皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

自宅を売りたいときに、一番センシティブ（敏感、神経質）な問題は何だと思いますか？

実は人間の嗅覚、つまり「家の匂い」です。

売主は毎日そこに住んでいるので、自宅の生活臭は慣れてしまうものですが、

室内でペットを飼っていたり、喫煙の習慣があったりすると、部屋にどうしても匂いがしみついてしまいます。

そうすると、価格は市場価格にあっていたとしても、買主が内見するとテンションが落ちてしまうのです。

僕も実際にそうしたお客様を沢山見てきました。

概ねクロスの張り替えをすれば、匂いはしなくなるものなのですが

「もしも、入居の時にまだ匂いが残っていたら・・・」

を考えてしまって、物件を敬遠する方がいるのです。

こうしたことが何度か重なると、売主側も弱気になってしまい、値引き交渉などが通り安くなることがあります。

特にフルリノベであれば、匂いが残ることは間違いなくありません。

ペットの排泄臭であっても床を張り替えれば問題ありません。

なので、ペットの匂いやタバコ、また中国人が住んでいた家などは油がすごいことになっていることもありますが

提示価格よりも、値引き交渉が通りやすかったりします。

ただ、一般の方は、強烈な匂いや汚れの部屋を見ると、かなり尻込みしてしまうものです。

しかし、そこは勇気をもって購入できるかどうかが、割安で買うコツの１つです。

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＜編集後記＞

コロナ禍で両親の痴呆が進んでしまい、姉と共に日々細々としたことが色々とあります。

先日は母親名義の知らないクレジットカードの更新のお知らせが届きました。

もうすっかりそうしたものは全て解約したつもりだったのですが

これで最後と思い、通知の先へ問合せしてみることにしました。

本人確認や私の住民表、実印や印鑑証明、書類のやりとりなど、きっとものすごく大変なんだろうなぁ～

と覚悟して電話をしたのですが・・・

結果的に僕の携帯番号と名前、ハガキに明示された顧客番号を伝えただけで、手続きが完了しました。

時間にして10分か15分程度だったと思います。

今、そうした解約や相談が多いので、会社側もかなり簡素化しているイメージでした。

思いのほか、時間が取られなくて良かったです。

両親は痴呆が進んでも、お陰様でまだ元気なのでありがたい限りです。

でも両親の姿を見ていると、自分の始末の付け方もなんだか考えてしまいます。