではまったくわかりませんし、ネットでの評判もいい
しかし
仕上がった部屋に入ると、厳選素材とまったくちがう。
失礼になるので、そうした話しには一切触れませんが
使ってみないとわからないものが沢山あります。
だから産地に行ったり、生産工程を見たりすることは
とても大切なんだと、改めて思います。

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〈 あとがき 〉

大学院の友人の佐藤充郎君が、現在クラウドファンディングに挑戦中です

クラウドファンディングとは簡単に言うと

ある社会性のあるビジネスを行う上で、共感した不特定多数の人から

資金を調達し、達成した場合には何らかの見返りがあるもの

という感じでしょうか。(ニュアンスが微妙に違ってたらスミマセン)

ウィキペディアの説明はコチラ

彼のビジネスは”マイ・セカンドオピニオン”という会社で

「日本の子育て環境を改善するために子育て支援Webサービスや

イベントサービスを開催する」ことです。

マイセカンドオピニオン

このクラウドファンディングはいよいよあと6日で終了しますが

この挑戦を僕は応援しております。

なにより僕のお客様も子育て世代の方も沢山いることと

そうした方々がより子育てしやすい国になることが、社会を良くすることに繋がるからです。

そして、この佐藤充郎という男がとても素敵な人間なんです。

私の友人も沢山、取材をしていただき、発信の機会を頂くことができました。

今日はその方の一人、株式会社オリカ 代表取締役の水上香織さんをご紹介します。

彼女はもともと婦人警官でした。

お子様ができましたが、生後まもなく重度のアトピー性皮膚炎が発症

食物アレルギーと診断され、アレルゲンの入っていない食物を探す日々だったといいます。

こうした経験から、食物アレルギーのお子さんをもつお母さんの負担を減らすために

アレルゲン情報を蓄積して特定のアレルゲンが含まれていない食品を探すことのできるサイト

アレモを立ち上げました。

このインタビューを読むととても良くわかるのですが

「アレルギーのある子供は疎外感を感じている」というお話では

僕の友人の三兄弟の長男君だけが食物アレルギーで

弟や三男の誕生日には、自分が食べられない回転寿司屋で

黙っていなり寿司だけを食べている話しを思い出しました。

この水上さんの取り組みも素晴らしいですが、こうした子育てにおける

不安要素がすこしでも子育てママの手の届くところに情報があれば

どんなに心強いでしょうか。

是非この水上さんの記事を含め、マイセカンドオピニオン

佐藤充郎君の挑戦を応援してくださる方が一人でも増えることを祈っております。

佐藤充郎君のクラウドファンディングはこちら

母の育児不安を解消する子育て支援Webサービスやイベントを!

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