皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

住まいには正しい換気が大切だと建築のプロは言います。

法律でも２４時間換気設備の設置を義務づけています。

24時か換気システムは新築住宅の場合にのみ義務づけられていますが、これは計画通りに室内の空気を入れ換えるシステムです。

こうした設計を換気計画といいます。

現代の住宅は、新建材やパソコン、印刷物、柔軟剤や除菌剤、芳香材などなど、生活するうえで使うものによって汚染されるだけでなく、

人間が生活するうえでの調理や入浴、呼吸による二酸化炭素なども汚染物質とされています。

人が住むことで室内は「汚染」されていくものですが、最近の戸建て住宅も気密性が高い住宅が増えているので、機械的に換気することが義務づけられているのです。

この24時間換気設備は、

換気扇が勝手にうごいているから安心！

というものではありません。

換気とは、排気と給気でなりたっており、換気扇、

つまり排気だけおこなっても、新鮮な空気が入ってくる入口がないと排気はされません。

つまり空気の入口と出口をしっかり機能させないと

「室内から汚染物質は出て行かない」

ということなのです。

しかし、この24時間換気をしっかりと稼働させている方は少ないように感じます。

理由はエアコンを稼働させるなかで、空気の入口である「給気口」を塞いでしまっている方を多くみかけるからです。

給気口とは、リビングやキッチンにある、外部の空気を取り込むところです。

〇型や□型があり、開け閉めできるので探してみてください。

ここをしっかりと空けることで、調理や入浴などで発生する「水分」も効率良く排出され、寒くなってきたときに発生する結露を防ぐことができます。

丸い筒を想像してみてください。

口を付けて吸うと、沢山吸い込めますよね。

では、ビンを想像してみてください。

口をつけて吸うと、空気は全く出てきません。

マンションなどでは、夕方料理をしていると、帰ってくる子供たちが玄関ドアを重そうにあけることがあります。

これは、換気扇の力で真空状態になろうとしている部屋が扉を内側に引っ張っているからです。

換気扇を稼働させた際に、空気の入口が大切なのはこうしたことでも分かると思います。

効率よく換気をして、室内の余分な湿気なども排気することで、これから寒くなる季節、結露やカビの発生を抑制することができます。

結露はカビの原因、カビはダニの原因ともなります。

正しい換気で健康的な住環境をつくりましょう。

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