先日は韓国テレビ放送からお電話を頂き
弊社の取材をして頂きました。
韓国テレビの李さん
2泊3日で韓国から取材にいらした
李さんほか2名のカメラマンの方々ですが
残念ながら、工事のタイミングは
自然素材、天然素材をふんだんにつかった
工事工程にたっしているお住まいは
ありませんでしたが、
色々とお話しをすることが出来ました。
今日は、取材頂いた時のお話しをします。
目次
韓国のシックハウス事情
以前から同業より、韓国の住宅産業も
現在、シックハウス症候群の問題が
増えていることを聞いて知っていました。
実際に取材の依頼があった際に
韓国のシックハウス事情を
ウエブで調べて見ると、
YouTubeでの映像で
以下の映像が見つかりました。
2013年10月11日に公開
倒れる電柱とシックハウス建材、そして近くしで韓国版「癌症村」
内容はタイトルの通り、以上の三つですが
0:01:40 あたりからシックハウスのニュースになり
日本後で翻訳されてますので
是非ご覧下さい。
内容はおおよそ以下の通り。
シックハウスの空気質検証制度が導入された背景は
最近、新築住宅で呼吸困難や皮膚疾患といった
症状に悩まされるシックハウス症候群が増えて
問題となっているようです。
政府は2013年から過去9年間に
製造販売された建材の検査をしたところ、
約8%の資材から、最高で基準の21倍以上の
有害物質が検出されたというもの。
その中で、塗料が一番多く
次に壁紙と床材からの検出が多かった。
主にトルエンとホルムアルデヒドであり
トルエンが基準値の21倍以上。
TVOC(総揮発性有機化合物)も基準値の
9倍以上が検出されたそうです。
こうした物質は、呼吸器や皮膚疾患
中枢神経に悪影響を与えることが解っていますが
韓国の環境省では、新築やリノベーション(フルリフォーム)を行った直後は
室内温度を30から40℃に高めながら
換気をなんども行う、
いわゆる「ベイクアウト」を何度も行い
基準を超えていない住宅でも
ひと月くらいは換気を何度も行うように
呼びかけている
そして
建築資材を流通させる前に
有害物質を放出させる試験を行い
基準適合証をつけさせるという制度改善を高じている
というニュース動画でした。
室温を上げて、化学物質を早く揮発させる
「ベイクアウト」ですが、実はホルムアルデヒド以外の
物質にはあまり効果はないという意見もあり
「やらないより、やったほうがいい」という程度だと
言う人もいます。
宿泊体感型モデルルーム「空まめの木」での取材
取材では、「宿泊体感型モデルルーム『空まめの木』」の説明と
具体的に施工をどう行ったかを詳しく質問に答えていきました。
このモデルルームは、
自然素材、天然素材と言われる建材で
リノベーション(フルリフォーム)、リノベーション、新築を行った場合に
どのような空気感になり、
どう心地良いのかを
実際に宿泊して体感して頂く空間です。
宿泊日記(画像をクリックすると拡大します)
また、アトピーやぜん息などの疾患のある方は
改善を体感出来るように延泊が可能になります。
普段はマクロビやオーガニック、発酵などを
コンセプトにした料理教室や
ヨガ教室やセミナー、ワークショップ
アトピー関連の方の集まるサロンなどが
開催されていて、利用規約を守って頂ければ
どなたでもレンタルルームとして利用可能だと
説明させて頂きました。
僕の姉は、東北の農家に嫁ぎました。
農家では、農薬を使って大きくサイズの揃った野菜を
農協へ納めています。
しかし、僕の家に送ってくる野菜は
曲がったり小さかったり
無農薬の野菜を沢山送ってくれます。
そして、姉自身の家でも無農薬野菜を食べています。
初めてその事実を知ったときは
なんとなくしっくり来ない気持ちがありましたが
その後、食品業界の裏側を知る事により
「本当に欲しいものを作っている人」は
世の中にどれくらいいるのだろうか。
という疑問が芽生えてきました。
そうしたときに会社員時代、ゼネコンで働く僕は
自身の働く建設業界を振り返りました。
そこで改めて
農家や食品業界と同じように
建設業界の僕たちは
新建材の住宅を沢山建てながら
一部の「知っている人たち」は
木材や自然素材、天然素材を多用した
心地良い住宅に住んでいることに
改めて気付いたのでした。
そこで僕は、本当に自分のほしいものを
お客様に提供したいと思い
材木業の強みを生かしながら
実際に体感できる空間を作ろうと思った。
そうお話ししました。
合板や一般の接着剤を
使用せずに、膠(にかわ)という
動物のコラーゲンを使用しました。
塗料も食品である荏胡麻を使い
畳は熊本八代の有機農法の天然泥染め。
木材は全て機械で乾燥させず
数年かけて天然に乾燥させたもの。
壁は自然素材100%の
稚内地方の珪藻土と白土。
土壁は小豆島と教徒から持って来た土を
藁、スサなどを海草糊と使い施工しました。
キッチンなどもステンレスと無垢の杉で仕上げ
天井の布は澱粉、タピオカを使った糊で
施工しました。
女性はたいがい、「眠くなる」とおっしゃいます。
住宅が要因で症状が現れている方については
延泊することで症状は必ず緩和します。
以前、アトピーが突然発症して
痒くて2時間しか寝られないという女の子と
そのご両親がご相談にみえ
実際に宿泊体感をして頂きましたが、
数日後のチェックアウト時には
アトピーは消えてしまっていました。
現場での取材
翌日は現場での取材をして頂きましたが
月例伐採、葉がらし天然乾燥の
天竜の杉をフローリングにし
壁は布クロスやイグサクロスを使用し
稚内産の厳選珪藻土を使用する
H様邸にご案内しましたが
丁度、下地処理中で
実際の素材をお見せすることは
出来ませんでした。
韓国の取材班が現場にいらしたときに
まず第一声が
「なんで誰もマスクをしていないんですか!?」
ということで
僕もビックリしたのですが、
韓国では昔から建築現場では
マスクをするのが当たり前だということ。
日本の建設業界でマスクを付けるのは
粉塵などによるじん肺の健康障害から
身を守る時や、塗装の時だけだと
お話しさせてもらいました。
また、韓国のシックハウスも問題ですが
実はコンクリートに規定以内なら混入させても
大丈夫だった「廃材のタイヤ」が
実は非常に有害で、社会問題となっている事や
住宅の新築サイクルは
鉄筋コンクリートでも20年や30年で
解体してしまうことなど
韓国の住宅業界の問題点を
伺うことが出来ました。
おわりに
韓国のテレビ局の取材を受けて
自社の取り組みを再認識したことと
経済発展と健康障害の関係性を
認識させられました。
発展途上国にいけば
アレルギーやアトピー
シックハウスや化学物質過敏症が
改善されてしまうことをみても
こうした身体への影響を
正しく発信しながら
困っている人へ届けることの大切さを
改めて感じました。
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<編集後記>
村上トライアスロン、無事に終了しました!
海のうねりも高く、色々と大変でしたが
無事に完走することが出来ました!
これからは冬山のシーズンです。
昨日から徐々に負荷を上げて
トレーニング再開です。
スーパームーンがランニングコースから良く見えました!
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
幸せの住まい作り最初の一歩を間違えない為の
★産直の厳選素材住宅 自然素材住宅・珪藻土・無垢の木なら創業1657年 駿河屋
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