こんにちは。スタッフの新田です。

明日は七夕ですね。
皆さんはどんな願い事をしますか？

さて、すでにホームページなどでもご案内させていただいておりますが、8月末に横浜市中区にて職人技発表会（オープンハウス）を開催する予定です。

S様ご夫婦おふたりが「ゆっくり安心して過ごしたい」、「お料理も楽しみたい」、そんな暮らしを叶えるためのマンションフルリノベーションです。

そして、現在工事は順調に進行中。

その現場を、先週、ちょっとのぞきに行ってきましたよ！

バス停を降りてすぐ目の前、暮らしやすそうな立地に建つマンション。

早速お部屋のあるフロアまで上がり、ドアのその先に視線をのばすと・・・

大工の新井さんが作業をしているのが見えました。

今日は何をしているのかな？

近づいてみると、どうやらフローリングを貼っている様子。

杉。

やはりＳ様も、リビングの床に静岡県・天竜産の月齢伐採葉枯らし乾燥の杉を選ばれたようですよ。

ここで一歩後ろに下がって、出来上がりをイメージ。

ゆっくり、安心して。

明るく広々としたリビングで、そんな風にリラックスしてくつろぐＳ様たちが思い浮かぶようです。

早くも完成が楽しみになってきました！

と、一人でわくわくしている間に、新井大工は着々と作業を進めています。

１．まずは、下地面をきれいにしてから、

２．床材をしっかりはめ込んで、

３．フロアタッカー（床専用ホチキス）で留める。

1枚、おわり。

これの繰り返し。

壁や枠などとぶつかる端っこは、きちんと計測してカットし、

きっちり納めます。

この作業もすでに二日目なのだそう。

この広いリビングと、つづく玄関まで敷き詰めるのだと思うと・・・、ちょっと気が遠くなってきました。

が、「今日で終わらせちゃいたいなー」と、のほほんと話す新井大工はやっぱりすごい！

なんて感心していると、新井大工、今度は何やら違うことをし始めました。

のみ（鑿）で枠を削っています。

聞くと、フローリングをきっちり納めるために、ここは枠も削るのだそう。

ほぅ、いったいどう納まるの？　俄然興味がわいてきました。

待つこと40分。

いよいよその時がやってきましたよ！

きっちり計測して、フローリングを欠き、

はめこむと、

さすが、職人技です。

そのほかにも現場には、いろいろなところにきっちりが。

養生まできっちりしているのにはちゃんと意味があって、

「これがきれいだと後の職人さんたちの仕事もきれいになるんだよ」（新井大工：談）とのこと。

こんなところにも、想いの伝播が！

「“養生に魂が宿る”だね。」

すかさず、黒田現場監督の一言が。名言です！

お客様の思いがこうして、現場の職人さんたちへと伝わっていきます。

わたしも気持ちがあったかくなるのと同時に、身が引き締まる思いになりました。

さぁ、帰ろう。

玄関をでると、ここの養生もまた、素晴らしくきっちりでした。

（あとがき）

気になった道具。

このホチキスを、ガチャンと押し込んで、

フローリングを留めます。

私：（心の中で「楽しそう」と思う）

新井大工：簡単そうに見えるけど、難しいよー。

私：ですよねー＾＾；