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こんにちは。駿河屋の九代目当主一桝です。

　8月は駿河屋の自然派体験クラブ「つちからの会」ではじめての企画である「夏の冒険キャンプ」を開催しました！今日はその報告をさせて頂きます。

それでは、今月も子育てママにお役にたてる、大切なこと、発信します！

【つちからの会　夏の冒険キャンプ報告】

　駿河屋の「つちからの会」は、お客さんはもちろんのこと、地域の皆さんや、その友人、知人も含め、関わる全ての方が参加出来る「自然派体験クラブ」です。

「つちからの会」では毎年「田んぼ学校」や「芋掘り」や「木工教室」などなど、様々なイベントを開催して、たくさんの皆さんに参加して頂き、自然体験を通じて笑顔を増やしています。

僕たちは建築会社なのに、なぜこうした活動をしているかというと、駿河屋は、自然素材の家づくりとともに、様々な活動を通じて自然からの恵みと幸せを頂きながら、自然に恩返しが出来る社会をつくることを目的としているからです。

「つちからの会」での自然体験イベントは、沢山の方に自然の素晴らしさ、心地よさ、優しさやありがとうを体験してもらうことで、自然を大切にする気持ちをもってくれる人をたくさん増やすこと。それが僕たちが出来る自然への恩返しの一つのかたちだと思っているからです。

さてさて、そんな「つちからの会」の活動の中で、僕がずっとチビッコたちとしたかった事。それは自然体験の中で、大切なことを親子で学べるキャンプ体験でした。

それが実現したのが栃木県の川治温泉にて8月6日(土)～７日（日）で開催した「夏の冒険キャンプ」でした。

キャンプというと、テントと川遊びと飯盒炊飯とカレーみたいなイメージですが、僕が考えるのは、すこし突っ込んだ事。ちょっぴり危険だけど、ワクワクする体験をして、ひとまわり大きく育って帰って欲しい。そんな企画を考えました。

内容としてはカヌーに乗ったり、焚き火をしたり、釣りしたり、川遊びしたり、魚を手づかみしてナイフでさばいたり、それを塩焼きにして食べたり。ハラハラする場面もあって、すべて充実した体験でしたが、特に僕がこだわって体験してもらったことがあります。それは、魚を手づかみして、内臓を出したり血合いをとったりして、塩焼きにすること。

僕が最初にナイフで見本を見せると「うえー！ヤダー！絶対にやりたくないー！」と言ってたチビッコたちでしたが、「みんなのお腹にも同じものがるんだよ～」とか

「鳥さんも豚さんも、誰かがこうして命を頂いているから食べられるんだよ～」とか

言っているうちに、みんなが「やってみたい！」と言って、率先してナイフで魚をさばきはじめたこと。

事前にメルマガ「つちからの会通信」で送った魚のさばき方のユーチューブ動画で

練習してきたという子もいたり嬉しかったですね～。

今の「食」は調理されたものだけが並び、途中の過程を見る機会が少なくなりました。なので、生きているものを捕まえて、その命を頂いて、調理するという過程は

現代の子供にはとても必要な体験だと思ったのです。

確かに内臓を出したり、血を見たりは見ていて気持ちよいものではありません。

しかし、生きている命を頂いて食べるということによって、自分は生きているんだということは、子供のうちから知っておくべきことですし、こうした経験が、命を大切にすることや「自分自身」も大切にすることにつながりますし、さらには感謝やありがとうを本当に体験することだと思ったからです。

お父さんに協力してもらいながらやり遂げた子や、自分で出来た子、様々でしたが、2日間のキャンプ後の写真は、みな自信に満ちた笑顔になってました！