皆さんこんにちは。
駿河屋の　一桝です。

駿河屋はリフォームやリノベーション、新築だけでなく、「不動産購入」からお手伝いし、「リノベーション」や「新築」をワンストップでサービスする会社でもあります。

もともと建築のプロだった私たちですが、不動産業をはじめてみて、とても驚きました。

それは建築の専門家からすると、「買ってはいけない」不動産が意外と多いと感じたからです。

また、私たちは「不動産購入&リノベーション」の際には、物件探しの前に、お客様も気づいていない「暮らしについての夢や理想」の深い部分まで、「家づくり羅針盤」を使って掘り下げていきます。

しかし、一般的に「不動産購入」というと、「広さ」「立地」「間取り」「価格」「築年数」程度で購入を決断してしまっているケースが多いように感じています。

つまり、ご自身が本当に望んでいる暮らしのかたちを深く認識しないまま、不動産を購入してしまっている事もあると感じています。

私はこうした不動産購入における「失敗」を無くしたいということはもちろん、もっと「不動産購入」＆「リノベーション」をよりよいもの、もっともっと暮らしを豊かにするものにしたいと思っています。

そこで今日から「不動産購入」と「リノベーション」をご検討されている方にむけて、「初めての不動産購入＆リノベ」シリーズとして、全くの初心者の方でも理解できるよう、準備から実践までをお届けしたいとおもっております。

第1回の今日は、私自身がなぜ不動産業をはじめようと思ったのか、その理由や、過去にあった事例、そしてシリーズ(準備編）を読むことで、何がわかり何が出来るようになるのかをお伝えします。

それでは今日から不定期連載ですが、お役にたてる情報をお届けいたしますので宜しくお願い致します。

「なぜこの物件を買ってしまったんだろう」

私はもともと街の材木屋の跡取り息子でしたが、国産の材木が売れない時代となり、好きな建築の道を志しました。

道のりは平坦ではありませんでしたが、現在では国産木材などの自然素材を使った家づくりで、お客様から沢山の喜びの声を頂けるようになりました。

（住宅と健康の関係に興味ある方は「自然素材住宅で本物の美味しい空気の創り方」を資料請求時にお送りしております）

以前はプランニングから新築・リフォームを請け負う建設会社だったため、お客様は当社にご相談に来る前に、ご自身で「土地」や「中古戸建」「中古マンション」を購入し、当社にプランニングと工事を依頼される方ばかりでした。

しかし、購入した物件を拝見し、お客様からのご要望を「家づくり羅針盤」を使って掘り起こしていくと

「このお客様は本当にこの物件を購入して良かったのだろうか」

と思うことがあったのです。
（「家づくり羅針盤」についてはコチラ）
（このシリーズブログを読み進めて下さった方はダウンロード出来るように致します）

ある方の「家づくり羅針盤」で描いた理想の住まいは、

「眺めの良いリビングで家事をしながら子供をいつも見守れる住まい」

だったのですが、部屋を仕切っている「間仕切り壁」を取ることが出来ない「壁構造」のマンションでした。

間仕切り壁を取ることができず、リビングを広く出来ないことをお伝えしたときの落胆した表情を忘れることが出来ません。

またある方は、昭和56年6月以前の旧耐震基準の物件だったために、耐震と断熱工事をする必要がありました。

しかし、不動産の価格に予算をかけすぎてしまった為に、耐震という「安心」と断熱という「心地よさ」を諦めなければならなくなったのです。

こうしたことは他にも度々ありました。そのたびに

「なぜこの物件を買ってしまったんだろう」

という悔しい想いを感じたのです。

他にも将来的に日当たりが悪くなったり、身に危険を及ぼすものではないかもしれませんが、災害時のリスクが高い物件もあります。

購入した方はそれを知らないで購入している事に、私はとてもやるせない気持ちや、怒りすら感じたのです。

でも、販売した不動産担当者も悪気がないのだと思います。

なぜなら彼らは「不動産のプロ」であっても「建築のプロ」ではありません。

建物本来の善し悪しが「わからない」だけなのです。

もうこれは、一級建築士、一級建築施工管理技士の僕が、宅地建物取引士となり、建築と不動産のプロとなり、「家づくり羅針盤」を使って不動産購入のお手伝いをしなければならない。

そうすれば不動産の購入からしっかりとサポートできる。

そう考えて仕事の合間に頑張って宅地建物取引士に合格し、不動産取引業の免許を取得、不動産購入からリノベーションまでのワンストップサービスを開始したのです。

私にとって不動産探しからの住まい作りをお手伝いすることは、「売れればいい」というグレーな不動産業者からお客様を守る「世直し」だという使命感すら感じています。

そして、このブログを読んで下さるあなたには、絶対に不動産購入＆リノベを失敗してほしくない。

その想いだけでこの連載をスタートしました。

このシリーズ（準備編）をしっかりお読み頂くことで、

・不動産購入＆リノベの正しい進め方を知り、しっかりと準備できる。
・「家づくり羅針盤」を使い、あなたが本当に望んでいる理想の住まいがわかる。
・将来にわたり不安のない住宅資金の導き方を知ることが出来る。
・家族の絆が深まり、住まい創りの方向性を同じにできる
・途中で迷っても、進むべき方向を間違えない。

という事がわかり、安心して「はじめての不動産購入＆リノベ」のはじめの一歩を踏み出すことが出来ます。

また、不動産購入とリノベーションには「不動産」「金融機関」「設計」「工事」など様々な人が係わります。あなたが自分自身の理想の暮らしのイメージをしっかり持ち、そうした人たちにあなたの理想をきちんと伝えることが、理想の不動産購入とリノベーションを大成功させるうえでとても大切なのです。

もしこれを読んで下さる方が「不動産購入前」だとしたら、とてもラッキーだと私は胸を張って断言できます。

なぜなら、これからお伝えする内容を、きちんと実践し「準備」することが出来れば、「不動産購入＆リノベ」の半分は成功したと言ってよいからです。

このシリーズを読み進めて下さった方が、後悔のない「不動産購入＆リノベ」を大成功され、１人でも多くの豊かで幸せな暮らしが増えることを願っています。

次回は「一体なにから始めたらわからない」方が「不安」に思っている要素を、私が実際に体験したお話しを交えてお伝え致します。

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＜編集後記＞

今年大学を卒業した娘は、4年生だった去年、思うところがあって就職活動をせず、人と会ったり、やりたいことを探したり、まーそんな一年を過ごしていました。

さーて！今年から就活本格始動！

のはずでしたが、まんまと「コロナ世代」になっています。

在学中、教授ウケが良かったので、大学で学んだ関係の企業を紹介して頂き、バイトとしてまんまと潜り込んでいるようです。

「正社員採用はありません」とキッパリ言われたよ～笑

という娘に

「と言われて手を抜く人もいるし、一生懸命やる人もいる。

たとえ本当に採用されないとしても、その姿は必ず誰かが見ている。

その姿をみて、うちでは採用できないけど、知り合いの会社が是非・・・
という話しが来るんだよ。

運は人が運ぶものだから、そのチャンスが来たときにふさわしい人間になれるよう目の前の頂いた仕事を一生懸命やりなさい。がんばって！」

と話しました。

コロナ世代も大変ですが、負けずに頑張って欲しいですね。

お父さんは応援しているよ(T_T)

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