皆さんこんにちは。

駿河屋の九代目　一桝です。

実は私たちはふだんの暮らしの中で、光によって行動をコントロールされています。

例えばコンビニです。

青白く明るい光が天井から部屋全体を照らしています。

これはオフィスと同じで、人を活動的に動かす光です。

昼間の太陽のように、空間全体を照らし「働け働け」という信号を出しています。

このような光のもとでは、人は活動的になり、買い物を済ますとすぐに出て行ってしまいます。

逆に高級レストランなどはどうでしょうか。

夕焼けのようなオレンジ系の暖かい色の光りが、壁などを照らす、間接照明を使っています。

こうした空間でお客様はくつろぎ、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。

人間は自分に光りがあたると緊張する動物です。

天井から降り注ぐ昼間のような明かりは、自分に光りがあたるため、昼間の太陽と同じように、無意識に活動的なモードに切り替えてしまします。

逆に間接照明は、人間に光りが直接あたらないので、緊張感から解き放たれます。

さらに人間は、低い位置にある光のなかにいると、夕焼けや焚き火を見たときと同じように、安らぎを感じ、リラックスモードになるのです。

こうしたことを踏まえて住宅の照明計画を意図的にすることが大切です。

在宅ワークをする部屋は活動モードになれるよう、天井からの明るい照明が良いです。

しかし、夕方からリラックスモードに変えられるように、照明器具の色はあたたかみのある「電球色」に変えられる照明、

もしくはそうした色の照明に切り替えられるようにします。

また、夕暮れのリラックスしたい時間になったら、天井からの明るい照明は消して

間接照明や床に置くタイプの照明に切り替えると、自宅の雰囲気もぐっと落ち着くようになります。

特にリビングは、間接照明、床置の照明、天井照明をうまく時間によって使い分けられるようにします。

逆に子供部屋などは、活動的な照明だけにして、家族が居心地良いリビングにあつまるようにするのです。

子供の事を思うばかり、子供部屋の居心地が最高になったらどうなるでしょうか。

当然ながら子供は自分の部屋から出てこなくなり、親子の会話も減り、家族でありながら、何を考えているのかわからない親子関係になってしまうかもしれません。

素材や家具も大事ですが、照明もきちんと考えて設計することがとても重要なのです。

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＜編集後記＞

最近、熱海がスィーツ王国になってるってご存知ですか？

先日、テレビで紹介されていて、僕も「へ～」と特に関心なく見ていたのですが、

カミサンが突然

「熱海プリン食べたい！」

と言い出しました笑

そのあと娘が

「食べたい！」

と言うので

じゃー熱海まで行きますか～！

ということになり、往復渋滞もいやなので、一般交通機関で行こうという事になりました。

カミサンは僕と２人だと、なかなか腰が重いのですが

子供たちが混ざると普段「出不精」でも出かけてくれます・・・。