中古戸建て住宅をお考えの皆さん。
現行の新耐震基準を
満たした建物かそうでないかは
昭和56年6月に建築確認を
取得したか否かで決まります。
この建物を
「新耐震基準に適合した木造住宅」
としています。
しかし
木耐協の調査で新耐震基準の木造住宅でも
柱の接合部は65%が”釘打ち”程度である
との調査報告が公開されました。
集計対象の住宅
木耐協で調査した建物は20113棟にものぼり、
期間は平成18年から平成26年までの期間。
昭和25年から平成12年の5月までに
着工された木造在来工法の
2階建て以下の住宅です。
接合部とは
接合部とは、
「土台と柱、梁と柱」の部分のことであり
金物での取り付け状態を
以下の4段階に区分しています。
平成12年 現行基準相当
羽子板ボルト、山形プレートVP、かど金物CP-T、CP-L、込み栓
ほぞ差し、釘打ち、かすがいなど(構面の両端が通し柱の場合)
ほぞ差し、釘打ち、かすがいなど
柱の接合部の仕様の変化
以下が木耐協の報告にあるグラフです。
新耐震基準と言われる
昭和56年以降に着工した住戸でも
接合部Ⅱの仕様で施工されているのは
わずか20%にとどまっています。
昭和56年の新耐震基準以降の建物は
年々改善傾向にありますが
約半数は柱の接合部が
釘打ち程度ということです。
実際に耐震性能はどうなのか
柱の接合部が「釘打ち程度」の割合が
まだまだ多い状況はわかりましたが、
実際にこの状態で昭和56年6月以降に
建築確認を取得した建物は
耐震性能は問題ないと言われてきましたが
実際にはどうなんでしょうか。
木耐協の調査では、
耐震性能も、現行の基準の1.0(縦軸)に
年々近づきつつありつつも
実際には達していないという
調査結果となっております。
新耐震基準以降の建物でも
耐震性能1.0を満たしていない理由は
柱の接合部が「釘打ち程度」
となっているからだと言います。
耐震診断結果
耐震診断結果
木耐協が調査した物件(昭和56年以降築)
耐震性能別に区分した円グラフです。
調査結果では85%の住宅が
現行の耐震性に問題ありという結果となりました。
まとめ
今回の調査の結果から
昭和56年6月以降に
建築確認を取得した建物は
耐震上、ひとまず安全である
という事が覆される事実となりました。
原因は柱の接合部に正しい金物が
使用されていないということが原因です。
中古の戸建て住宅を購入する際には
建築確認取得年月日で
新耐震基準の建物か判断するとともに
柱の接合部が確認できれば
確認を行い、耐震診断を実施することが
より安心、安全な建物の購入に
とても大切だということがわかりました。
しかし柱の接合部は、構造体のために
壁を部分的に解体するなどが必要です。
中古物件の内覧当初で
解体調査を行うのは非常に困難です。
売り主側への条件として
事前に確認を行わせて頂き
リノベーション(フルリフォーム)費用を見積もっておくことが
中古住宅購入には大切です。
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<編集後記>
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