皆さんこんにちは。
自然素材・天然素材の老舗
厳選素材住宅の駿河屋 九代目の一桝です。
今日は、環境によってマウスがどう行動するかというお話をしますね。
以前、このメルマガで
東京大学大学院農学生命化学研究科教授、
有馬博士の書籍「木材の住化学」から
引用しながら、マウスの環境実験によって
床材が与える影響についてお話しをしました。
今回は、
環境実験におけるマウスの状態と行動の違いを
お話しします。
以下は、「特に注目された」と言われている点です、
・母マウスの授乳時間の減少
・子マウスの体表面温度の低下
・母マウスの保育行為の現象
・落ち着きがなく、暴れるなどストレス症状
冷えることによるストレスを示すもうひとつの例として、
父マウスの行動についても述べています。
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各飼育箱で生活をしていた父マウスたちを同じ種類の
飼育箱で共同生活をさせると、
コンクリート製で生活しているマウスは、移動直後
激しい「けんか」がみられてのに対して、
木製ではそのような傾向が少なく、おっとりしていた。
また、名古屋大学のグループの実験でも、
コンクリートやアルミの飼育箱では哺育が進行せず、
捕食異常(親が子を食べる)を観測している。
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このように木製とコンクリートの各ケージでの
マウスの状態と行動の主な差異を比較しましたが、
この結果を、学校教育環境の調査で示された、
木造校舎から鉄筋コンクリート校舎に
移動した教師の評価を並べてみると、
マウスと驚くほどの類似性が認められるといっています。
〇鉄筋コンクリート校舎についての教師の感想項目
うるさい 子供が落ち着かない
声がこもる 湿気が多くなる
冷たい すべりやすい
疲れる 硬い
あぶない 掃除の方法が変わる
(出典:日本木材学会編 1991木材と教育 海青社)
この結果をもとにしながら、有馬先生はこう述べています。
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誤解の無いように付け加えるが、
マウスによるこれらの実験結果を
人間の居住環境にあてはめることは乱暴すぎる。
しかしながら無視することも同様に乱暴すぎる。
周辺環境の温度などが同じであっても、
われわれが接する部分の熱伝導や吸湿が
大きな影響力をもつことを本実験は示唆している。
今一度、住環境における材料の選択に留意する必要がある。
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皆さんは研究結果を知り、どう感じたでしょうか。
木材の住化学 木造建築を考える
有馬孝禮 著 東京大学出版会
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
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