皆さんこんにちは。

駿河屋の九代目　一桝です。

人は常に呼吸している生き物ですから、自分のいる場所の「空気の質」は自身の健康と密接な関係があります。

「呼吸する量」を考えると、滞在時間の長い自宅の「空気の質」はとても大切です。

沢山吸っている自宅の空気をよりよくするために、限られた予算で優先すべきところと言えばズバリ「床材」です。

理由は、立っている人で５３％

寝ている人で７３％も

床の空気を吸っているからです。

（日本建築学会より）

なんで立っている人でも床の空気を吸っているのでしょうか？

その理由は、人体は常に発熱しているので、身体のまわりは上昇気流が起こっており、

床からの空気を身体の熱で常に上昇させているからです。

床に比べて壁や天井はどうでしょうか。

実験のデータを見ると

壁は７％～１３％程度、

天井はわずか１％～２％です。

床の空気の摂取量から比べると壁や天井はわずかな量です。

しかし、壁や天井に使われている建材（素材）から発せられる物質は、床付近に滞留します。

その空気を身体の熱で上昇させて吸っているのが室内にいる私達です。

なので、壁や天井も可能な限り、安心、安全な自然素材を用いたほうが良いのです。

「子供は大人の２倍、空気の影響を受ける」と言われています。

大人の２倍の空気を吸っているという意味ではなく、１体重あたりの摂取量が２倍という意味です。

化学物質は床付近に滞留するので身長の低い子供が最初に影響を受けます。

最近ではペットのシックハウスも報告されており、

私の友人などの室内犬は、新しいラグなどを買うと、痒がったり脱毛が進んだりすると言います。

女性や子供は自宅への滞在時間も長く

男性は仕事で外出がちなために自宅での滞在時間は短く

そもそも男性は体力的に「強い」面もあります。

なので、室内空気における疾患は女性と子供が一番多いと言われています。

家づくりの限られた予算の中で、優先順位の高い部位は床です。

床材を信頼できる無垢の木にすることが、室内の空気はより安全に、美味しくする一番大切なことなのです。

特に小さいお子さんがいたり、専業主婦の方は自宅での滞在時間が長いので、今日のお話はよく理解してください。

────────────────────────

＜編集後記＞

先日はカミサンが「食べたい！」と言っていた「熱海プリン」を買いに熱海まで行ってきました。

子育てが終わり、めっきりカミサンと出かけることが少なくなった僕は

老後不安から、同居妻と疎遠にならない頻度で、あちこち誘って出かけるようにしています笑

出不精のカミサンは、それなりに美味しい物がないと連れ出すことが出来ません。

今回は熱海プリンとお寿司！でまんまと連れ出すことが出来ました！

それにしても平日朝一で行ったのに行列で誘導員がいるほど！

熱海プリン６本セットを購入して、お寿司を食べて、さつま揚げも買って、カミサンも大満足でした！