気に入った築年数の比較的古い中古住宅
あなたは内覧の際に何を見ますか。
古さ?イメージ?広さ?
実際に購入するにはもっと細かく
プロに見てもらうのが一番です。
今日は中古住宅を見て
客観的に評価する会社
ホームインスペクションという調査で
どういったところを重要項目として見るのか
なるべく簡潔に重要な6つの項目を挙げました。
※塗装や屋根、防水の劣化は当然含みます
ホームインスペクションとは
ホームインスペクションとは、
SUUMOでは以下の通り説明しています。
■ホームインスペクションって何?
ホームインスペクションは住宅診断や建物検査などともいわれ、住宅の設計・施工に詳しい建築士などの専門家が、住宅の劣化状況について調査を行い、欠陥の有無や補修すべき箇所、その時期などを客観的に診断するというものだ。アメリカのように、ホームインスペクションが一般化していない日本では、新築マンションの内覧会の際や中古住宅を購入する前に、一部の買い主がホームインスペクションを自己負担で依頼するケースが多い。
ホームインスペクションの内容は、目視による診断が基本ではあるが、調査会社や依頼主の要望によっては専門的な機器を使用して診断したり、床下や天井裏などの内部に立ち入って診断するなどさまざまなケースがある。ホームインスペクションの費用は、目視による標準的な診断で、5万~8万円程度が一般的だという。
また、ホームインスペクションをする専門家(ホームインスペクター)としては、検査専門会社や建築士(設計事務所)、不動産会社の系列会社などが挙げられ、ホームインスペクションのニーズの増加につれて増えつつある。最近では、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会が、品質担保を目的とする公認ホームインスペクターの資格試験を実施するなど、ホームインスペクションの普及や専門家の育成に務めている。
(SUUMOジャーナル)
実際に現場で注意して見る部分は
外壁や内装の劣化状況なのですが
素人ではわからない部分などを
以下に説明します。
基礎のヒビ割れ
致命的なヒビ割れでない限り
素人の人はあまり注意して見ませんが
小さな日々であっても、
ヒビに沿って濡れていたりすると要注意です。
湿ってヒビ割れは上部の雨漏れから
常に水が流れ込み
鉄筋をサビさせて爆裂という現象を生みます。
爆裂とは鉄筋がさびて体積が増え
許容できなくなった基礎が割れる現象です。
また、濡れたヒビはシロアリが上がってくる上で
シロアリが好む環境になっていまい
これが「蟻道」(ぎどう)と呼ばれる
アリの道をつくるうえで好条件となってしまいます。
木部塗装のハガレ
軒裏などが割れて塗装がハガレている場所など
水の浸入なので劣化している場合が多いです。
木材が腐ってきている証拠なので
こうした部分が無いかよく確認をします。
一階まわりの木部塗装部分は
部分的に下の方を押してみると
ウエハスを押したようにメリメリと
柔らかい部分があることがあります。
こうした場所は内部がシロアリに
食べられているケースがありますので
見落とさないよう注意が必要です。
特に玄関ドア枠の下などが
要注意です。
室内の隙間
室内の枠との隙間や天井の隙間
クロスの割れによる隙間
和室の壁の隙間
などなど
中古物件は隙間の多い住宅があります。
こうした住宅は建物が歪んでいることが多いです。
隙間を見たら建物の歪みを疑ってみましょう。
建具の開閉
これは皆さん何気なく行っているかもしれませんが
実際に扉や引戸の開閉がしづらい建物があります。
これも建物全体が歪んでいる場合に
多く見られる現象です。
扉や引戸の開閉がスムーズでない場合
建物の歪みを疑ってみて下さい。
また、引戸の場合には
スムーズに開閉できたとしても
閉じた時に枠との隙間がある場合には
建物の歪みが発生している可能性があります。
天井のしみ
雨漏れは2階ばかり見るわけではなく
1階の天井もよく確認します。
下屋や庇などからの雨漏れや
外壁のヒビからの雨漏れなど
様々なケースがあります。
バルコニーがとりついていたり
手すりがとりついていたり
そうした部分から雨漏れが発生する
ケースもあります。
2階が漏れていないのに
1階の天井に染みがある場合は
外壁を伝って1階の屋根に
発生している場合もあります。
また、動物が住み着いて
糞尿をしているケールもありますので
古い住宅は注意が必要です。
傾き
これは一般の方で気づく方は少ないです。
私は部屋に入った瞬間「おや?」と感じることがあります。
そうした場合にはたいがい床が下がっているか
建物が不同沈下していることが多いです。
厳密には機械をつかって正しく測定することが
中古住宅の購入では必要です。
今日の「わかった!」
人気の物件は早期に売れてしまうケースもあり
内覧段間では焦ってしまうことも多いと思います。
しかし、素人判断だけで購入することは
特に築年数が古い場合は絶対に
おすすめは出来ません。
しかるべきプロの判断を聞いてから
物件を購入することをお勧めします。
特に販売側は早く売りたいので
かなり急かす担当者も多いようです。
急ぎたいのはやまやまですが
くれぐれも自分だけの判断で
住宅ローンを組まないように
気をつけて下さい。
せめて、僕がブログやメルマガで伝えている
内容だけでもチェックすることをおすすめします。
関連ブログ
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<編集後記>
今日は休日出勤をして、明日から僕は
一足先に休みに入らせてもらう予定です。
北アルプス南部の天候の冬型もゆるみはじめ
明後日以降は天気が安定しそうです。
しかし冬山は夏山と違うルートを行きます。
普段はシャクナゲや笹などの、いうなればヤブだったところに
雪が積もった状態の上を歩きます。
なので、しっかり積もれば雪の上を進めるのですが
中途半端な雪だと、ヤブを踏み抜いてハマったり
ヤブそのものをかき分けて進まなければならず
場合によっては登山そのものが出来ません。
今年はエルニーニョ現象の影響で暖冬であり
各地で「登頂できなかった!」という記録が出ています。
先日の上州穂高に行った僕も
ヤブに4時間苦しめられましたが、尾根に上がっても
そこから先も進めず敗退してきました。
現地の雪の状態が良いことを祈るばかりです・・・。
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
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