皆さんこんにちは。
自然素材・天然素材の老舗
厳選素材住宅の駿河屋 九代目の一桝です。
今日は、同じ墨田区にある「東京都慰霊堂」へ行ってきました。
ここはご存じない方も多いかもしれませんが、
関東大震災と東京大空襲で多数のお亡くなりになった、
身元のわからないお遺骨が納められている場所です。
この慰霊堂は、もともと軍人の制服や靴をつくる「被服支廠」(ひふくししょう)の跡地で
関東大震災の時に、この跡地に避難した人たちの荷物に火がうつり
火災旋風が巻き起こり多数の死者を出したところと言われています。
また、東京大空襲での身元不明の戦没者も沢山納められています。
さて、そんな東京都慰霊堂ですが、
こちらの耐震補強工事が去年から戸田建設にて進められています。
今回は大学の先輩の関係で、建築士事務所協会墨田支部の方々と参加してきました。
中に入ると、一見デザインに変化は無さそうですが、違和感のないように梁や壁の補強が随所に施されてます。
これは梁の補強です。
もともとは、こちらの梁のように、上が開いている状態でしたが
こちらのように梁の補強とともに、梁の上に壁を足すことで、地震に強くしています。
こちらの窓は一回り大きかったものを、小さくして壁を補強しています。
椅子は新築当時のまま使われています。
天井に近い窓はFRPブロックと言われる物で光と取り入れながら補強をしています。
周りには、当時の恐ろしさ、悲惨さを伝える絵画が展示されていて、
子供の時に僕はこの絵が怖くて仕方なかったのを覚えています。
次は屋根に登り、銅板葺きの作業を見学しました。
板金職人さんも、絶滅危惧種に指定されている職人さんです。
寺社仏閣の仕事が主になるので、全国を転々としている方だと思われます。
これは当時の鬼瓦の銅板を剥いたところ。
中身は桧です。
下に降りると丁度板金屋さんが、銅板を大きなハサミで切断していました。
今ではナツカシイ光景です。
最後は内部を鉄骨補強しているところを見学しました。
不細工な鉄骨だと思ったら、この鉄骨は全て壁の中に隠れてしまうそうです。
既存の柱との間は、無収縮のモルタルを充填するのですが、
鉄筋を結束する針金(結束線)はステンレスを使用してました。
一時間ほどの見学でしたが、こうした施設の見学は
とても貴重な機会なので、とても勉強になりました。
数々の御霊が眠る東京都慰霊堂ですが、
哀しい歴史でお亡くなりになった方々の霊に合掌する気持ちで見学させて頂きました。
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
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