皆さんこんにちは。

駿河屋九代目の一桝です。

このブログは公開予定日時を設定して、17日午前１０時から公開しております

ですので、昨日のブログを読んでくださった方はご存知だと思いますが

今現在、僕は富士山で運がよければご来光を拝んだあとということになります。

運良く素晴らしい日の出を拝めているといいんですけどね～・・・。

さてそれでは

今日は先日の｢もしも日本の畳がなくなったら｣の（３）をお送りいたします。

いよいよイ草農家さんのお宅をご案内頂いたときのことをお話ししますね。

作業場には丁度、ツバメの時期で、たくさんのツバメが行き来していました！

やはりツバメは縁起物。大切にしてるんですね～。

なんだか嬉しくなってきます。

巣の下にはフンを防ぐ為に傘が！

これが天然泥染めをして乾燥させた正真正銘、熊本県八代産のイ草です。

畳表の品質は、イ草を育てる環境から、機械での色の選別、人間の目視など４回から５回のチェックを行って、初めて畳表として織る｢織機｣にかけられます。

このように、機械での選別作業の後も手作業、目視作業でチェックを重ねていきます。

織り上がったあとも、再度入念に丁寧に確認を行います。

日本の畳は本当に手間暇かけて、生産者の方々もプライドを持って作られているのをとても実感致しました。

僕はずっとずっと、畳イ草の産地へ行きたかったのです。

これだけ減ってしまった国産のイ草をつくっている人たちは、そこで何を想い

何を考えこの産業を支えているのか。

本物をつくっている人はそこにどれだけいるのか。

海外でつくられた偽物ではなく

そうした創り手の想いのこもった本物を、お客様に提供したかったからです。

畳メーカーに産地に行かせて欲しいとお願いしても、ずっとなんだかんだはぐらかされました。

一度、「ご案内します」と言ったにもかかわらず、まったく相手にされないことも・・・。

それは、大手の健康食品メーカーが健康畳を出しているところへ納めているメーカーでしたが

とてもいやな気持ちになりました。

当然、普通の畳屋さんにお願いすることではここまでたどり着くことは１００％不可能でした。

また、他の健康畳をうたっているメーカーも１００％開示してくれません。

長年にわたり、何度もお願いしてもそれは叶いませんでしたが

｢畳屋道場｣の鏡社長との出会いで、実現することとなったのは

本物を追求し、必ず確認したものを提供したいという想いの私たちとしては

本当に嬉しいことであり、感動そのものでした。

この次は、国宝の青井阿蘇神社に納めた畳表をつくった方の生産者様の現場を拝見させていただきました。

次回のブログはその状況をお伝え致します！
お楽しみに！

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