窓を開けていて風が心地よい季節になりました。
エアコンや暖房に頼らずに、自然の風の流れで過ごせるのは気持ちいいですよね。
この自然の風は、地域によって吹く風の方向が違っています。
こうした風のながれを知っておかないと、うまく風がながれない家を設計してしまうことにもなりかねません。
必ずしもこの通り吹く風ではありませんが、事前に知ってから設計をすることが住宅設計には大切です。
今日は「「住宅設計」にかかせない地域の風「卓越風」をしらべる具体的方法」を通じて、住宅の設計において知っておくべき、その地域の風のながれの調べ方についてお話しします。
風の向きは、それぞれの地域で変わってきます。
それは季節による高気圧の影響だったり、海と山の関係だったり。
そうしたものが複雑にからみあって、ある季節や月ごとに、一定の方向に風が吹きやすくなります。
それを「卓越風」と呼びます。
卓越風(たくえつふう、英語:prevailing wind)とは、ある一地方で、ある特定の期間(季節・年)に吹く、最も頻度が多い風向の風。 主風。 常風。 風配図(ウインドローズ、wind rose)によって求められる。
その地域特有の風の流れを調べるのは、気象庁のHPで調べられます。
具体的な方法をこちらに記載します。
気象庁のHPから、「各種データ・資料」へ進み「過去の気象データダウンロード」を開きます。
このページで特定の都道府県を選択します。
今回は東京を選択しました。
選択したら、日本地図の右側にある△ボタンを押します。
そうすると「地点を選ぶ」という表示になります。
さらに「東京」を選択します。
そしてまた、画面右の△ボタンを押すと「項目を選ぶ」ページになります。
ここで調べたい情報を選択します。
一年を通じて、風の向きを知りたいので、上段の「データの種類」で「月別値」を選択します。
下の項目で「風」を選択して、「月平均風速」と「月最多風向」を選択します。
次に「期間を選ぶ」をクリックして、下記の画面に移動します。
特定の年のみを調べるのではなく、数年の風の動きをみます。
私は過去5年くらいをみますので
1月から12月の値を
2013年から2017年として
右側オレンジのボタン「画面に表示」をクリック
過去5年の月別の平均風速と風向きが表示されます。
実際の計画地では、まわりの住宅やビルの影響で、かならずしもこの通りではありませんが、目安にはなります。
風は地域ごとに吹く方向が違います。
この風をうまく使いながら住宅を設計することは、環境負荷を減らす意味でもとても大切です。
また、パッシブデザインと呼ばれるような、自然環境をなるべく生かした、機械に頼らない住宅設計をする場合には、とても大事な要素です。
この卓越風の流れを知っておいて、どのように風を捕まえて住宅内部にうまく取り込んで、空気の流れをつくるかがとても重要です。
ご自宅を計画する際には是非知っておいて下さい。
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<編集後記>
駿河屋を知らない人がまず最初に読む「駿河屋の想い」
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