皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

家づくり、家探しをために不動産会社さんに行くと、建売住宅やリノベ済み物件を薦められることを多く感じる方もいるようです。

「なぜ最近はリノベ済み物件しかないんでしょうか？」

そうおっしゃる相談者さんもおられます。

そんな事はないのですが、不動産営業マンが意図的に新築建売やリノベ済み物件を提案しているのです。

こうしたことには実は不動産業界ならではの理由があるのです。

不動産会社が新築物件を勧める背景には、仲介手数料の問題があります。

新築物件は中古物件に比べて、不動産会社の手数料が単純に２倍になるのです。

新築物件は多くの場合、不動産会社は売主の建売会社から直接売却の依頼を受けます。

その為、売買が成立すると、不動産会社には、まず売主から仲介手数料が入ります。

また同時に買主からも仲介手数料がもらえるのです。

例えば、４０００万の物件を売れば売主から３％、買主から３％。

合計６％（２４０万円）の手数料が入るのです。

これを業界用語で「両手取引」と言います。

中古住宅の場合は、その物件の持ち主（売主）が、どこか不動産会社（A社）に仲介を任せて販売価格を決めていきます。

このA社が自分で買主を探せればよいのですが、現実には難しいのでA社はさらに様々な不動産会社に仲介を依頼します。（買主を探してもらう）

そして、ある不動産会社（B社）が買主をみつけてきます。

この場合は、B社は買主から手数料3％をもらい、A社は売主から手数料を3％もらいます。

これを「片手取引」と言います。

つまり、新築物件よりも中古物件のほうが手数料が少なくなるため、新築を勧めるのです。

またリノベ済み物件は「両手取引」になります。

リノベ物件はリノベ会社が中古物件を買い取って、自社でリノベをし、売主になります。

リノベ済み物件を市場に出し、不動産会社（C社）はその物件の買主を探します。

C社は皆さんのような中古物件を探している人に、リノベ済み物件を買ってもらえれば、売主であるリノベ会社から3％、買主から3％の「両手取引」になるのです。

不動産営業マンは常に営業成績を求められ、歩合制で給料が決まるため、より利益がでやすい売り方を考えています。

皆さんに建売やリノベ済み物件ばかり紹介してくる営業マンがいたら、早々に関係を絶ったほうが良いです。

なぜならその営業マンは皆さんの幸せよりも自分の利益を優先しているからです。

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＜編集後記＞

皆さん「アイスマラソン」ってご存知ですか。

北極圏を４日間かけて１００ｋｍ走るマラソン大会なのですが、

北海道でも陸地ではない結氷した上を走るマラソン大会があるんです。

場所は別海町。

冬の間は流氷が押し寄せて、前面が凍り付く野付半島という独特の景色になるそうです。

北極冒険家の荻田泰永さんと、トライアスロンの白戸太朗さんが監修した大会です。

それにエントリーしようかなーっと考えています。

局地では汗の処理が身体の冷えと疲労にすごく重要で、雪山に登るときは、発汗した水分を早く衣類の外に出せるように、考えられた重ね着をします。

雪山登山でそうしたノウハウがあるので、比較的準備なども楽そうなんで笑

僕は雪山が一番好きです。

あの、白と青と自分しかいない世界！

それを求めて毎年雪山に通いつづけていますが

このアイスマラソンもそんな風景が見られるのかなと期待しています