新建材と呼ばれる合板などのフローリングや
ビニールクロスなどを住まいづくりで使うのは
専門家に提案されたままに使うのではなく
特性や影響を知ってから
自分自身で主体的に決めることが大事です。
それは食品添加物の害を知ったうえで
日々の食事にちゃんと気を遣うことと
とても似ています。
木材は燃える
木造住宅は火事に弱いと思いがちですが
木材は260度くらいでくすぶりはじめて
600度くらいで発火しますが黒い煙は出ません。
木材が完全燃焼すると
白い煙が出ますが、それはほぼ水蒸気です。
新建材と火災
新建材を多用した住宅は火災で
どのような物が発生するかというと、
火災による熱分解によって
有毒ガスが発生するものがあります。
最近の住宅の火災実験映像などは
黒い煙が沢山でていて炎が見えない物が多いです。
黒い煙は不完全燃焼による
一酸化炭素や炭素を大量に含んでいるものです。
一酸化炭素は空気中に4%を占めると
人間は死んでしまいます。
新建材は石油を使った高分子素材も多く
150度ぐらいから熱分解がはじまって
ホスゲンや生産ガスの発生を伴います。
また有毒ガスは引火性のものも多く
可燃物に一瞬に引火する可能性もあります。
新建材はどれが危険か
新建材といっても様々なので
どれが危険だということは言えません。
しかし、住宅の気密化が進み
最新技術を多用して
難燃材を使った家も人間の技術革新のたまもので
私達現代人はその恩恵にあずかることのほうが
むしろ多いかもしれません。
しかし、1つ知っていなければならないのは
まだまだ新建材を使った家に住み始めた経験が
浅いということです。
それでも新たな新建材が続々と開発され
専門家に任せているとどんどん家の中に入ってきます。
新建材と食品添加物の問題は似ている
新建材を住宅建築に使う場合には
ある程度市場に出てから時間のたっているものを
選ぶことがとても大切です。
法律は問題が起こって初めて改正されます。
なので、市場にでてからまだ日の浅いものは
なるべく避けることが大切です。
また、新建材における人体への影響を
ちゃんと知った上で、選択するという
主体的な家づくりが重要です。
新建材や自然素材のメリットやデメリットを
両方とも理解したうえで選択すること。
安いから、便利だからと何も考えずに
コンビニの弁当を食べるのではなく
身体に対する害の可能性を知った上で
利用していくことが大事だと思いますし
それは住まい作りでもまったく同じなのです。
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<編集後記>
今日は母の日です。
午前中はつちからの会の田んぼ学校の田植えを行い
午後は会社で残務処理をしています。
大人になって、子供が出来て、
初めて親の気持ちを実感してから
なるべく両親に顔を見せる機会をつくるようになりました。
これからケーキを買って、家族で実家に顔を出してきます。
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