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昔の木材と今の木材の違い

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先日は、「今の住宅と昔の住宅の違い」をお話し致しました。

 

今日は、昔の木材と今の木材の違いをお話しします。

 

 

木は、伐ったばかりの生木の状態だと、

 

反ってしまったり、割れてしまったりと、

 

住宅の建材として、非常に扱いづらいものです。

 

 

ですので、使用する前に、しっかりと乾燥して

 

含水率を30%から20%まで下げることが必要です。

 

 

さて、この木材の乾燥ですが、

 

 

木には人工乾燥と天然乾燥があるのをご存じでしょうか。

 

 

人工乾燥は機械(釜)に入れて強制的に乾燥させること。

 

人工乾燥の技術は、大正時代に海外から導入された技術です。

 

 

天然乾燥は、自然の状態で数年間、保管しながら乾燥させること。

 

これは昔ながらの方法です。

 

 

 

このように、木材を乾燥させるには、この二つの方法があります。

 

(厳密に言うとさらに細分化されます)

 

 

特徴は、人工乾燥を行うと、木の本来持っている油が抜けてしまい

 

色つやや香りが劣ることや、木材本来の強さ(粘り)が無くなること

 

重量も驚くほど軽くなります。

 

 

なんとなく、ウエハースのような乾燥イメージ

 

粘りが無いので、限界まで行くとポキリと折れます。

 

外部からしっかり乾燥していくので、表面が割れることは

 

ありませんが、内部にしわ寄せが行き、

 

内部が割れていることがあります。

 

 

切断すると、内部に空隙が出来ているので、

 

叩くとポカポカとなんとも言えない頼りない音がします。

 

粘りが無いということは、構造体の筋交などに使用した場合

 

余震などに弱いと私は思っております。

 

 

 

 

では天然乾燥の木材はどうでしょうか。

 

 

自然に乾燥させていくので、木の本来もっている油が抜けることはありません。

 

木材は重く、しっかりしており、粘りが強く、人工乾燥木材にくらべ

 

曲げに対して何度も復元しようという力が働きます。

 

これを「粘り」と言います。

 

ですので、構造材の筋交などには最適だと考えます。

 

 

当然、乾燥課程においては内部が割れることはありませんが、

 

代わりに外部が割れることがあります。

 

 

しかしこの外部の割れが、強度に影響しないことが知られています。

 

 

さらに、割れるところを最初に決めてしまうこともあります。

 

これを「背割り」といいます。

 

 

 

人工乾燥木材は、外部がしっかりと固まっているイメージ

 

なので、現代の一般的な住宅である金物工法には

 

どちらかと言うと、向いていると思います。

 

 

なぜなら、外部にビスを打って止める工法だからです。

 

しかし、芯が弱いので、伝統的な軸組工法は

 

出来れば避けたほうがいいでしょう。

 

 

伝統的な軸組工法での住宅を望まれる場合には

 

芯までしっかりしている天然乾燥の木材を使用することをお勧めします。

 

 

 

そんなに天然乾燥がいいなら、木材は全部天然乾燥にしたらどうか?

 

と思うのが普通ですよね。

 

 

でも林業は、不採算産業と言われ、国の補助金がなければ成り立たない産業です。

 

木は伐ったらすぐに出荷して、乾燥して、製品にしなければ、お金にならないのです。

 

2年も乾燥の為に置いておいたら、資金がまるまる2年必要になりますし

 

乾燥するための倉庫も必要になっていまいます。

 

それに耐えられるだけの産地や製材所はごく一部を除いて

 

ほぼ無いといってもいいでしょう。

 

 

先日、私が墨田区の講演で、実際の人工乾燥材と天然乾燥材を

 

持って行き実際に見比べて頂きました。

 

皆さん、「こんなにも違うのか!」と驚かれていました。

 

美術品と同じで、本物を見ると、偽物との違いに驚きます。

 

《あとがき》

 

そういえば、社長の「自然素材住宅論」だったのに

 

いつもまにか「厳選素材住宅論」になっている!

 

とお気づきの方

 

スルドイですね・・・。

 

実は、前々回くらいに名前を勝手に変更しました。

 

ある方から

 

「一桝さんのやってるのは、自然素材の中でも厳選素材だよね」

 

とおっしゃって頂いたからです。

 

自分では全く気付きませんでした。

 

たしかにより良い素材を求めて西や東にかけずりまわってます。

 

メルマガで有名な「まぐまぐ」では、

 

「自然素材住宅塾」というメルマガを最近発刊しましたが

 

「自然素材住宅塾」よりもさらに詳しいのが

 

「厳選素材住宅論」ですのでご安心ください。

 

 

明日はいよいよ、恒例の植林ツアーです!

 

筑波大学から当社のインターンとして来てくれている

 

たけちゃん(女子)も一緒です。

 

彼女は芸術学部で木工?木彫?専攻のアーティストですが

 

「創り手」にものすごく興味があるようです。

 

「創り手と住まい手を繋げる」当社にはピッタリですね

 

植林ツアーに参加される皆様、

 

現地では、たけちゃんを宜しくお願い致します。

 

 

 

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