最近の山は結構携帯電話が繋がると
言われていますが、意外と繋がりません。
秩父や奥多摩あたりの山でも
高尾山から陣馬方面に歩いても
携帯がつながらない場所は結構あります。
登山道をあるくハイカーであれば
無線機は大げさと感じるかもしれませんが
登山道をあるかないバリエーションルートをいく登山には
アマチュア無線の資格取得と
ハンディ無線の携行は
山をやる人の責任として重要です。
目次
登山に無線機はなぜ必要なのか
一般登山といわれる登山道歩きを卒業して
バリエーションといわれる登山道を通らない
山登りをするのであれば
アマチュア無線の資格取得と
無線機器の携行は必須といえます。
バリエーションルートは
登山道を通らない為に
他者と接触するケースも低いですし
危険のレベルも全く違ってきます。
自分自身の身を守る為にも
危険なバリエーションルートを行く
登山をするものの責任として
アマチュア無線機を携行することは必要です。
無線機を携行するメリット
丹沢や奥多摩などの
比較的都心から近い山の
登山道を歩いていても
携帯電話がつながらない事が多々あります。
山の形状や谷間の深さなど
理由は様々です。
携帯電話が繋がれば必要ありませんが
稜線上で繋がっていても
転落した場所、迷った場所でも
つながるという保証はありません。
アマチュア無線を持っていたとしても
必ずしも繋がる保証もありません。
谷間であれば稜線上に出なければ
アマチュア無線が繋がらないかもしれません。
どちらが有利とかいう問題ではなく
携帯電話とアマチュア無線機を両方携行し
お互いを補完しあうように使うことが
一番の理想です。
また、自分自身の為だけでなく
他者の救助活動にも使えるというメリットもあります。
アマチュア無線の取得方法
誰にもわからないからといって
アマチュア無線のハンディ機を購入して
使用すると法律違反です。
ある大学の山岳部が遭難騒ぎを起こし
その際に携行していたアマチュア無線で
救助を要請しましたが
無免許だったために
救出後に書類送検されたケースもあります。
資格は必ず取得して機器を購入してください。
一般的にアマチュア無線と呼ばれている
資格取得コースは下記のようなものです。
第四級アマチュア無線技士標準コース(2日間)
法規6時間、無線工学4時間の授業の後、
修了試験に合格するとアマチュア無線の免許が取得可能。
受講料等は22,750円
小学生でも合格できる資格ですし
選択問題ですので
是非挑戦してみてください。
無線機の選び方
4級免許取得者が使える無線は
5ワット程度の出力のアマチュア無線機が
使用出来るようになります。
これは、免許の必要のない
特定省電力無線と言われるものの
およそ500倍の出力もあります。
周波数帯は2種類ありますが
デュアルタイプと言われる
144MHz帯と430MHz帯の
両方の電波が飛ばせるものがオススメです。
機能的には防水、SOSストロボ発光 GPS等
様々な付加価値がついているものがありますが
なるべく軽くてシンプルなものがオススメです。
スペアバッテリーは中国製の
安価なものが流通していますので
そちらで十分です。
私は携帯する負担を減らす為に、
限りなく機能も少なくシンプルで
小さいものを選びました。
Yaesu VX-3 \23.000
430MHz帯と144MHz帯の使い分け
デュアルタイプの無線機では
それぞれ電波の特性が違うので
送信する状況によって使い分けます。
430MHz帯は光のように
ほぼ真っ直ぐにしか飛びません。
見通しの良い稜線上では430MHz帯が良いです。
144MHz帯は多少まわりこんで
電波が飛ぶ特性があるので
稜線から下がった場所では
144MHz帯で送信すると良いです。
非常時の通信方法
アマチュア無線には「呼び出しバンド」と呼ばれる
周波数があります。
アマチュア無線の待ち合わせ場所のようなものです。
つまり、不特定多数に呼びかける場合に
その周波数で発信し
通信相手が決まったら
別の周波数へ移動するという事です。
144MHz帯では145MHz
430MHz帯では433MHz
というように決まっています。
この「呼び出しバンド」へ周波数を合わせ
非常通信を発信すれば
この周波数でワッチしている人
「ワッチしている人」とは
「呼び出しバンド」に周波数に合わせて
受信状態で待機していて
誰かが送信してくるのを待っている
アマチュア無線愛好家の皆さんの事です。
ワッチしている方が非常通信を聞き
麓の警察などへ捜索の為の連絡を
して頂くということが非常通信の流れです。
具体的な発信方法は
「非常 非常 非常 こちら〇〇〇〇〇〇(コールサイン)」
をつげ、反応があった場合には
非常通信であることを告げ
他の周波数に移動して会話を継続します。
複数台で「集中」をやる
グループでアマチュア無線機を
何台か扱える人がいると
集団登山の方法で楽しい「集中」で使えます。
集中とは、どこかの山のとある場所に
集合する日時を決めておいて
各パーティーごとにルートを変えて
当日集合するという遊びのようなものです。
沢から行ったり、登山道から行ったり
岩登りから行ったりと
当日はかなり盛り上がる遊び方です。
無線があると、前夜の山中での宴会で
パーティーごとにカラオケ大会をやったりと
それはそれで楽しい遊びが出来ます。
まとめ
アマチュア無線の資格取得は
面倒だと思うかもしれませんが
試しに参考書を開いてみてください。
とっつきづらい言葉が沢山並んでますが
言葉の意味よりも、
回答パターンとして暗記すれば
合格には十分です。
携帯電話やGPSとともに
無線を持って行くと大きな安心に繋がりますし
他者の救助にも活用することが出来ます。
山で遊ぶものの最低限の責任として
アマチュア無線資格の取得と
ハンディ無線の携行をおすすめします。
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<編集後記>
予定では今日、山から下りてきます。
昨日の夜は避難小屋でキムチ鍋
金曜に当社の畑で採れた白菜とネギを担ぎ上げてます。
11月は雪もないし、沢は寒いし
なんだか中途半端な季節で
どこの山にいったら良いかわかりません。
12月はいよいよ雪山シーズン開始です♪
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