先日は本当に久しぶりに
16歳の息子と2人で食事に出かけました。
このブログの「家族について」を読んだ方は
既にご存じだと思いますが
このカテゴリーは「僕」の「家族」について
関わることが書かれたブログです。
カテゴリー「家族について」
たぶん一般の「家族」に対する住宅論が
ここで書かれていることを期待してクリックし
「なーんだ」と思った方もいるのではないか
といつも思っていて、ちょっと申し訳無いカテゴリーです。
でも、子育てって僕たち両親も初めてじゃないですか。
そこで右にいったり左にいったりしてぶつかって
時には躓いて子育てがうまく出来ない人は
僕だけじゃないと思っています。
なので、そうした子育てに悩んでいたり
少しうまく行かなかったり
今はいいけど将来の思春期の子育てに
少し不安をもっているような
子育て世代の人に読んでいただき
自分だけじゃないんだって事を知ってもらったり
少しヒントになるような内容になればいいなぁと
そして、将来僕の子供たちが
このブログを読むことによって
「親父も自分と色々悩む同じ人間だったんだなぁ」
と気づいてくれたらそれでいいかなと
そんなつもりで書き綴っています。
関係改善しつつある「息子」との関係
繰り返しになりますが
僕は「跡取り」という事を意識しすぎた為に
事業承継について押しつけをしていたのだと思います。
それによって息子の距離はだんだん離れ
僕が遊びに誘っても、食事に誘っても
なかなか渋るようになっていました。
それも最近は少しずつですが良くなってきた
感じをうけていたので、
妻と娘が留守になるタイミングを見計らって
2人で食事にいかないかと声をかけてみたのです。
関係修復が不安な時に誘う勇気
親父が息子に気を遣うのは
なんだかおかしな話しですが、
親である以上、息子との関係は大切にしたいですし
息子もそれを望んでいるはずです。
すれ違った気持ちは少しずつ元に戻り始めたのですが
「2人で食事にいかないか」
となかなか言葉に出して言えませんでした。
それは、「きっとまた断られるのではないか」
「断られたときにまた寂しい気持ちになりたくない」
という自分の勝手な弱い感情だけでした。
なんとも情けない話しです。
でも、先日は自分なりに勇気?を出して
息子の大好きな「ステーキ」をエサにして
「2人でステーキを食べにいかないか」
と言ってみると、あっさり「うん」という
返事が返ってきました。
妻に報告すると
「よかったね」と笑ってくれました。
地元のステーキ屋へ
店に向かう最中も
こうして2人並んであるく事が
本当に久しぶりだなぁと感じました。
今では僕より大きくて
僕が少し見上げながら話す感じです。
昔は細い腕と首に頼りなさを感じましたが
今では僕よりもたくましい青年に育ちました。
2人の会話は
2人は沈黙が続くのかと思いましたが
思ったより息子のほうから話しが弾みました。
今の野球部のこと
運動会の棒倒しのこと
勉強のこと 等々
僕のほうもあまりうるさい事は
一切言わないようにしながら
息子の話を「そうかそうか」と聴き役にまわりました。
その中で
同級生で中学から一緒に野球をしてきたW君が
2年生で野球部を辞めて受験に本腰を入れるか
迷っているという話しでした。
彼は同級生の中のエースで
野球部でも期待されている人材ですが
勉強も得意で、将来行きたい学校を
本気で目指したいということのようです。
そこで
「野球部の仲間はなんていったのか」
と質問したところ
「辞めないでくれとは誰も言わなかったよ」
と話してくれました。
僕は息子の高校の入学式に行ったのですが
(関係修復のために頑張っています)
そのときに生徒会の会長が挨拶したのですが
その挨拶の内容が
今まではまわりが決めたことを守ってきたと思うが
これからは自分が選択することが多くなる。
高校生活は自ら選択する3年間として欲しい
というような事を言っていた話しをしました。
W君は自分の未来を考え自ら選択しようとしている
良い友達というのはそうした時に「応援」するもの。
そして自分自身も
目の前の楽しさだけを追わずに
将来、未来を考えて自ら選択していかなければならい
という話しをしました。
野球部も続けたいし
生徒会でリーダーシップを発揮したい
しかし勉強もしなければならない
今の息子はこの三つの中で
葛藤しているようでした。
そもそも
そもそも僕の息子は僕なんかの青年期よりも
比べものにならないくらい真面目です。
なので少し心配になるくらいですが
会話をしていても、あまり変なことも言わないので
それほど心配はもういらないのかな
と感じました。
彼が「これで良かったな」と
人生を振り返って思えるような
そんな人生を歩んでくれたら嬉しいです。
2人で400gのテキサスステーキは
美味しさと嬉しさがまざった味でした。
2人でぺろりと平らげて
「なんだか物足りないねぇ」などとやせ我慢をいいながら
自分より胸板が厚くなった息子を
頼もしく感じた夜でした。
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<編集後記>
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
幸せの住まい作り最初の一歩を間違えない為の
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