皆さんこんにちは。

駿河屋の九代目　一桝です。

このメルマガ購読時には、皆さんに｢いかに室内環境が健康に大切か｣を伝える動画をプレゼントさせて頂きましたが、

今日は改めて室内空気と健康への影響を考えて頂くお話しをさせて頂きます。

人が生活するうえで、どこの空気を呼吸しているのでしょうか。

普段はあまり意識しないかもしれません。

海外や日本のいくつかの調査によると、

屋外の空気　1～1.5時間／１日

仕事場の空気　1/3～1/2／１日

自宅での空気　2/3～1/2／１日

と、自宅の空気を呼吸している時間が圧倒的に長いのです。

室内の空気の質に圧倒的に影響を与えているものは、建築物の内装や家具やその他の室内製品（生活品など）です。

最近の家庭で増えてきている、除菌剤や消臭剤、芳香材、防虫材、柔軟剤、洗剤なども大いに影響があります。

大気は大気汚染を防ぐ為に規制されます。

労働環境や学校、公共施設では、極めて公共性が高いので、それぞれの行政機関で抑制策を講じることは可能です。

しかし、自宅は自分という個人の選択でつくられた空間であり、

自宅の空気は誰も規制してくれません。

また、人が汚染化学物質の害をうけるものに｢食品｣がありますが、個人の選択で購入という手段からはじまるので、個人の選択性に委ねられます。

問題が発見されれば、その食品を破棄したり、購入しないとう選択もできます。

これに対して｢空気｣は購入できるわけではありません。

代わりの空気は売っていないのです。

もし害があったとしても、行政などによって改善されるには、多くの被害報告や裁判など長い年月がかかります。

大気に対して居住環境の空気質は、家の内装や家具などによって左右されています。

なので、食品と同じように選択の自由にまかされています。

しかし、たいていの場合、消費者は建築や家具に対する専門知識がありません。

たとえ間違ったと気づいたとしても、容易に買い換えたり捨てることが出来ません。

また、家や家具は強度などの物理的保障などは規定されていますが、化学物質の害などの規定は、2003年に少し整備が進んだにとどまっています。

職場環境の空気質は、職業を簡単に変えられないことから、選択の余地はありません。

こうしたことから、自身の身体をまもるためには、滞在時間の一番長い｢自宅｣の環境を意識してととのえること。

自宅の空気環境を整えるための｢知識｣を積極的に学ぶこと

がとても大切であることがわかります。

いかがでしたか。

このメルマガ購読時に動画をプレゼントさせて頂きましたが、動画で僕が伝えていた意味がとても重要だということが

今日のお話で改めて理解頂くことができたのではないでしょうか。

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＜編集後記＞

先日は、北海道で今年の木材の伐採状況を見てきました。

残念ながらコロナ禍で伐採はあまり進んでおらず、丸太の競りには参加しないことになりました。

代わりに岩手の木材市場にはじめて行くことになり、今から楽しみです。

岩手は電子入札なので、札入れは1回のみ、翌日に競り落とせたかどうがわかるシステムです。

入札価格をいくらに設定するかとても難しいですが、自分の思う価格で競り落とせたときはやっぱり嬉しいですね。

そして何より、競り落とした丸太を製材した時に、想像通りの良質な木目が出てきたりするともっと嬉しいです！

その製材した美しい板が、お客さまの新居に綺麗に納まっている空間を見たときも感動しますね～。

丸太の競りの前に、丸太の切り口を数日かけて観察し、入札する丸太に狙いを定めるのですが、

丸太の切り口から板材を判断するのはとても難しいですが、醍醐味でもあります。

今年は岩手で頑張って来ます。