皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

戸建てを選ぶ理由の1つに「管理費や修繕積立金などの毎月の支出が無いから」と言われる方がいます。

たしかに戸建て住宅は、管理してくれる人がいないので、そのような決まった支出は発生しません。

敷地内に駐車場が確保できれば、駐車場代もかかりません。

マンションのように毎月必ず納めなければならない費用がないので、負担が軽く感じるのだと思います。

しかし、マンションでも戸建て住宅でも、建物である以上、定期的なメンテナンは生じます。

一般的に戸建て住宅は、修繕が遅れ気味になる傾向がありように思えます。

理由は「計画的に予算の確保、実施」をしていないからではないでしょうか。

建物の外壁塗装や屋根の修繕など、一般的な大きさの戸建て住宅では約１０年ごとに数百万がかかります。

ざっくり安いところですと２００万程度、高いところで３５０万くらいでしょうか。

でも「安ければ良い」というわけではありません。

塗料の性能や保証期間を同じにしないと、高い、安いは言えないのです。

※塗料を薄めたりして安くする業者もいるので注意

仮に10年に一度の修繕で３００万かかるとして考えると、

年間、３０万円、月にして25,000円という計算になります。

こう考えると、マンションの修繕積立金とあまり変わらないのではないでしょうか。

戸建て住宅でよくあるのは、

修繕費用としての貯蓄をしておらず、

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通常の修繕する時期が過ぎてしまい

↓

飛び込み営業の塗装業者に劣化を指摘され、

↓

調べて見ると、建物内部も腐食しており

↓

予算がないからなるべく安く工事を行いたいので

↓

安い業者を探して依頼し

↓

安い塗料を薄められて塗装され

↓

本来の防水性能が発揮されず、

↓

次の10年をたたずに劣化していく

というパターンです。

中古の戸建て住宅を探している方は、そうしたメンテをしっかり行っている住宅かどうかの見極めと

たとえ戸建て住宅でも、「修繕積立金はかかるもの」という認識でしっかりと予算を組み、

メンテナンスを早め早めに実施することで

築年数が経過していっても、住み心地の良い空間を維持してくれます。

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＜編集後記＞

コロナの声も聞こえなくなってきたので、今年は活発に活動をしています。

特に住宅素材の産地に、久しぶりにいろいろと回ろうと思っています。

先日は厳選珪藻土の産地、北海道の稚内に採掘状況と製造工程の確認に行ってきました！

フラっと入った居酒屋が、映画「南極料理人」のモデルになった西村さんが、最初に修行したお店だったんです。

僕の友人が山形大学の地質学の准教授で、南極観測隊に二度行っているので、この映画も興味があって見たことがあります。

今後は新月伐採、葉がらし天然乾燥の伐採現場や製材、乾燥状況の動画撮影や

建具の製造工場や、熊本の八代でのイ草農家さんの作業風景など、動画を増やしていく予定です。

自然素材住宅に興味ある方は是非楽しみにしていてください！