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家の空気は意外と汚れる。暮らしに大切な換気の話し

RELEASE:2018.12.25     UPDATE:2018/12/21
CATEGORY:ブログ, 健康, 社長ブログ
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皆さんこんにちは。

一級建築士、一級建築施工管理技士、宅地建物取引士

厳選素材アドバイザー、駿河屋の九代目 一桝です。

 

年末のお掃除、進んでいますか?

僕は毎年お風呂と換気扇担当です。

 

換気はとても大切なので

換気扇のお掃除は「見なかったこと」にせずに

一緒にがんばりましょう!

 

今日は住まいにおいて大切な換気のお話しです。

 

昔の家は隙間だらけ

 

 

僕の子供の頃は

同居していたおじいちゃんの部屋には

火鉢がありました(江戸か!?)。

 

暮れになると近所の親戚などが来て

大人のあーだこーだ話しを聞きながら

餅を焼いたり、もんじゃ食べたり

ずいぶん昔の事のように感じます。

 

材木屋だったので

風呂は薪で焚いていました。

お湯がぬるくなると

真っ裸で外に出て薪をくべたり

そんな生活でした。

 

窓は木の枠で、

冬の窓際はとても寒かったですし

居間には石油ストーブがありました。

 

今の生活におきかえると

信じられないとおもいますが

昔の木造住宅というのは

目に見えない隙間だらけだったので

換気をする必用すらありませんでした。

 

換気は昔より重要になった

 

 

現代は快適性をもとめ、省エネを意識し

耐久性が求められる住まいへ進化しました。

 

隙間だらけだった住宅の隙間は

しっかりと埋められて

アルミサッシの開発と断熱材の普及で

昔の住宅はどんどん気密性が高まってきました。

 

家は進化してきましたが

生活はあまり変わらず

入浴や調理で湿度があがり

調理の燃焼で酸素が減り二酸化炭素が発生します。

調理や食品、ゴミなどで臭気も発生します。

 

こうしたことから住宅において換気は

とても重要視されるようになりました。

 

 

健康への影響

 

 

住宅をつくる建材から発生する

VOC(揮発性有機化合物)の影響により

シックハウス症候群が懸念されています。

 

それ以外にも

料理をする時にはガスコンロから

燃焼ガスや食材などからの水蒸気

が多く発生します。

 

コンロなどの清掃が不十分だと

不完全燃焼を起こして

一酸化炭素が発生します。

 

ペットや食品、トイレなど

生活全般からも臭気は発生します。

 

こうしたものを適切に排出しないと

不快感だけでなく、健康にも

影響を及ぼしてきます。

 

 

法律で決まっている必用換気量

 

 

現代住宅においてとても大切な換気ですが

建築基準法でも適切な換気量を

決められています。

 

居室などは1時間あたり0.5回

部屋の空気を入れ換えることが

決められています。

 

キッチンでは常時、上記の換気量が

求められますが

ガスコンロ使用時には換気量計算が

本来は必用になってきます。

 

 

排気も大事だけど給気も大事

 

 

換気というとつい

レンジフードや換気扇のスイッチを

入れることだけに意識がいきがちですが

実は空気の入口の確保も

同じぐらい大切です。

 

キッチンの換気扇をまわした時に

給気の量がたりないと

レンジフードの音が大きくなったり

サッシの風切り音が大きくなったり

玄関ドアが重くなったりして

換気性能も著しく低下します。

 

その為には

排気と同様に吸気も同時に行うことが

汚染空気をスムーズに排出するコツです。

 

 

今日の「わかった!」

 

安達太良山にあるくろがね小屋のストーブ

 

昔の住宅は隙間が多い構造だったので

室内でストーブや火鉢をつかっても

神経質に換気を意識する必用は

ありませんでした。

 

しかし、

現代住宅は断熱とともに気密性能も

アップしてきたので

換気を計画的にする必用があるんですね。

 

特に湿気や燃焼ガス、二酸化炭素や

様々な生活臭気は常に家の内部で

発生しております。

 

こうしたものを計画的に排気することが

建築基準法でも決まっています。

 

24時間換気は

吸気と排気が計画通りに行われるよう

機械が設置されていますが

それ以外の換気は

生活の場面場面で必要になります。

 

特にキッチンや浴室など

多くの湿気が発生するときは

意識して空気を入れるように

窓や給気口をあけることで

汚染された空気をスムーズに

排出することができるんですね。

 

「駿河屋さんの厳選素材住宅だったら

シックハウスにならないし

換気は不要なんですか?」

 

と聞かれたことがありました。

 

答えはNOですよね。

 

新建材から発生するVOC(揮発性有機化合物)以外にも

人が生活することで様々な汚染物質が発生します。

 

なので、計画的に換気することが

現代の家ではとても大事になります。

 

湿気などは結露の原因になりますし

なるべく早く外部に出すよう

心がけるか

 

もしくは

 

調湿できる木材や珪藻土などの

建材を併用することも

湿度対策になりますよ。

 

 

 

過去の関連ブログ

住宅の空気の流れを理解して、効率よく換気を行う

家の換気は風の通り道を考える(住環境、出来ることから始めよう)

リビング暖房とキッチン換気のジレンマを給気連動シャッターで解決

その他

 

 

 

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<編集後記>

 

今年は久しぶりにカヤックに復帰したので

海に何度か出撃しました。

 

 

航路の近くにいると

大型船などが通過して引き波で

転覆しないように注意しなければなりません。

 

先日、カヤックの人がボートの引き波で

転覆したあとに、再度カヤックに上がることが出来ず

流されたあげく、スマホも流出して漂流するという

自分では絶対に起きて欲しくない事故がありました。

 

スマホを防水ケースに入れても

濡れると動作しないことがわかり

資格のあるアマチュア無線を

携帯しようと思いましたが

海は海専用の海上無線というのがある事を知り

海上無線の免許を取るために勉強しています。

 

 

防水の無線機を携帯していれば

万が一の時や

場合によっては救助する側としても

安心ですよね~。

あまり御世話になりたくないケド・・・。

 

 

 

 

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