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今や性能は当たり前、あなたの住まいにはどんな人が関わっているかが大事です。

RELEASE:2016.05.13     UPDATE:2016/12/07
CATEGORY:ブログ, 社長ブログ
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住まい作りで一番求めていることは何ですか。

最近は高性能住宅という言葉を

沢山聞くようになりましたが、

今や住宅の性能が良いのは当たり前の時代です。

 

それよりももっと大事なことがあります。

それは皆さんの住まいの素材は

どんな場所でどんな人がどんな想いで育て

 

そして、どんな職人さんたちの手で創り上げられ

住まいの一部になっているのか。

 

それを知っているのと知らないのとでは

住まいの本当の価値がまったく変わってきてしまいます。

 

海外からの木が工場から出てきて

あっという間に組み立てられたとしたら

 

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人生において、そう回数のあるものではない

住まい作りだとしたら、

それはとってももったいない事だと思います。

 

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今日はそんなお話しをします。

 

材木業から建設業に変わったとき

材木業から建設業に変わったとき

 

当社はもともと老舗の材木商でした。

しかし時代の変化により国産の木材は

安い外来材におされて売れなくなりました。

 

その結果、山は廃れて荒れ果てて

日本の家は外国の木で作られることが

ごく一般的になってしまったのです。

 

そうした背景もあり、

駿河屋も材木業が厳しい時代となりました。

 

私の代で九代目となる駿河屋は

材木業を継続することを諦めて建設業に

業種転換したわけですが

 

事業継承したときに、自社で扱っている木は

一体どこからきたんだろうかと調べたことがありました。

 

この木はどこから来たのか

この木はどこから来たのか

 

自社で扱っている木を色々と調べると

それなりに産地を追っていくことは出来るのですが

市場を経た時点で分からなくなります。

 

〇〇産と言われているだけで

本当かどうかわからない。

色々と内情をしるにしたがって、

益々木材流通の怪しさを感じました。

 

実際に現地を訪れてみた

実際に現地を訪れてみた

 

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実際に現地に行き、そこにいる人たちと話しをすると

どうやら産地が違うもの、アヤシイものがあることがわかりました。

 

銘木に似た木が採れると銘木産にしたりすることを

「化ける」とか「化かす」という言葉も聞きました。

 

僕の本でもお話しをしましたが

中国産のナメタケが日本で瓶詰めされると国産になるように

銘木ではない産地のヒノキでも

銘木の産地で製材されると、銘木産になることを知りました。

 

素性のわからない木をつかっても

愛着が持てるわけがないと

そのときとても悔しい気持ちになったのを思い出します。

 

産地や生産者にこだわるわけ

産地や生産者にこだわるわけ

 

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全国各地をあるきまわり

素晴らしい素材を探していると

様々な方々に会うことができます。

 

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愚直に木を育てる林業家や製材所の経営者

ひたすら大変な作業なのに温かいイ草農家の方

北海道の稚内で珪藻土の採掘で汗を流す方

自分の育てた、作った素材に熱く語る方

 

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様々ですが、残念ながらそうでない方もおります。

そんなとき僕はとても残念な気持ちになります。

 

昔の日本人であれば当たり前に言っていた

「つくったものには魂が宿る」「命が宿る」という言葉。

 

であるならば

住まいは「命」や「魂」の集合体のはずです。

そうした物の中に、素性のわからないものや

おかしな生産者の作ったものが混ざってしまっては

僕はお客様に申し訳ない気持ちになってしまいます。

 

いやな人には一切関わって欲しくない。

しみじみそう感じます。

 

素晴らしい皆さんがつくった素晴らしい素材を厳選して

自分が欲しいくらい自信をもった素材で住まいを作る。

それがお客様と直接ふれあう私達の責任だと想います。

 

住まい作りで大切にしたいこと

住まい作りで大切にしたいこと

 

現代の住宅産業は、

カタログを見て画一的なプランを

工場から出てきた部品で組み立てて

驚く程早く完成するものですが

 

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そこには生産者の想いやこだわりは感じられません。

 

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それよりも、どんなこだわりで、どんな人が関わり

どんな山で育ったものなのか

そして、どんな職人さんたちが手間ひまかけて

つくった家なのか

 

IMG_3410

 

それを知る事が住まいの適正な価値を知ることだと思うのです。

それを知ることで、住まいをもっと長く、もっと愛してくれる。

 

僕たちはそう考えているからこと

産地に通い、現地の人との繋がりを大切にし

現場で働く職人さんたちとお客様の関わりを

大切にしたいと思うのです。

 

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<編集後記>

僕は本来、人好きなのだと思います。

なので、仕事も良い人だけとやりたい。

 

元請け、下請け関係なく

1つの目的に向かってみんなで力を合わせるチームを

産地から現場の職人さんまで一体となって創り上げる。

 

その想いを住まい手の皆さんに伝えることで

住まいの本当の価値が伝わるのだと思います。

 

素材ひとつひとつを語り出すと

かなり長い話しになるので、

なかなか全部聞いてくれる方はおりませんが

お酒でも飲みながら是非伝えたいことばかりですので

どなたかお客様で付き合ってくれる人はいませんか~

(^_^;)

 

 

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