皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

超高層マンションは様々な問題点が専門家から指摘されています。

火災や災害時のリスクなどは皆さんもご存じの通りだと思います。

しかし、大手デベロッパーやゼネコン、そして管理会社が関わっているから大丈夫だという楽観的な声も聞こえてきます。

そもそも、そうした問題からは目を伏せており、ホテルライクな暮らしやステータスに目を奪われているようにも感じます。

もちろん非常事態は極めて“まれ”です。

しかし非常事態を想定しなければ、安心できる資産とは言えませんし、そもそも日々安心して暮らすこともできないのではないでしょうか。

特に居住者が多い超高層マンションは管理組合や理事会の合意形成も難しい。

投資用に買っている人も多く、入居している人の都合だけでは、様々な事柄が決まらないことも想像できます。

こうしたことから、災害時の発生によって修繕が想定以上に必要になった場合、修繕積立金でまかなえないときには各住戸からの臨時徴収が必要となります。

その合意形成が出来ないと一気に管理不能状態に陥り、資産価値の下落を恐れた投資目的で購入した所有者などから売却もしくは放置されていく危険性を含んでいます。

大型マンションになればなるほど住民の稀薄な関係性も指摘されます。

マンションは大きくなればなるほど管理費の滞納比率が大きくなることが統計上わかっています。

小さなマンションはそれなりのコミニティーがあり、お互いに顔の見える関係です。それゆえに、それぞれが自覚と責任を感じながら生活をしているので管理費などの滞納率が低いのです。

（しかし、修繕積立金の上昇率が高くなる傾向があります）私達が不動産購入のお客さまのお手伝いで物件の詳細調査をするさいには滞納率を調べますが、こうした傾向があるのは事実です。

今日お話ししたのは、超高層マンションの不安要素のごく一部です。

皆さんは、超高層マンションに住みたいですか？

僕が以前書いた高層マンション関連の人気ブログ

ブログ「高層マンションに住む事による健康障害説は庶民の「ひがみ」なのか」

高層マンション（タワーマンション）に住む事による健康障害説は庶民の「ひがみ」なのか

も是非読んでみてください。

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