現代の様々な商品は、長い長い流通経路を旅して私たちの手元の届けられます。

 それは遠い海外からだったり、国内のどこかだったり。

商品の機能が損なわれていなければ、そんなことはどうでも良かったのです。

しかし

そういった、何処の誰かもわからない商品は、機能と価格だけで判断され、

 そして使えなくなった時に簡単に捨てられていく運命でした。

昔はそうではありませんでした。

近所の大工さんが建てた家、近所の豆腐屋さんがつくったお豆腐。隣の農家さんが作った野菜。

みんなそれぞれ顔の見えるものばかりでした。

そういったものは決して粗末に出来ません。

なぜなら、あの人が汗水たらして一生懸命つくった物だからです。

現代の消費社会にはそういった一番大切な部分が欠けてしまっているのではないかと思うのです。

なので、簡単に物を捨てたり、壊したり、処分したりしてしまうのだと思います。

ものづくりには必ずそこにかける｢想い｣があるはずです。

創り手には、私たちの知らないものづくりにかける温かい想いがきっとあるのです。

特に本物をこだわって創っている方ならなおさらそれは強く、熱いと思うのです。

私たちはそうした本物を一生懸命に創っている人に実際に会い、その熱い想いに触れ、

共感したものを選び、なぜ私たちはそれを選んだのか　ということを皆様に伝えることによって、

私たちに関わる方々がより豊かで幸せな生活に繋げることが出来ると信じているのです。

それは住宅業界にしてもです。

建売住宅が悪いと言っているのではなく、

想いのこもった素材や商品を住まう方々の生活に取り入れることによって、

もっと豊かな気持ちで暮らすことが出来る。

そして次の世代へ引き継ぐとともに語り継いで行くことによって、

もっと大切に使う喜びを感じることが出来るのではないか。

そう考えるのです。

私たち駿河屋は、そういった創り手の想いを繋げ、本物をかたちにし、

家族の夢を叶え幸せの環を広げる

そんなお手伝いが出来たら、こんなに嬉しいことはありません。