普通の人は秋こそ
ハイキングベストシーズンですが
僕はと言えば
沢登りにはもう寒いし
雪はまだ降ってないしで
この時期はトレイルランニングで
頻繁に山を走り回る時期です。
さてさて、トレラン仲間のミサワ兄貴が
24時間山岳耐久レースである
通称「ハセツネCUP」に出場するそうです。
この「ハセツネCUP」
なんと普通の登山ペースだと5日半かけて
登るコースを制限時間24時間以内に走覇する
日本トレイルランニングレースのパイオニアです。
累積標高は4582m
距離は71kmです。
なので当然、夜間も走ることになるので
山のナイトランの練習の為に
高尾山へおつきあいに行ってきました。
ミサワ兄貴が撮影した仁王立ちの僕の写真
なぜ立てアングルなのか未だに理解不能
今日は山の夜を走るという
危険なナイトトレイルランを行うにあたって
僕のバリエーション登山歴
15年以上の経験をもとに
注意しなければならない事や
装備についてお話します。
ハセツネCUP
ハセツネCUPもしくは長谷川恒男カップは「日本山岳耐久レース」ともよばれ、1992年より毎年開催されている東京の山岳地帯を走る総距離71kmのウルトラマラソン[1]。累積標高差4582m。名称は日本の登山家、長谷川恒男に由来する。日本では最も古くから行われているウルトラマラソンのひとつ。
(wiki)
目次
ナイトトレイルランのコース選定・距離
当然ながら夜のトレイルランニングは
真っ暗な闇を走ります。
暗くて怖い。濡れた髪の女性が道ばたに座っていそう。
なので普段よりも視界が狭い。
慣れたコースでないと絶対危険です。
僕は高尾山の頂上までは6号路をつかい
そこから先は陣馬山までほぼ一本道。
何度も通った勝手知ったる道です。
それでも登山道が広くなるような部分では
一時的に方向を見失う事がありました。
なので、山を夜走るトレイルランの場合は
熟知したルートで行わなければなりません。
またルートは周回コースではなく
いつでも引き返せるピストンルートがいいと思います。
披露度合いなども見ながら
距離の調整ができるピストンルートにしましょう。
ナイトトレイルランの同行者
今回はミサワさんと二人で行きましたが
何かトラブルが発生した時のために
3名、出来れば4名でいくのが安心だと思います。
なぜなら、動けなくなった場合に
一人は付き添いで
あとの人は二人以上で救援を要請しに
走らなければならないからです。
2名だと、一名を山中に一人で残し
救援は山中を一人で移動することになり
二重遭難などを引き起こす可能生があるからです。
ナイトトレイルランの装備
一番お金をかけるべきはコレです。
明るさによってスピードや安全性が
全く変わってきます。
通常、ヘッドランプというと山用のもの
山の夜に身の回りを照らす事に使っているものです。
下山遅延で日が落ちてしまった場合
足下を照らす非常用の照明でもあります。
今回はナイトトレイルラン用に
明るさ250ルーメンのヘッドランプを用意しました。
しかし明るすぎてヘッドランプ直接の明るさが
目に飛び込んできてしまいました。
錦糸町のオリナスでまだ売ってた(2015/12/11現在)
なので、ツバ付きの帽子をかぶって
それにヘッドランプを装着しましたが
それだとツバが邪魔でライトの明かりが
近い足下に届かず少し見づらかったりと
調整がいろいろと必要でした。
それでも明るいということは
ほぼ昼間と同じくらいのペースで
進むことができました。
しかし難点がひとつ。
LEDの白っぽい明かりのせいで
路面の凹凸が見づらかったです。
当然ながら、予備のヘッドランプを
もうひとつ携帯してください。
同じ大光量のものが理想ですが
とりあえず歩いて降りられるような
一般登山用のものは最低必要です。
電池も予備が必要です。
角度が調整できない
ヘッドランプが希にありますが
足下を照らしながら走るので
角度が調整できないと
首をへんに曲げながら
視線だけ前を見るという
きわめて疲れる体勢を強いられます。
くれぐれも角度調整のできるものを
選んで下さい。
小さいヘッドランプを
たくさんつければOKかというと
そうでもありません。
取り付ける場所は
オデコ以外では、
取り付けてもブラブラ動いてしまい
動く照明は見ていてとても疲れます。
やはりハイパワーの一灯づけが
一番安定して走りやすいです。
おすすめはコチラ
単四3本で電池の持ちも十分です。
明るさも二段階調整出来るので便利です。
エナジャイザー250ルーメン
行動食やカロリー補給は
通常のエナジーバーやゼリーで問題ありません。
日中のトレイルランと同じです
水分は自動販売機などをあてにすると
夜間は使えないところもあるので注意です。
基本はすべて自分で背負う装備で行うことです。
夜間はやはり冷えます。
特に立ち止まるとすぐに寒くなります。
簡単に出し入れできる上着が
一枚あるといいと思います。
夜の山は意外に静かです。
静かな森を走っていると
結構恐ろしい。
熊がいない山域でも
鈴があると、タヌキや鹿などが
早めに存在をキャッチして
逃げてくれるので
こちらがいちいち驚く必要がありません。
また、それなりの音は
寂しさを和らげてくれます。
ハセツネは夜間に霧が出ることでも知られています。
LEDの大光量白色ライトだと反射してしまって
よく見えなくなります。
なので、ライトがイエローになるように
なにかセロファンを貼るとか工夫が必要なようです。
僕はどんな山でも
アマチュア無線とGPSを持参します。
GPSはコースをロストした場合
とても心強いです。
高尾山山域でも携帯が
つながらないエリアが結構あります。
動けなくなった場合、無線があると安心です。
街の明かりが見えれば
間違い無く無線は到達します。
携帯電話の予備バッテリーも
あると安心ですね。
関東平野の夜景がキレイ!
まとめ
高尾山から陣馬山まで往復のナイトランでしたが
今回は様子見ということで
往復20キロ程度に縮小しました。
ミサワさんは僕が同行しなければ
一人で行こうか悩んでいたとのこと!
あまりに危険なので僕が同行しましたが
二人でも闇夜の山を走るのは不安です。
今日説明した装備を準備しながら
よく知ったルートを良く知った仲間と走ることが
トラブルを避けることだと思います。
それにしても夜の山を怖いですよね。
ライトを向けたら女性が座っていたり
後ろを振り返ったら、追いかけられていたり
想像しただけで、いちいち背中の毛が逆立ってしまいます・・・。
最後に見た高尾山六号路の仏像の蝋燭
「これは電気でしょう~!」
とミサワ兄貴と近寄ったら
本物の蝋燭で、ちょっと焦り二人でしばし沈黙
初老男子も怖いものは怖い・・・。
実施される方は
怪我にも気をつけながら
写真にも変なものが写らないように
気をつけてくださいね~。
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<編集後記>
このミサワさん。
全く、山をなめるなー!と言いたくなるほどの
軽装、手ぶらでした。
「お腹すいたー」と言うので
エネルギーゼリーをあげたら
「まずい・・・。」
と言われました。
このヘソライト、トレラン仲間の
美香さんから借りたそうですが
自分のウエストに装着して
ゴム伸びちゃったらどう説明するんでしょうか。
このベルトを取るときも、
ウエストから下に移動すればいいのに
わざわざ上半身の腕を片手ずつ苦労して抜いていて
中国の大道芸で小さい輪を抜ける
「輪抜け」みたいにして取り外してました。
僕の250ルーメン 大光量ヘッドランプは
「これはいいねぇ~♪」と言いながら
ミサワ兄貴に没収されてしまいました!
それでも僕の良き兄貴分です。
ハセツネ完走頑張って下さい!
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