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昔の住宅から現代住宅は進化した?

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皆さんこんにちは。

駿河屋の九代目 一桝です。

 

 

現代住宅は快適で便利で綺麗になりました。

 

しかし、昭和初期の建築学会のパンフレット「衛生設備」には

 

「我が国の建築には欠陥があり、不衛生で疫病の巣窟となる場合があり、注意を喚起したい」

 

と書かれていました。

 

 

 

そこから数十年、衛生学者でもあった森鴎外も、住まいや都市の不衛生を指摘していたと言います。

 

戦後の住宅産業は、早く安く、衛生的?な住宅を大量につくるために

 

化学物質を使った工業製品で家を建てるようになりましたが

 

シックハウス症候群のような思いも寄らない病気や問題に直面することとなりました。

 

 

 

最近、「終の住処」のご相談が増えていますが、その方たちの子供の頃の家の話しを聞くことがあります。

 

暖かい布団から出るのに、家が寒すぎて、布団の中で着替えを温めていたことや

 

雨戸の隙間から朝日が差し込んでいたこと、

 

北海道の方からは隣で寝ている家族の寝息が白かった話しなど!

 

 

 

これは、昔の家が「隙間だらけ」だったことが、寒かった原因ではあるのですが

 

石油を使った住宅建材を多用する家づくりに変わっていくなかで、

 

家の隙間もどんどんなくなってきているのです。(気密性能の向上)

 

 

 

そして現代住宅の新建材からの化学物質の室内の濃度も、隙間の減少とともに上がっていきました。

 

こうしたことでシックハウス問題が社会問題化となったのですが、もう1つ大きな問題がおこりました。

 

それが「結露」による「カビ」や「ダニ」が起因する健康障害です。

 

 

 

窓ガラスが濡れる程度ではそれほど問題ではありません。

 

しかし、クローゼットや押入れなどの中が湿気ると布団や衣類を濡らし、壁や畳、衣類にカビが生えます。

 

暖かく暖房をすると、ダニも繁殖します。

 

 

 

例えば、ダニの代表であるチリダニは25度から28度、湿度65~90で増殖します。

 

カビも湿度が高いほど増殖します。

 

これが原因で、アレルギーの人が増えました。

 

壁の内部が結露すると、構造体を腐らせ、シロアリも寄ってきます。

 

 

 

日本の住宅は、問題を解決に向けて変化し、清潔にはなりましたがはたして「衛生的」と呼べるのでしょうか。

 

(衛生的とは病気を防ぎ、健康を維持するのに適している様子:wiki

 

 

 

特に、建材に含まれる化学物質は、日々新たなものが生まれ、複合によって変化するために、

 

「根本的な解決には今後も到ることは無い」と僕は考えています。

 

こうしたことから、内部に使う建材の素材は特に安心、安全な素材にしなければならないのです。

 

────────────────────────

<編集後記>

 

メルマガ500号記念を配信させて頂きましたが、沢山の方がたからお祝いメッセージを頂戴いたしました。

 

質問や相談をくださっていた方々や、「編集後記」に感想をくださる方

 

「ご贔屓さん」と僕らが呼ばせて頂いているお客さま。

 

沢山の皆さんに応援されていることを改めて実感しました。

 

本当にありがとうございます。

 

僕がこの事業をはじめてから、リーマンショックやコロナなど、色々と大変な時期もあったのですが、

 

僕の祖先は、明治維新やいくつかの戦争、関東大震災を乗り越えて360年以上、材木商を続けてバトンを渡してくれたんですから、

 

これくらいで「大変だった」など言ってはいけないですね。

 

僕には社会人2年目で、ゼネコンの現場監督をしている息子がいるのですが

 

今年、改めて話しをしたところ、「この仕事を継ぎたい」と言ってくれたんです。

 

いやー 嬉しかったですね~・・・。

 

ハウスクリーニングからハウスメーカーの下請けばっかりの時は、

 

「このままでは息子にはさせたくない」って思っていたので・・・。

 

一緒に仕事ができる日は、きっと数年後に・・・。(じーん)

 

昨日、しみじみそんな事を考えていたら、じわじわと幸せがこみ上げてきました。

 

カミサンに、「来年から俺も現場に復帰して、息子に仕込めるように感を取り戻す」

 

と言ったら、とっても驚いていました笑。

 

実はこのところの早すぎる時代の変化に、最近の僕は少し疲れていました。

 

でも、こうして皆さんからの応援も受け取ることが出来て元気が出てきました。

 

まだまだガンバリマス!

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

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