こんにちは。駿河屋の九代目当主一桝です。

大分冷え込んできましたね。風邪気味になりやすいこの時期、体調管理には十分気を付けてください。特に適切な換気と湿度管理。僕は湿度50％を目安に調整してます。

ご夫婦でお仕事をされて、日中締め切りになる住まい。そこには意外な盲点がありますよ～。今日はそんなお話です。

それでは、今月も子育てママにお役にたてる、おうちの中で大切なこと、発信します！

【正しい住まいの換気方法とは－２】

自然素材と言われる珪藻土や漆喰、無垢のフローリングは、ビニールクロスや合板フローリングのような新建材にくらべて劇的に湿度を吸収、放出をしてくれます。

しかし、どこまでも湿度を吸ってくれるかというと当然ながら限界があります。

たとえば、自然素材１００％！！と言っているあるメーカーの珪藻土は、澱粉を多く含んでいるのでカビが生えやすいのです。

澱粉はカビのエサになります。

ですので、あまり効果を過信するのはよくないですよね。

換気の大切さを前回お話ししましたが、共働きなどの場合、日中に在宅していないからといって、換気はしなくていいと思っていませんか？

その場合は・・起床から出勤までの生活行為で発生した水蒸気を閉じ込めたままになってしまいます。

そしてそして

帰宅後に炊事、入浴などでさらに水蒸気を発生させたまま寝てしまい、毎日その繰り返しでは、絶えず湿度の高い環境となってしまいます。

なんとある調査では、締め切りの家とそうでない家では、締め切りの方がダニの数が３倍いたというデータもあります！

（千葉工業大学　工学部建築都市環境学科　小峰裕己教授）

カビを防ぐ効果のあるお風呂として、ミストサウナには「カビ抑制機能」がついているものがあります。これはマイクロミストの温湿度制御によって、カビ菌糸の繁殖を

抑制するもので、浴室のカビに悩んでいる方調べてみてくださいね。

でも基本は換気ですよ。

我が家は浴室換気扇と脱衣所換気扇をリノベーション（フルリフォーム）の際個別に取付ました。

基本的に浴室や脱衣所の換気扇は一日つけっぱなしでもいいくらいかもしれませんね。
換気扇の消費電力を28KWとすると、一日8時間つけて1ヶ月160円くらいです。
○計算方法 
消費電力(KW) × 使用時間(H) × 1KWあたり単価 (円) = 一ヶ月あたりの電気代(円) 
(28/1,000) × (8×30) × 24 = 161