皆さんこんにちは。

 

 

自然素材・天然素材の老舗

厳選素材住宅の駿河屋　九代目の一桝です。

 

 

先日の土日は初めてのこころみである、広葉樹の伐倒・製材見学会へいってきました。

 

当社が広葉樹の取引をさせて頂いている南会津の製材所さんが主宰する｢伐倒・製材見学会｣

 

この南会津という地はとっても素晴らしいところなんですよ！

 

 

僕が山が好きなことは、このブログを読んでいる皆さんは十分ご存じだと思いますが

 

その大好きな山域が、山形の飯豊と福島の南会津なんです。

 

どちらも山深く、豪雪地帯、そしてなにより日本の原風景が残っている場所なんです。

 

特に、山は植林されたような山ではなく、広葉樹の原生林が残っており、

 

広葉樹故に、針葉樹にはないもの・・・・・。

 

 

それは紅葉なんですね～！

針葉樹の森はこうはいきません。

 

 

 

今回はその紅葉最盛期にピッタリとはまった時期に、
大好きな南会津を訪れることができました！

どうですかこの素晴らしい紅葉！なかなか他じゃ見られません。

 

しかも、観光客なんてほとんどいません。

大混雑で渋滞のどこぞの観光地や、人ごみで動けないどこぞのお寺とは違います。

 

秋の風の香りを全身で感じながら、満喫することができたのは、本当に運が良かったです！

 

 

 

木材は人工的に乾燥させたものではなく、自然に乾燥させたものが、
香りや風合い、そして強度も強いことはもうご存知だと思います。

 

なので僕たちは天然乾燥の木の良さを、見える形でお客様にお伝えして、
出来るだけ採用していただいているのですが、
広葉樹に関して言えばもともとは北海道産のものを採用させていただいておりました。

 

しかし、以前のブログでも書かせて頂きましたが、
そちらは残念ながら商いを辞めてしまった為に、
東北方面を色々と訪れながらずっと探していたのですが、
なかなか良い木に巡り合うことができませんでした・・・。

 

そこであるご縁でつながったところが、この南会津。

 

僕の大好きな山域でもあるし、南会津は放射能の影響もありません。

 

しかし、｢フクシマ｣ブランド故に、風評被害もすくなからずある場所です。

 

そうした想いのある地域、大好きな環境で育った木を応援しながら、
大切な皆様にお届けしたい。
そんな気持ちで取引を続けさせて頂いております。

さてさて

 

僕たちが丸太で購入している木の乾燥状況を確認する為に、
朝5時に起きて現地に向かいました。

 

こんな紅葉のタイミングが良い時期は久しぶりなので興奮します！

 

 

 

 

 

現地に到着し、当社の丸太を製材して天然乾燥している状況を一通り確認しながら、
今後のお客様への提案を考えます。

 

 

 

 

 

乾燥状態は想定通りの様子で安心しました。

 

画像は姫子松という種類ですが、松特有の油の強さがありませんし、とても素直な木です。

 

また、この姫子松にはネロリドールという成分が含まれており、

このネロリドールは、女性ホルモンの作用を促す効果があると言われております。

 

乾燥状況も良好ですので、この冬から早速お客様にご提案始めます！

 

 

夕方はこちらで、明日の伐倒の流れや、伐倒する｢楡｣（ニレ）の木について勉強しました。

 

 

杉や桧などの針葉樹は、枝振りが大きくないので、決めた方向に倒すことが可能ですが

 

広葉樹は立派な枝振りのものがほとんどですので、倒す方向が毎回違ってきます。

 

また倒したあとに枝の状況から動くことも考えられるため、細心の注意が必要なようです。

 

決まった方向に倒せる針葉樹にくらべて、広葉樹はこうした面でも手間がかかるんですね。

 

 

明日、伐り倒させて頂く楡（ニレ）の木はこちらです。

 

推定樹齢110年と伺っております。

 

 

当日はこちらの宿に皆さんと宿泊して、会津の美味しいお酒で夜更けまで親睦を深めました。

 

 

 

画像は囲炉裏で岩魚を焼いているところです。

岩魚の骨酒を少々呑みすぎてしまいました・・・。

 

続きは次回！

 

 

 

 

 

 

 

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