先日、ある山岳会を退会し
新たな山岳会でお世話になることになりました。
山岳会は一度入会したら長く続ける人もいますし
理由は様々ですが、違う山岳会に移籍する人もいます。
今日は、移籍組の僕が感じた
山岳会についてお話しします。
目次
30代に沢登りや雪山を楽しんでいた時代
山岳会には所属していませんでした。
仲間と講習に行ったり、
クライミングジムで練習したり
ガイドにお願いして教えてもらったりしながら
スキルを学び経験を積み重ねて来ました。
もともと僕らは友達同士で始めた山。
硬派を至上とする仲間だったので
女人禁制で男だけで遊んでました。
フルチン天然温泉
また、山岳会の人たちと接していると
「色々と女性問題が多いものなんだなぁ」と感じていたのも、
山岳会を避けていた理由かもしれません。
しかし、当時の仲間が肥満や高コレステロール
会社からの拘束や島流しで山に行けなくなり
結局僕が一人での山行を続けていたのですが
一人での沢や雪は少しリスクが高いことと
また、仲間と焚き火でも囲みたいなぁと思い
山岳会の門を叩くことにしました。
初めて入会した山岳会は
老舗でも同年代の会員も多く
厳しい会則もなく
居心地の良い会でした。
しかし、比較的短期の休みの方が多いのと
平日休める方がおらず、なかなか
ご一緒する機会がありませんでした。
また、山に求める方向性もすこし違い
岩を登ることが好きな会で
沢や雪山はあまり積極的では無いことがわかり、
僕のやりたい山を精一杯出来るのは
あと5年くらいかと考えると、
やはり移籍を考えざるを得ませんでした。
そんな時に、僕の友人の会の話しを
白髪門を登っている時にじっくり聞くことが出来、
僕の嗜好に合った山を登っている会への
移籍を決めたのでした。
そうした、山岳会初心者の僕が
わずかの時間で感じた
山岳会に入るメリットとデメリットを
僕が感じたままに書いています。
当然ながら安全に対する意識が高いです。
レスキューや雪上訓練を定期的に開催し
ビギナーへの指導、教育に努めていますので
素人山行とは違う安心感があります、
山行計画書を提出して行き
下山したら必ず会に報告をします。
山行ルートやメンバーとともに装備計画も提出するので
事故や遭難の際の初動に役立ちます。
捜索は会だけで行うのではありませんが
初動の際の所轄への連絡や
家族への連絡等々
仲間が行動を起こしてくれます。
経験値の高い方が多く
会によっては、東京都山岳連盟などで
一般登山者を指導しているようなスキルを持っている
方が所属しているレベルの高い会もあります。
そうした指導者からの指導は
フリーで登山を楽しんでいる方からすると
機会としては圧倒的に多いですし
最新の技術や情報が早く届くメリットもあります。
そうしたことで、スキルアップのメリットは
とても多いと言えます。
たった一人とか、数人で登っている山よりも
会に所属することで、気の合う仲間を増やすことが出来ます。
当然、組織なので上下関係もあり
引退された大ベテランもおられるわけなので
「うるさ方」と呼ばれるような人もいるかもしれません。
しかし、実績のあるベテランから様々な話しを聴くのは
とても勉強になります。
また、山登りといっても、様々なので
沢登りから岩登り、フリークライミングや
バックカントリースキーやアイスクライミングや雪山
一般登山道や百名山ハンターまで
自分の経験したことのない山をやっている人から
誘われることで、自分自身の可能性が開くこともあります。
僕が何より嬉しいのは
一般社会で山の話しをしても通じませんが
山岳会の人たちと話しをすると
好きな山の話しを延々と出来ることが嬉しいです。
山岳会は年度末に会の山行計画を立てます。
およそ、毎月1回の山行や
長期休みの山行や
訓練やトレーニングなどです。
基本的にそした山行には
休みが合えば参加しなければならず
興味ないから一人で別の山に行くことは
許されることはありません。
嗜好や趣味の方向性の違い
上記のことから、自分の趣味の方向性が違う
山岳会に入ってしまうと、かなり苦痛です。
たとえば沢登りが嫌いなのに
沢がメインの会に入ったら
苦痛以外のなにものでもありません。
山といっても多岐多様に楽しみ方があるので
嫌いな山があるのであれば
しっかりとリサーチして入会するか否か
決めたほうが無難です。
僕が山岳会を嫌っていた理由はコレですが
巨大な山岳会は知りませんが
比較的小規模の山岳会には
あまり無いように思えます。
しかし、ザイルを使う山行などでは
やはりザイルパートナーなどを意識するようになり
なんとなく気の合う、技術的レベルも合う様な
人同士で行くようになりますので
それなりにグループが形成されていくように思えます。
そうしたグループにうまく馴染めない方は
少々居心地が悪いように感じるかもしれません。
自分自身がソコソコの山をやっていて
これからもスキルアップを考えている場合、
会自体の技術レベルが低いときは
物足りなく感じます。
また、山岳会は人材不足とも言われるので
リーダークラスの人が何人いるかによっても
会の雰囲気は全く変わったものになります。
リーダーは山行を企画する場合に
どうしてもリーダーの趣味に沿った山行となるので
自分と合わない場合には
会で行く山行自体が負担になるかもしれません。
また、リーダーに技術が追いついてしまった場合
リーダーが少ない場合、
そしてメンバーが育たない場合には
リーダーとして依存されるようになると
それはそれで楽しくないかもしれません。
山岳会は現役として登っているメンバーと
リーダーの人数やリーダーの趣味も含め
自分と合うのかどうかをよく吟味して
入会することをお勧めします。
一通りお話ししてみると
山岳会のメリットは技術や安全ですし
デメリットは山の嗜好性や仲間づくりが
うまくできるかどうか、かもしれません。
一人の登山道歩きに飽きてきて
雪山をやってみたい、岩をやってみたい
自分自身の山をレベルアップさせたい。
ということが入会の理由となる人が多いと思います。
しかし、その時期は山岳会はどこも
同じに感じるかもしれません。
どちらかと言うと、見学に行った際に
気持ちよく迎えてくれたかどうか
という「雰囲気」で入ってしまうかもしれません。
ビギナーであれば、そうした「相性の良い」会
に入会しながら少しずつスキルアップし
山に対する視野が広がってくると
さらに、深い道に進みたくなるものです。
それが、岩稜なのか雪なのか沢なのか
様々な遊び方が沢山ありますので
山岳会の先輩に聴いたり
本などを読みながら、自分の理想の山を
探し求めてみるのも良いと思います。
そして、それが見つかったら
それを実践している会に移籍すれば
より、自分の山が充実すると思います。
山岳会は二段構えで考えるのも
もしかしたらアリかもしれませんね。
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<編集後記>
今週末は友人のお祝いで石垣島に行ってきます!
先週末は3000m峰登頂予定でしたが
解毒高熱で40度近く出たので当然、中止・・・。
将来はご縁のあった方々の子供たちに
海や山の遊びをしっかり教えられる組織を作れたらなぁ
なんてぼんやり想う事があります。
河に子供たちと潜って、岩魚や山女魚を突いて
星空の下、焚き火で焼いて食べてみたいと想いませんか?
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