皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

マンションは区分所有という特性上、マンションの一室を購入します。

一室の中の間取りは様々ですが、フルリノベであれば、中の間取りはあまり意味をなしません。

それよりも「一室の形状」がとても重要です。

この「一室の形状」ですが、これには大きく分けて３つのパターンがあります。

• ウナギの寝床タイプ

これは、簡単に言えば細長い長方形タイプです。

バルコニー側と玄関側の間口が狭く、その距離が長いものです。

間口が狭いのでキッチンがL字型をしていることもあります。

真ん中に水回りが集約していますが、キッチンを対面型のI型キッチンにすると、

廊下のラインまでキッチンが出てきてしまって、プランが成り立ちません。

こうしたマンションは、家の真ん中付近が暗くなりがちです。

プランニングしづらいので、大胆な間取り変更などはできず、概ね

「壁をとって広くする」などの間取り変更程度にとどまります。

• 変形タイプ

これは、長方形ではなく出っ張りやへこみがあり、場合によっては三角コーナーが出来ていたりします。

こちらも間取り変更がしづらく、しかも壁をとっても開放感が得られづらい事もあります。

水回りの拡張や移動もしづらいです。

ズバリ、その間取りが気に入った場合でなければ避けたほうが良い物件です。

こうした物件は、家族の成長のともなって間取り変更が出来ないので、とても生活しづらくなっていく傾向があります。

• 間口の広いタイプ

選ぶならズバリこのタイプです。

間口が広いということは、窓も大きく取れています。

家全体に光りが入りやすく、風通しも良い家にできます。

プランニングもしやすく、家事動線で最高な「回遊動線」が可能になる可能性が高いです。

回遊動線とは「行き止まり」がなく、家事がしやすいプランです。

間口が広いので子供部屋もリビングに隣接させやすく、子育てにおいては最強のタイプです。

角部屋でしたらなお最高です。

ただし、外気温の影響を受けやすいので、断熱はしっかりとしましょう。

今日はマンションを選ぶ上で「一室の形状」の３つのパターンをお話ししました。

僕が物件探しをする場合には、他の条件が良ければ、間口の広いタイプは一番の押しです。

時間をしっかりかけて物件探しができる方は、是非このパターンを根気強く見つけ出してください。

────────────────────────

＜編集後記＞

最近は法人営業でビル改修やオフィスの改修工事なんかのお手伝いも少しずつ出てきました。

もともと僕はゼネコン出身です。

オーナーの邸宅や別荘などもやりましたが、鉄骨や鉄筋やコンクリートのビル、マンション建築の出身なんです。

（なのでマンションの出来不出来は見ればすぐ分かる笑）

今年就職した息子は、都内のゼネコンに就職しましたが、神田の現場に現場監督として配属されたようです。

現在は地下工事中だと聞くと、新人監督はそこで何の担当になり、何をするのか？

僕は全部わかっているので息子との会話も盛り上がります。

僕の時代の職人さんは、身体に「絵」の入っている方も多かった（笑）のですが、みなとても僕を可愛がってくれました。

とび職の組の花見に招かれたときは、まさに組事務所の花見！

そんな人たちに可愛がってもらって少しずつ社会人として仕事を覚えていきました。

自分の息子もそんな感じなんだろうなぁと想像しています笑