木に裏表があるのを知ってますか?
「木裏」(きうら)や「木表」(きおもて)と言います。
この裏表を間違うと
ちょっとやっかいなことになりますが
最近の合板で出来た新建材の
合板フローリングには当然ながら
「木裏」や「木表」がありません。
最近の大工さんに
無垢の木の板を渡すと表も裏も
わからない大工さんがいると聞き
ちょっとビックリします。
今日は「木裏」と「木表」の話しですが
その前に「赤身」と「白太」のお話しを
しなければなりません。
「赤身」と「白太」
杉やヒノキなどの丸太を見たことがありますか
中心の部分は赤くなっていて
木の表面に近いところは白くなっています。
この赤い部分を「赤身」
白い部分を「白太」と呼びます。
赤身の部分は白太よりも昔に作られた部分。
白太が年齢を重ねることで赤身になっていきます。
白太は細胞が活発に生きていて
栄養分や水分をぐんぐん吸い上げる部分です。
水分も赤身より白太のほうが多い。
なので、赤身は腐りづらく
虫に食べられにくい部分なので
土台などに使うと良いのです。
逆に白太は水分や栄養分が多く
赤身に比べると虫や腐りに弱い部分です。
「木裏」と「木表」 木が反る方向がある
木をフローリングに使う為に
板状に加工をした場合を想像すると
解りやすいのですが
この外皮側の面を「木表」
赤身側の面を「木裏」と呼びます。
つまり、住宅で足に触れる面に「木表」を使い
下地側、仕上げの反対側が
「木裏」になるように使います。
白太と赤身は水分量が違うと言いました。
木の中心側と木の外皮側では
水分量が違っています。
なので、しっかりと乾燥させていない
フローリング材は、反ることがあります。
これは白太側が水分が多いので
乾燥による収縮が大きく
そのように反ってしまうのですが
木材はしっかり乾燥をして
適材適所に使わなければなりません。
人に触れる部分は木表を
会社の木工教室や箸づくり教室などを開催すると
なかなかうまく削れない子がいると教えてあげるのですが
これは、木の繊維方向と逆を削っているからです。
木表側は削りやすく
木裏側は削りづらくなります。
カンナをかけると一目瞭然で
ピカピカ、ツルツルになるのが木表で
ちょっと荒れてくる、削りづらいのが木裏です。
以前、びっくりしたのですが
フローリングのサンプルを取り寄せたところ
海外の商品だったのですが
木裏、木表が逆でした。
最近は機械でカラカラに乾燥させてしまうし
固い木だったので、裏も表も関係ないのかもしれません。
機械で強制的に乾燥させるのではなく
天然の状態でゆっくり時間をかけて乾燥をして
木の天然成分、アロマ成分をしっかり残しながら
木表をピカピカに削ってあるフローリングのほうが
肌触りも香りも良いのですが残念です。
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<編集後記>
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
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