皆さんこんにちは。

駿河屋の九代目　一桝です。

現代人で何らかのアレルギーのある方は、4割から5割いるとも言われており、その発症は低年齢化が進んでいます。

こうしたアレルギー疾患は、食べ物やストレス、環境などが複雑に絡み合い、症状が発生します。

そのため、原因特定が難しい問題です。

しかし、数ある要因の中で住環境は食べ物と同じくらい大切です。

このメルマガ登録時にお届けした動画や、アマゾンで販売されている僕の本を読んで頂いた方は

なぜ住環境が大切なのか、よくお分かりだと思います。

さて、実際に症状のある方がご相談に来られる際には、事前に詳細なアンケートをとらせて頂き、

ご自宅でのライフスタイルの改善をアドバイスさせて頂くことがあります。

具体的には、

・寝室の位置を南側等へ移動

・お子様のおもちゃの種類や保管は寝室と別にする

・自宅の築年数が浅い場合には、布団の仕舞う場所を変える

などなど

また、使用する洗剤やソープなどもお聞きします。

当然、天然由来のものへ変えることが理想です。

お風呂上がりに症状が悪化する場合には、お風呂の浴槽の裏まで、カビの清掃をお願いすることがあります。

また、中国製の畳を処分して無垢のフローリングを貼る、もしくは国産泥染め畳への交換

合板家具や消臭材、芳香剤、防虫剤の処分

などをお勧めすることもあります。

特に安い合板のベッドは海外で作られているものが多いです。

家具は住宅より規制がゆるく、日本では避けるべき素材を使って作られていることがあり、

特にベッドは長時間触れているものなので、選定には十分注意が必要です。

こうしたことを一つ一つ改善していった上で

・正しい換気をする

・余計な加湿をしない

ことが大切で、リフォームの際は

産地、生産者、保管状況のわかる木材を使う

樹脂や化学物質などが混入してない塗り壁材を使う

接着剤は天然由来の成分のものを使う

合板で出来た扉や下駄箱は避け、できるだけ無垢材のものにする

塗装が必要な場合には天然の油、荏胡麻油で塗装する。

など、なるべく自然な状態のものを選びます。

ベニヤなどの合板は、悪者扱いされがちですが

激しい症状がない場合、左官壁や無垢の床下に使うぶんには、それほど神経質になる必要もありません。

あくまでもご自身やお子様の症状の度合いによって判断することが必要です。

以前、アトピーが酷くなった方のご自宅に伺いました。

お子さん用のおもちゃの新しいテントハウスが寝室にありました。

その中で遊ぶのが大好きだということでした。

こうした塩化ビニールのものは新しいうちは、化学物質が高濃度で飛散するので、紫外線に数日あてて、匂いを飛ばしてから使うようにしましょう。

お子さんがおもちゃ好きだからといって、寝室に出しっぱなしにするのも、症状がある場合には、改善項目の一つとなります。

アトピーやアレルギーは全て住環境のせいではありません。

しかし、あらゆる要因が複合して発症しているケースが多いので、避けられるものから避けていくライフスタイルへ変えることがとても大切です。

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＜編集後記＞

前回のメルマガで、北アルプスの幻の池に行く話しをしましたが

なんと、土砂降りで途中敗退しました・・・。

仕方ないので上高地方面に戻り徳沢のキャンプ場まで戻ってきました。

ここは上高地の人混みがおさまり、山に行く人だけで賑わっている場所で

宿や温泉、美味しいスイーツやカレーなどの食事、ビールやワインが売られている、天国のような場所です！

そこで、テントで停滞するとなると、美味しいものを食べるしかやることがないのですが

翌日は天気が少し回復したので、蝶ヶ岳まで登ってきました！

今週はまた北アルプス。

経営の大先輩が100名山に挑戦をはじめたので

最難関の剱岳にお連れする予定です！