皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

リノベーション前提で不動産物件を内見する際に、プロは一体どこを見ているか？

沢山の項目を確認していきますが、今日は玄関と居室についてお話しします。

〇玄関

玄関ドアやハンドルなどは、新築時にきらびやかでも、安物はすぐにメッキが剥がれています。

デベロッパーのコストダウンはこうした金物に数年で影響が出てきます。

築年数のわりにメッキが剥がれたハンドルなどは、見えないローコストをしていないか、その後の物件を「見る目」を変えていきます。

当初バレないローコストをしている物件は、他でも色々とコストダウンをしているからです。

また、玄関の横にあるパイプスペースの内部も見ます。

ここのパイプスペースには、共有部分にある排水管や給水管、給湯器やガスなどの設備にかかわる配管やメーターが入っています。

配管の状況や給湯器のサイズや、新築時から交換されえいるかどうか。

給湯器が古い場合には、リノベ時に交換前提で予算を組まなければなりませんし、床暖房が必要なら、その機器に交換する前提で調査をしなければなりません。

〇居室

玄関の段差を見ることで、配管をどのように通しているか、おおよそ想像がつきます。

玄関と土間の段差が低い場合には、「直床」（じかゆか）と呼ばれる工法で施工されており、無垢のフローリングにしたい場合には、「二重床」（にじゅうゆか）と呼ばれる、下地を施工しなければなりません。

当然、当初から「二重床」になっている物件を購入するよりも、リノベ費用は割高になります。

古い物件でありがちなのは、室内にコンクリートの梁（はり：構造の一部）が低い位置にあることです。

壁に接している梁なら問題ないのですが、リビングの入口扉の上などにある場合、

しかも、直床の為、二重床に変更が必要な場合、扉の高さがかなり低くなる場合があります。

こうした寸法はかなりシビアに見て行かないと、生活するうえで常に低い梁を気にして生活するという不便な家になってしまいます。

また、エアコンのダクトの経路も重要です。

廊下側の居室にはエアコンのダクトを通す穴がないという物件もあります。

この場合には、エアコンの設置を諦めるか、

もしくはバルコニー側に設置するにはどうしたらよいか、詳しく調査が必要になります。

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＜編集後記＞

毎年秋には石垣島に行って、ダイビングでマンタに会いに行きます。

でも去年はコロナで行けず、今年はどうするかなーと思っていたら、フライトがすでに満席で取れませんでした。

石垣島には友人が何人もいて、行くと一緒に食事をしたりする仲なのですが、二年続けていけないと、少し寂しいですね。

ダイビングガイドも毎回同じ人に依頼しています。

マンタのお腹の模様は個体ごとに全く違うので、それで識別して名前をつけている人です。

前回は１５０体を識別した記念Diveでした。

マンタは決まった場所に来て、小魚に身体の微生物を食べさせる「クリーニング」という行動をとります。

ポイントはそのクリーニングポイントになるわけです。

まだ、マンタのいない海に潜っていき、いつ現れるかと岩に捕まってじっと待つのですが、

真っ青な海の彼方から、あの口が徐々に迫ってくる感じ、そして感覚としては四畳半もの大きさの生物が、自分のまわりをぐるぐるとまわりはじめると感動します！

なんだかナショナルジオグラフィックの世界そのものです！

来年こそ行きたいなぁ～・・・。