ブログBLOG

シックハウス対策が遅れた理由

RELEASE:2018.06.07
CATEGORY:ブログ, 健康, 社長ブログ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

みなさんこんにちは。

駿河屋の一桝です。

 

シックハウス症候群は今では少し

一般的に知られるようになりましたが

当時は全く社会的に知られておらず

症状に悩む方は大変苦労されたと思います。

 

1990年代には社会問題となりましたが

対応は10年以上もあとの2003年です。

なぜ、そんなに対策が遅くなったのか

今日はそんなお話しです。

 

シックハウス症候群とは

 

シックハウス症候群とは

建材や家具などの接着剤や塗料、

合板などに含まれる化学物質が原因で

様々な症状が出ることを指します。

 

特にホルムアルデヒドは皆さんも

ご存じかもしれませんが、

他にもトルエンやキシレン、ベンゼンなど

どれも人工的なもので自然界にないものです。

 

こうしたものによる影響を受けて

家を建てたのに家に住めない人や

体調をひどくおかしくした人が増えたのが

1990年代に社会問題となった

シックハウス問題です。

 

昔は無かった「シックハウス」

 

しかし、

こうした問題はもっと昔からあったと思います。

そもそも「シックハウス」という概念は

昔からあったわけではなく、

もともとアメリカのビルの換気不足による

「シックビルディング症候群」と同じ症状だったので

「シックハウス」という言葉が日本で生まれました。

 

新建材はそれ以前からあったため

症状に悩んでいた人はいたのだと思います。

 

実際に私は木材業の倉庫の一部に

合板が積まれていましたが

近くにいくと匂いが強烈でした。

 

ゼネコンで現場監督として働いてからは

完成に近づくにつれ室内の匂いが強くなっていきました。

幸い僕はシックハウス症候群にはなりませんでしたが

なんとなく、匂いがきつくて

新築現場の換気をよくしていたのを思い出します。

 

 

放置されていたシックハウス問題

 

シックハウスという概念ができたのは1990年代です。

 

しかし、

政府が動き出し建築基準法が改正されたのは2003年です。

なぜこんなにも長い期間、放置されつづけたのでしょうか。

 

それは

70年代は高度成長期であり

90年代はバブルのまっただ中です。

 

シックハウスという概念が認知されてから

だんだん社会に問題がひろがってきました。

 

しかし、

この建設ラッシュのさなかに建築基準法を改正して

建材の製造も変化させる建設業界全体の改革が

誰もできなかったからです。

 

シックハウスに苦しむ人がいても

経済成長優先で突き進んでいた時期だったのです。

 

いつでも社会は経済が最適になる状態で動きます。

少数の意見より大多数の意見、

つまり大多数の人が影響がないものであれば

少数の人は犠牲になるのが社会なんですね。

 

シックハウスという概念が認知され

あるていどの声になってくると

社会は動かざるを得なくなるから

2003年に法改正されました。

 

しかし

法改正には一番影響が出る業界団体と

政府が一緒に関わって改正していきます。

 

この2003年の法改正は

合板業界とともに法改正を行ったので

あまり大きな改正にはなっていません。

 

なので、新建材から出る化学物質は

ある程度は仕方ないとして

24時間換気を義務づける結果となったのです。

 

||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

<編集後記>

ミャンマーの学校建設プロジェクトで

皆さんから沢山の文具が集まっています!

 

見知らぬ方から会社に電話があり

「協力したい!」と言って下さったり、

 

文具業界の会社の方から、

「ダンボールにどれくらい送ればいいですか」

と連絡があったりと、皆さんからの反響に驚いています。

 

量が多くなってきた場合も考えて

色々と現地と連絡をとったりしています。

 

現地の子供たちが喜んでくれるといいですね~♪

 

ところでこのミャンマープロジェクトは

誰でも開校式に行くことができます。

是非一緒に行きませんか?

ミャンマー小学校の開校式に一緒に行きませんか

WS000000.JPG

 

 

 

 

駿河屋を知らない人がまず最初に読む「駿河屋の想い」

 【お問い合わせ】  【著者 プロフィール】 【ブログ一覧】

駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント

幸せの住まい作り最初の一歩を間違えない為の

★メルマガ「厳選素材住宅論」登録・解除

★産直の厳選素材住宅 自然素材住宅・珪藻土・無垢の木なら創業1657年 駿河屋

Facebook

★僕のFacebookアカウント(フォロー大歓迎です)

★創業1657 駿河屋

★宿泊体感型モデルルーム&ナチュラルショップ「空まめの木」

★駿河屋の自然派体験クラブ「つちからの会」

記事が気に入ったら是非シェア宜しくお願い致します!(^_^)/

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 家づくりのコンセプト
  • 施工事例
  • お客様の声

お問い合わせCONTACT

こだわりの自然素材・天然素材(珪藻土・無垢・無添加・漆喰・い草・畳・和紙・塗料・布クロスなど)を使った注文住宅・リノベーション(フルリフォーム)・健康住宅なら東京都墨田区の駿河屋

0120-124-029

< 事業エリア >

東京 23区(墨田区・台東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・世田谷区・中央区・千代田区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区・足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区)、三鷹市、調布市

千葉 習志野市、鎌ヶ谷市、柏市、松戸市、市川市、浦安市、船橋市

埼玉 三郷市、八潮市、草加市、越谷市、鳩ヶ谷市、川口市、蕨市、戸田市、朝霞市、和光市、浦和区

神奈川 川崎市

  • 現住所が遠隔地であっても、建築地が上記対象エリアであれば施工可能です。
< 事業エリア >
東京  : 23区(墨田区・台東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・世田谷区・中央区・千代田区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区・足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区)、三鷹市、調布市
千葉  : 習志野市、鎌ヶ谷市、柏市、松戸市、市川市、浦安市、船橋市
埼玉  : 三郷市、八潮市、草加市、越谷市、鳩ヶ谷市、川口市、蕨市、戸田市、朝霞市、和光市、浦和区
神奈川 : 川崎市

※ 現住所が遠隔地であっても、建築地が上記対象エリアであれば施工可能です。