皆さんこんにちは。
駿河屋の九代目 一桝です。
ここのところの不動産価格の高騰で、実家リノベのご相談が増えています。
おもに戸建てが多いのですが、間取りが比較的自由になるのは
「木造軸組工法」と呼ばれる、柱と梁で構成される一般的な木造住宅です。
ハウスメーカーの軽量鉄骨構造や、ツーバイフォー住宅は、間取り変更がなかなか難しい工法です。
比較的自由に間取りが変更できる「木造軸組工法」ですが
簡単に柱や壁が取れるわけではありません。
実は、全体のバランスがとても重要なのです。
物体には「重心」と言う、ものの重さの中心となる「点」があります。
「やじろべえ」を想像するとよくわかりますよね。
家にも「重心」があるのです。
もう一つ、家には物理的中心となるものがあるのですが
それが「剛心」(ごうしん)です。
「剛心」とは、強さの中心となる点です。
実は地震につよい家は、この「重心」と「剛心」が近ければ近いほど優れています。
耐震補強工事は、強さだけでなく、この二つの点を近づけるために、全体のバランスをとっていく必用があるんです。
なので、いびつな家、凸凹の家というのは、バランスが悪いということがイメージできませんか?
建売でも、敷地に無理に合わせている形をしていたり
マンションでも、土地を購入できなかったために、へんな形になっていたり
そうした建物はまわりを見渡すと意外と多いものです。
「旧耐震」と呼ばれる、昔の耐震基準の建物も沢山ありますが
いびつな現代住宅より、古くても正方形の家のほうが、地震被害が少なかったりすることもあります。
マンションでも、昔の公団が建てたマンションなどは、ほんとうにバランスが良くて
古くても地震に強い典型的な建物です。
実家はそれなりに古い住宅であることが多いですが、
こうしたことを踏まえて、重心と剛心を近づけるように工夫した間取りにすることで、より安心して暮らすことができます。
また、耐震強度が不足している木造戸建て住宅は、大地震に耐えられなくなると、まず1階が潰れます。
その為、予算が限られているときは、1階を優先して耐震補強するということも大事だということを知っておいてください。
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<編集後記>
北アルプスの紅葉が見たくて、上高地から幻の池と言われる「奥又白池」に行く計画をたてました。
一般登山道から外れて、ヤブをかき分けて何時間も行く場所で、危険な岩場もあるんですが
知る人ぞ知るその池は、穂高などの山々が見渡せる素晴らしい場所です。
この時期、場合によっては近くの沢などから「水」が取れない可能性もあるので、1人2リットルくらいは担いで行くのですが、
もし、沢の水が無ければ、池の水を飲まないとなーと思ってます。
浄水して煮沸して・・・、なんですが、なんとも言えないですよね・・・。
夏までは、雪渓とよばれる雪の残りがとけた水が流れ出ているのですが、はたして秋はどうなんでしょうか~。
水が出ていたら、そこでテント2泊する予定です。
電波も入らないので、ひたすら目の前の最高に美しい景色を堪能してきます。
とある方のブログ写真がとっても素敵だったので、興味ある方は覗いて見てみてください。
https://springbk2.exblog.jp/237813130/
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